27.レイの過去
投稿日:2025/12/7
「レイ先生〜 こことか野宿に適してそうじゃない? 街道から少し離れていて、少し開けた場所だよ。」
1人で駆け回り、野宿に適した場所を見つけ、レイ先生を呼ぶ。
「はぁ…はぁ… こ、ここ? 確かに、み、見晴らしもいいし、地面がしっかりしているからテントも安定しそう。 今日はここで一晩過ごすので良いよね。 私…イブちゃんの速さに追いつこうと必死で疲れちゃった。 私のポーチの中にテントあるから出してくれる? 私は、呼吸が落ち着いたらご飯の準備するね。」
息を切らし追いついてきたレイ先生は辺りを見回し、そう言った。
レイ先生のポーチを覗き込み、中の広さに驚きを隠せず思わず声が出てしまった。
「これがポーチの中だなんて…ありえないよ。」
おっと、また口から漏れ出てしまった。
ポーチの中は1つの部屋程の大きさで、沢山の物が入れてあったが、決して散らかっているわけでなく、整理整頓された綺麗な部屋だった。 …あ、ポーチだった。
ポーチから、既に組み立てられたテントを取り出し、横に置いてあったペグ見たいなものでテントを固定した。
設置して見て気がついたが、私とレイ先生2人で寝ても十分な大きさがあり、テントの底は柔らかいクッションでできていた為、硬い地面で寝ている感覚を感じさせない使用だった。 …私の想像していた野宿ではない気がする。
しかし、今日1日中歩いて疲れているレイ先生にはしっかりと休んで貰いたいので、こんな快適な野宿も悪くは無いよね。
「イブちゃん〜 ご飯出来たよ~ あ、でも…今回は私1人で料理したし、簡単なものにしたから…美味しくないかも…」
テントを設置し終え、数分後レイ先生から呼ばれた。
私が、レイ先生のポーチに驚いている僅かな時間で料理をつくりあげてしまった… レイ先生自身は「料理に自信が無い」と普段から言っているのだが、毎日のようにお母さんと料理を作っているので、当然レイ先生の料理レベルは上がっている。 つまり…よく聞く、レイ先生の謙遜。 何時ものだね。
レイ先生はそう言っているが、美味しご飯が出てくるのは保証されているので、私がレイ先生の下に向かう足は気持ち速くなり、溢れそうな涎をこらえ駆け出した。
「クンクン… この匂いは。」
複数のスパイスと野菜、お肉が炒められた匂いが私の鼻にとどいた。
この匂い…現実の世界では自炊を余りやらない私を『レトルト』として助けてくれた匂い。 『NLDW』の世界では、まだ食べたことが無かったが、やっぱりこの世界にもやっぱりもあよね『カレー』は!
「レイ先生〜 この匂いカレー? 手間のかかる料理だと思うけど、流石レイ先生だね!」
レイ先生がカレーのようなものを取り分けているところに駆け寄り言った。
「あれ? イブちゃん『カレー』食べたことあるの? この料理は基本的に野外でご飯にする時に作られることが多いから、野宿をしたことが無いイブちゃんは食べたことないものだと勘違いしてたわ。 お母さんに『カレー』の話をしたときにも、作ったことが無いって言ってたけど、イブちゃんは何処で食べたの?」
レイ先生は驚きながらそう言った。
まずい…この『NLDW』内ではまだ食べたことがないのに、『カレー』のことを知っているのは不自然だよね…何か言い訳を…
「前の親戚の集まりで沢山出てきた料理の中にあったのを見たの。 その時知ったけど、お母さんに抱えられてて食べずに終わったから、今日だべられるなんて、ラッキーだな〜 そんな不思議そうな顔しないで早く食べよ〜。」
深く追求をされる前に食事を始めてしまえば、話題なんていくらでも変えられる。 そう思った私はレイ先生の止まった手から、カレー用のお玉を奪い自信の器にカレーを素早くよそった。
「親戚の集まりで『カレー』が出るなんて、珍しいこともあるのね…。」
そうレイ先生は呟き、止まった手が動き出した。
