表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
26/30

26.道中…でも変わらず授業?! …まじ?

投稿日2025/11/16

「イ、イブちゃん… 待って、私を…私を置いて行かないで〜」

レイ先生が後ろから息を切らして呼び止めてきた。


「レイ先生〜 お〜そ〜い!!」

私は別にスキルを使って走っている訳でない。ただ駆け足で歩いているだけなのに、少しするとレイ先生との距離がどんどん離れていく。

 

「このままじゃ、今日中に到着できないよ〜」

レイ先生を急かすと…


「イブちゃん…待って… き、昨日決めた予定では1日野宿するって… き、決めてたよね…? だ、だからちょっとくらい休憩し、しない? もう足限界…」

そう言うと、レイ先生はもたれかかれそうな森の木に背中を預けた。


 言われてみると、1日野宿して2日かけて行く予定だった気がする。 

「まぁ、1日早く行ったところで何か変わるってことはまずないから、ゆっくりしようかな。」

1人で呟き、レイ先生の下まで戻った。


「レイ先生ちょっと気になったこと聞いていい? レイ先生は1人で冒険者やってたときも、今日みたいにゆっくりと歩いて目的地に向かっていたの? 他の冒険者達も同じような感じ? 今までレイ先生に聞いていた冒険者の仕事内容的に遠出することも何度かあったんだよね? 移動だけで数日かけていたってこと?」

休憩中、気になったことがあり、聞いてみることにした。 

 今日の私達は、ほぼ手ぶらで荷物はレイ先生の収納魔法とやらで、コンパクトなポーチのみ。 これは、レイ先生の魔法技術があるからできることであって、他の冒険者皆が荷物をコンパクトにできると思えない。 何を言いたいのかと言うと…他の冒険者達は、仕事の為に数日野宿する為の食料や、道具を持ち運びながらの移動しているのかな? と、思ってしまった。


「ん〜 私は何時もこの速さで歩いているけれど…。 冒険者パーティーによって方針は違うから『絶対にこれ!』と強く言えなのよね。聞いた話によると、距離が離れる依頼を受ける時は行商人の護衛依頼と、掛け持って受けることが多いらしいから、徒歩での移動は少ないわ。  他にも、私達と同じように2日かけて移動場合は、徒歩移動が多いけれど『スキル』を使って移動時間を短縮している人もいるとか聞いたことあるわね。 でも、基本的には、徒歩の移動が多いと思うわよ。」

ちょっと考えてレイ先生は教えてくれた。


「…ん? レイ先生『魔法』得意なんだから、身体強化の魔法とか、知ってるよね? それを使えば疲れないのでは?」

ふと、気がついてしまった。

 レイ先生ともあろう人が身体強化魔法を知らない分けがないだろう。私は一度も教えてもらったことがないから今まで考えたことが無かったけれど、『スキル』見たいに自身を強化する魔法について本で読んだことがある。


「イブちゃんの言う通り、魔力を消費することで身体強化する魔法はあるわ。 でも、私はその魔法を使わないの。 いえ、使えないって言った方がいいのかしら… 私と身体強化する魔法は相性が悪く、数分もしない間に魔力が底をついてしまうの。魔法は知っていても、使用することができても、私にとっては日常的に使える魔法ではないのよ。」

と申し訳なさそうにレイ先生は言った。


「えっ! レイ先生でも上手く使えない魔法ってあるだ。 私に見せてくれる魔法はどれも凄いものばかりだから身体強化の魔法と相性が悪いって何だか意外だね。」

少し驚きながらも、冷静に考えればお母さんでも相性の悪い魔法があるのに、レイ先生には無いと思うほうがおかしいよね。

 