レイ先生の手が動き出したのを確認し、私はカレーを食べ始めた。
「ん〜 美味し〜 」
即席で作ったとは思えないぐらいよく煮込まれた野菜をスパイスの聞いたルーが包む。 横に盛り付けた炊きたての白ご飯が合わさる。 私が普段からお世話になっている『レトルトカレー』とは比べ物にならない『カレー』と言わざる終えない味に自然と声が漏れた。
「そう? 本来の辛さよりも少しマイルドにしたとは言え、ピリッとした刺激がある味だから大丈夫か少し不安だったけど、イブちゃんの口にあって良かったわ。」
そう言うと、レイ先生も食べ始めた。
皆には普段通りに映っていたかもしれないけれど、私にとっての今日はとても充実していたと思う。
普段から森を散歩することはあるけど、今回は目的が散歩ではなく、野外学習の為の道中。 レイ先生と明日予定について話しを来ているときも魔法の授業を受けているときも、普段と違う感情があり、期待が少しずつ高まっていっているのを感じていた。
目的を変えることで、考え方や取り組み方が変わり新たな気持ちで物事に向き合えるから、今回のような野外学習は、私に新たな興奮を与えてくれるいい機会だと改めて思った。
そうこうしているうちに、私達はカレーを食べ終え、フカフカなテントで横になっていた。
「ところで、レイ先生は、結局誰挨拶に行くのか決まってるの? 近いうちに私もついて行くんだから、今教えてくれても良いでしょ? やっぱり家族?」
テントで横になったが眠れそうもなく、レイ先生に話しかけた。
「色々考えたけど …私を …ここまで、私を育ててくれた人…かな。」
歯切れ悪くレイ先生は言った。
「育ててくれた人? お父さんやお母さんではなく?」
深く考えず、思ったことをそのまま口に出しレイ先生に尋ねてしまった。
「…そうだね。 私にとっては『お父さん』に当たる人かな。 …血は繋がってないんだけど。 私…私、捨て子…なんだ。」
レイ先生はそう言った。
レイ先生は、私に背を向け横になっているため、表情は見れないが、振動で伝わってくる体の震えと、途切れ途切れの言葉。
私の何気ない質問… 嫌、私の無神経な質問はレイ先生を傷つけてしまったのだと、ようやく理解した。
一番最初、屋敷で聞いた時レイ先生が何故『曇った表情』をしたのかを考えなかったのか、今どうして『育ててくれた人』と言ったことに気を回せなかったのか…自分自身が嫌になる。 私の無神経な質問でレイ先生の『悲しかった』『辛かった』過去を思い出させてしまうとは…
「…ごめんなさい。 私の気が回らなかった。 無理して話さなくても…いいからね。」
遅いと分かってはいたが、謝らないといけないと思い、私は謝った。
「…私のほうこそ、ごめんなさい。 私が勝手に思い出して心を乱していただけで、イブちゃんのせいではないから気にしないで。」
そう言ったレイ先生の震えは止まっていたように感じた。
「でも…」
自身の行いを謝罪しきれていない思いが強く、再度謝ろうとした時、レイ先生が言葉を被せた。
「ちょっと長い話になるかもだけど…良い? 私の過去話、何時か話そうと思っていし、イブちゃんには知っておいて欲しいから。」
私の方に向き直りレイ先生はそう言った。
夜目のきく私には、レイ先生の目元が少し腫れ、涙が少し残っていることに気がついたが、そんな弱さを感じさせない、真っ直ぐ私を見つめる瞳には強い意志がこもっている気がした。
「やっぱり、レイ先生は強いな。」
誰にも聞こえないくらいの声が漏れた。
「物心ついた時にはもう、産みの両親の下でなく、孤児院での暮らしだったの。 子供の頃からの生活だから、孤児院の暮らしに何も疑問を持たず、その頃は普通に過ごしていたわ。
少し大きくなったある日、私達が過ごしている場所の存在理由を知り、私が何故孤児院に預けられたのか理由が知りたくなって、孤児院の人に聞いてみたの。
私が聞いた人は、私と目を合わせず一言。