「あのね、イブちゃん。 私にも苦手な魔法や、まだ使えない魔法、まだ知らない魔法は沢山あるのよ。 慕ってくれるのは嬉しいけど、高すぎる期待には応えらなからね。」

何時もの謙遜が出た。


「なら、今日はゆっくり進も。 魔法の授業とかしながらとかさ!」

そう提案してみる。


「そうね〜 だた山道を歩くのはつまらないから… よし、じゃあ今日は『魔法とは』をテーマに話そうかな。 基礎的なことだから、歩きながらでも話せる内容だからね。」

レイ先生が話を切り出した。


「『魔法とは』? 今まで私にしたことない内容?」

聞いてみると…


「軽くは話したことあると思うけど、ちゃんとしたことは話したことないかも? せっかくの機会だからもし間違えて覚えている所があるのなら、正した方が良いかなと思ってね。

 『魔法とは』と言うことで、イブちゃん『魔法』って何のことかわかる?」

急に問題を出すレイ先生


「ん… 人間の力では不可能とされるような不思議な現象を引き起こす術かな?」

抽象的に答えると…


「そうね… 『不思議な現象を引き起こす』というのは間違っていないけれど、もっと具体的に説明するとしたら… 魔法っていうのは、『スキル』の中で『魔力』を使用して恩恵を得るものを私達は『魔法』と呼ぶのよ。 

 だから、『スキル』と言えば、イブちゃんが持っている、『天駆』や、『身軽』『魔術』などの魔力を消費しないで常時恩恵を得られるものや、使用時一定時間恩恵を受けられるものも含まれ『光速』や、『下剋上』、『魔法(4種)』のような『魔力』を消費することで恩恵を受けられるものを『魔法』と呼び、『スキル』の中に含まれるわ。 だから、イブちゃんが何気なく使っていた『下剋上』は私との相性が悪い『身体強化魔法』にあたるのよ。

 知ってたかな? 基本『属性』は『水』『火』『土』『風』だけど、あくまで『属性』であって、身体強化魔法などは『無』属性の魔法とされていて、魔法ではあるのよね。」

まるで、基本的なことを話すようにレイ先生は言った。


「…そうだよね〜 基本だよね〜」

同様を隠せていない気もするが… 私が普段から使っていたのも魔法だったんだね。


「そんな『魔法』と呼ばれるスキルは全て『魔力量』『賢さ』『相性』『想像力』の4つの要素が重要と言われていて、どれか1つが欠けていると最大限の効果を発揮しないと言われているの。 『魔力量』と『賢さ』は子供の頃から魔法を使い伸ばすことのできるものだけれど、『想像力』を言いかれるとするならば『才能』見たいなものだから、明確にどうすれば良いと言えないけど…イブちゃんは気にしなくてもいいことだね。 『想像力』も問題なんだけど、私が思うに『相性』が一番厄介な要素だと思うの。 『相性』というのは、生まれたときから、決まると言われ相性が悪かったら、その他の3つの要素が飛び抜けていても、何かしらのデメリットがあると言われているの。

 私みたいに、身体強化系の魔法と相性が悪いとすぐに気がつけたらラッキーだけど、気がつかず相性の悪い魔法を練習し続けても時間の無駄と言わざる終えないのが現状なの。 魔法との相性はイブちゃん自身のの感覚次第だから、一度相性の悪い魔法を使って見て感覚を知ることができればいいのだけれど、イブちゃん…まだ1回もそんな感覚覚えたこと無いよね?」

突然の質問を投げかけてきたレイ先生。


 私の思っているより、本格的な授業が始まりレイ先生の言っていることを理解しようと必死だった。

 え〜と…『魔力量』はステータスで言う『MP』で、『賢さ』は『INT』で良いよね?『相性』と『想像力』はそこままの意味で捉えても良さそうだけど、2つとも数値で表されていないから、どう判断したら良いんだろう…『想像力』を伸ばす方法は知識量を増やすことや、柔軟性を鍛える方法、他にも沢山ありそうだけど、『理性』は努力で何とかなるものなのか?