「森に捨てられていた貴方を所長が保護したって聞いた」
と孤児院の人は、教えてくれたわ。 私に聞かせるかどうか迷った末に静かに、ボソッと。
この世界は魔物が蔓延る危険な世界。 大人でも、死亡率が高いことも知っていたから、私が預けられたのには仕方がない理由があったのだと、心の何処かで信じていたの。
しかし、現実は違った… 私を産んだ両親は物心つく前の私を森に捨て、立ち去った… 両親がどうして私を森に捨てたのか分からず、体の震えが止まらなくなったのを今でも覚えているわ。
だってそうでしょ? 何の力もない子供が森で生きていけるはずがないのだから。
あの事実を知った日は、死んでいたかもしれないという恐怖、生きていて良かった思う喜び、私を捨てた両親への怒り、何故捨てられたのかと言う疑問。 様々な感情が私の頭を巡り一晩中涙を流したわ。
その日から少し時間が経ち、私はある事件を犯してしまったの。
事件が起きる前、私は孤児院にある書庫で本を読んでいた所、女の子グループ数人が私に話しかけてきたの。
口下手な私はそのグループの標的となり、日常的に嫌がらせを受けていたわ。
嫌がらせと言っても、過激な嫌がらせはではなく、私物を隠されたり、陰口を言われていたり、ありもしない噂を流される程度だったから、特に気にせず過ごしていたのだけれど… 私の態度が気に食わなかったのか、その日は私を数人で囲み暴力を行使してきたわ。
私は、両親に捨てられたと言う過去を知ったおかげなのか、精神的な嫌がらせには耐性があったけれど、物理的な痛みに対しての耐性は無く、縮こまった私の反応を見て、私に振るう暴力は更に激しくなって行ったわ。 何も抵抗出来ず、誰も助けてくれない…そんな時、私の『左手』から火が出たの。それが…事件の始まり… 後に、こう語られたわ。
「孤児院大火災」
火元は1人の孤児院の少女が放った火魔法によるものだった。
火元は僅かな時間で大きくなり、木製で作られた孤児院を火で覆い尽くす結果となった。
知識が無い状態での魔法を使用した少女には厳しく指導すると共に、事件をいち早く知らせてくれた女の子グループには、感謝の意味を込め賞が贈られた。
世間は、少数の意見を取り入れず、多くの意見を鵜呑みにする。
よって… 孤児院の皆や職員の人…大勢の人は少女に嫌がらせをしていたグループの証言を真実だと疑わず、元凶である少女を非難した。
実際、火を放ったのは少女なので、周りは少女を非難する対象なのかもしれない。そのくらい孤児院の経営状況は悪かったらしい。そんな時に少女が原因による火災によって建物が崩壊してしまったのだから尚更だったと…思う。」
そこで、レイ先生の話が途切れた。
「…何か、あった? 無理しないでね…」
話が進むに連れ、レイ先生の声に力が感じられなくなっているようだった。
「……ごめんね、ちょっと思い出すのに時間がかかっただけだから、き、気にしないで。」
苦しすぎる言い訳をした後、レイ先生は続きを話し始めた。
「魔法を使った少女… 幼い時の私は、まだ魔法を使ったことも無く、存在自体知らなかった。 左手から出た急に出た火に恐怖を隠せず、痛む身体を動かせずそのまま気絶してしまったの。
目を覚ました時には全焼した孤児院と、私を睨む多くの眼差し… 目を覚まして僅かだったけど悟ったわ… ここにはもう私の居場所は無いのだと。
振らつく足取りで孤児院を離れ、道を歩いている時私は力尽きて倒れてしまったの。 そんな道で倒れている私を拾い育ててくれた人が、明日…今度会いに行く『お父さん』なの。 あの時、どうして私を拾ってくれたのか何度か聞いたのだけれど、答えは常に一緒で「そこに助けられる命があったから」だったのよ。
あの時の私に優しくしてくれる人物は何処を探しても存在しなかったと思う、そんな弱った私を支えてくれたのがお父さんだったの。
当時の私はそんな優しいお父さんが好きになり、私なりに努力して迷惑を掛けないように、好かれるようにしたわ。