 ん…? 私、1回魔法使っただけで意識を失ったことがあった気がする。 お母さんも苦手とする、『光魔法』の上位魔法『神聖魔法』を使ったときだったよね。 

 「レイ先生、私と相性が悪い魔法、思い出したよ。前、親戚の集まりで私…ちょっと感情が抑えられなくなって、 神聖魔法使ったの。使ってすぐ意識が飛んだから、レイ先生の魔法を何処まで再現できていたかわからないけれど、魔法を使って意識が飛ぶ感覚は初めてだったし、お母さんが言うには私がいたところ血だらけだったんだって。 目を覚ました時は元気だったから何も思わなっかたけど、お母さんも『光魔法』は苦手と言っていた気がするから、私も同じかも?」

さらっと、話した私だったがレイ先生の顔が少し曇ったような気がした。


「…お母さんから、イブちゃんが親戚の集まりに行った時に一度倒れたと聞いていたけれど、詳しく話してくれなかったから、私は深くは聞かなかったけど…私が見せたせいで…危うくイブちゃんを失うイブちゃんを失うところだったなんて。」

重くとらえるレイ先生。


「私は別に何ともないから、レイ先生が気にすることじゃないと思うよ… 私が勝手にやったことだから…」

責任を感じているレイ先生を慰めようとを声をかけたが…


「イブちゃん! 今後私の見ていないところで無茶禁止! スキルはあくまでも補助に過ぎないから、スキル無しでも4つの要素が十分なら使用することが出来るけれど、失敗したら何が起こるか分からないの。 

 イブちゃんの場合はスキルを持っていない状態で相性が悪い魔法を使おうとしたのよ? イブちゃんと同じように無理矢理魔法を使おうとして、意識不明の重症になった事例がいっぱいあるの。 今回は意識を取り戻せたけれど、次はどうなるか分からないのよ?」

真剣な眼差しでレイ先生は言った。


「は、はい。 気を付けます。」

レイ先生の言う通り、いきなり神聖魔法はやり過ぎだったと今だから思うけれど、当時の私『フォニお姉ちゃん』を心配する気持ちと、『第1王妃の長男』への怒りが混じり、思考能力が抵抗していたのだと思う。

「相性の悪い魔法を無理矢理使おうとしたら、血だらけになって意識を失うとか、1人の時に試すものじゃないね。」

そう、ポツリとこぼした。


「…そこが引っかかるのよね。 魔法を無理矢理使おうとして、意識を取り戻さなかった事例はあることはさっき言ったと思うけれど、『血だらけ』で意識を失ったという事例は聞いたこと無いのと、相性が悪い上級魔法をスキル無しで発動させたと言う事例も聞いたこと無いのよね。 人と吸血鬼で違いがあるのか、イブちゃんが特別なのか… 今度、光魔法で慎重に試してみる? 私がそばにいれば、いざという時助けて上げられると思うから。 血迷っても1人で試さないでね? いい?約束ね。」

最後にしっかりと釘を刺すレイ先生だった。


 その後、レイ先生の授業を受けながら歩き進み森を出た。 森を出た頃には日が暮れ始め、夕日に照らされたノーザンモスト帝国が遠目に見えた。

 このペースだと今日中にはたどり着かないけど、それでいい。 

 予定通り、今日はレイ先生と2人で野宿。環境を嘆くのではなく、レイ先生と2人で過ごせるという状況を幸福に感じないと。


「レイ先生〜 何処で野宿するの〜」

レイ先生のそばに駆けていく。



お疲れ様です。 杯の魔女さんです。

久しぶり言えるのでは? と言うことで…早い投稿頑張りました!!

 本当は、次話も合わせた内容にするつもりで書いていたのですが… 長くなってしまい、途中で切ることにした結果、早い投稿ができたということですね。

 次話はまだ書き始めていないので、すぐに投稿はできないのですが、空き時間に書き進め早い投稿頑張ります。  明日の私! 頑張れ!! 

 言い切れないのですが、今のところレイ先生の過去話にしようと思っています。 字数が足りなかったら、物語も進めようかな?って感じですね。

 次話もお楽しみに〜!!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