忙しそうに日々仕事に出かける背中を見て、この人の横に居たい、横に立って恥ずかしくない存在になりたいと思い立ち、剣術や槍術、弓術…様々な武器を試したけれど、どれも私に合っていなかったの… 何も出来ない私自身嫌になり塞ぎ込む事が増えた私に、お父さんは話を切り出したの。 「孤児院大火災」のことを… お父さんは仕事状、事件と関わる機会があり、薄々気がついていたらしい。知った上で今まで黙っていてくれたのだが、そのことを知ったのは少し後だったので、私はその事件について黙っていたことを責められるのではないか、嫌われるのではないか…色々想像してしまい、また逃げ出したくなったの… でも、ここから出ていって今の私に何が出来るの? お父さんみたいな優しい人にまた出会えるの? 考えたところで何も思いつかず、玄関の前で固まってしまったの。
そんな私を見たお父さんは、優しく私を抱きしめながらこう言ったの。「今この話をしたのはレイを傷つける為でもなく、責める為でもない。ただ単にレイには『魔法』の適性があるのかもしれないと言いたいだけなんだ。 この数日レイと過ごして確信している『あの事件』にはきっと深い理由があったんだろう? 話したくなったらで良いから、いつか私にも話してくれないか? 一緒に背負わせてくれないか?」って言ってくれたのよ。
その一言がきっかけで、私を事件の加害者とした原因である『魔法』を練習するようになり、徐々に伸びていく技術をお父さんに褒めら、『魔法』に対しての認識を『嫌いなもの』『恐いもの』から『相性の良いもの』『大事なもの』と変わり、12歳の頃ノーザンモスト帝国で一番大きい学校である『騎士兼魔法士学校』の『魔法科』に私は入学したの。 大きな敷地に大きな学院、沢山ある訓練には驚きはあったもの、私が一番驚いた事は、入学式の時お父さんが新入生歓迎の挨拶をしていたことかしら。私のお父さんが騎士団の部隊長をしつつ、学校の実技教師をしていることを知ったのはその時の挨拶での自己紹介だったの。
今まで朝早くから出かけるお父さんの仕事内容を聞けていなかった分、その時の驚きは凄いものだったのよ。
学校生活は…慣れないことだらけで、いい思い出は余りないけど、騎士団に所属しながら学校の生徒を導くお父さんの背中を追いかけながら私も日々努力しながら、『魔法科』を首席で卒業し…1人で冒険者活動を始め今に至るの。」
話し終わったレイ先生の顔には少し曇りが見えた。
私は現実でも、この世界でも『お父さん』との思いでがないから比較することはできないけれど、レイ先生の話を聞く限り、立派なお父さんだったんだろうな… ……あれ? レイ先生は、騎士団に所属しているお父さんに憧れて学校に入学し、首席で卒業したんだよね? なんで冒険者? 頭の中に『?』が飛び交う中、レイ先生が再び話し始めた。
「…お父さんの背中を追っていたのは本当のことなの…でも、私の中でのある疑問が過り、お父さんの優しさが義務的なものだったのではないか、私から目を離さないためだったのではないか… 考えれば考えるだけ不安が高まり、お父さんと距離をとってしまったの。
その時から、お父さんの仕事が更に忙しくなったことや、私が冒険者と言う時間にルーズな仕事をやっていたこともあり、お父さんと会ったのは一度しかなく、その時もお父さん仕事中だったし、事態が事態だったからゆっくりと話す時間もなかったの。 今は考えないようにしているけど、脳裏に時々過って不安になるの。
イブちゃんにも何時かは話す時が来ると思うけど…今は詳しくは言えないの…」
私の疑問を感じ取ったのか、レイ先生はそう言ってまた身体を捻り私に背中を向けた。
レイ先生が「今は言えない」というのなら、その時が来るまで待ってあげるのが良いのだろう。 1人で抱え込まないで欲しいけれど、私を巻き込みたくないと言うレイ先生の思いが伝わってくるので深くは聞かないことにした。
「レイ先生の話聞いてたら、私も早く会いたくなったな〜 レイ先生が憧れたお父さんに! 今は何している人なの? レイ先生なら知っているでしょ?」
お父さんの話をしている時のレイ先生は、楽しそうに、誇るように話していたので、少し沈んだ雰囲気を明るい雰囲気にしようと再度レイ先生にお父さんについて聞いてみた。
「あ… 話すか迷っていたんだけど… 実はね、イブちゃん一度お父さんに会ったことがあるのよね。 覚えてる?森に騎士団が調査に来たこと。」
クスッと笑い、レイ先生は言った。
「森に騎士団が来た?…あったような? …なかったような? その時の人の中にいたの? 私失礼な事してないよね?」
記憶を探りながら、レイ先生に聞き返す。
「え… イブちゃん、覚えてないの…? 騎士団がアングリーベアーと戦っていた所、横取りした時のこと。 あの時のイブちゃん恐い目つきで睨んでいたのが、私のお父さんだったんだけど… あの時のお父さん、何だか他人行儀だった気がするから、分かりにくくはあったと思うけど… まぁ、少し前だから思い出せないこともあるかもしれないわね。
私のお父さんは、現在ノーザンモスト帝国の騎士団長をしていて、『鉄壁』の2つ名を持っている人よ。 騎士団長と言うこともあって、気軽に会えるような人では無いのよね。 帝国に入れても、会えるのは何時になるか分からないって言っていた理由 少しは分かってもらえた?」
私に呆れつつ、説明してくれるレイ先生の声には、もう暗い雰囲気を感じられなかった。
クマさんを横取り… 私が横取り? …? あっ!
確かにあった気がするが、私は決して横取りをしたわけでなく、助けて上げたのであって横取りではないのだが… 恐らく、その後追いついてきたレイ先生に色々言っていたから、勘違いされたのだろう。
全く…勘違いは辞めて貰いたいところだよ…
全く…
全く…… ……
…… 一通り、レイ先生の過去を聞き終えて、再度思うことがある。レイ先生、貴方は凄い人だよ。 親から捨てられるだけでなく、事件の責任を全て押し付けられる… これは、幼い時にしていい体験ではない…そんな経験をしたレイ先生は、私に打ち明け弱い姿を見せながらも、強い背中を私に見せてくれている。
「…やっぱり、レイ先生って凄いね。 私だったら耐えられないと…思う。」
考えていると、感情が高まり思わず声が少し漏れてしまった。
内心、レイ先生にまた辛い過去を思い出させてしまうのではないかと、焦っていた私にレイ先生は言った。
「イブちゃんはさ『運命』って信じる? 私が捨てられるのは運命だったからと。 あの国でのいい思い出がないのも運命だったからと。 お父さんと離れる選択を取ったのも…これらが全てが運命として繋がり合って今があるとイブちゃんは信じる?
私は信じてはないけれど、信じようとしているの。 何故だと思う? …はい、時間切れ! 今が幸せだから、でした。 今の幸せは過去の運命が繋がった結果。そう思うと、過去のことを受け入れることができるかなって私は思うのよね。 過去があるから今がある。 全てが運命の糸となり、繋がり編み込まれ太い未来になる、1つ1つの出来事をイブちゃんも大切にしていこうね。」
そういい終わると、レイ先生は電源が切れた家電のようにプツリと活動を止め眠りについた。
お疲れ様ですよ〜 杯の魔女さんですよ〜
今回もある程度、早い投稿できてホットしていますよ。
過去話は、何時いれるかずっと迷っていたけれど、帝国に行く前にしておかないと、話が噛み合わなくなるので、今回入れてみました。
前半の夕食を書いている時は、常に腹が減り、後半のレイ先生の過去話を書いている時は少し胸が痛くなる思いをしながら書きましたね… 共感できたら良いなと思いながら、締めましょう。
次回は、ノーザンモスト帝国到着予定! 次回も楽しみにしていてください〜




