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17.第二試合も盛り上がっていきましょ~



〜お母さんの視点〜

試合後のイブちゃんと目が合ったけれど…すぐに逸らされてしまいましたわ。私の引きつった顔を見て察したのかしら? 目を逸らされたあと逃げるように訓練場からでていってしまいましたわ。


「あの子ったら…貴方がこの氷を消さなかったら、誰が綺麗にするのよ…」


それにしても頑丈な氷なこと…軽い力や魔法では少しも溶かすことができていないみたいね。


「困ったわね…」


私が火炎魔法を使って訓練場一帯の氷を溶かす方法や、拳や足を使って氷を砕く方法は可能だと思うが、それをするには少し厄介なことがある。

それは、1人氷に閉じ込められた者がいると言うことよね。 その者とは、勿論イブちゃんの対戦相手だった第一王妃の次男ね。 

立場のある人物なので、下手に氷を砕き何かあったらでは行けないのよ。急な温度変化の身体に悪影響を与えかねないとのことだそうで、強い魔法ではなく、地道に軽い魔法で溶かしていくしか無いようね…。


「あの子が会場に戻って来てこの魔法を消してくれるのが一番だと思うのだけれども…説教が始まると分かっていて出てくる程素直では無いわよね。 ここの作業が終わったら覚えておきなさい みっちり説教してあげるわ。 それにしても、今日のイブちゃんはかなり世話が焼けるわね。 私疲れちゃったわ」


〜1時間後〜


「おかしいわね…あの子どこにもいないわ? 何処に隠れているのかしら?」


訓練場周りの観客席やパーティー会場、朝使っていた部屋まで探し回ったがイブちゃんを見つけることが出来なかったわ。 普段、イブちゃんは力を隠さず放出し続けている為、私はイブちゃんを探すのに苦労せず見つけることができた。しかし、今回はそのイブちゃんの反応を見つけることが出来なかったのよ。


「あの子ったら…そんなに説教が嫌なの? 嫌ならあそこまでの被害を出せずに試合を済ますこともできたでしょうに…」


そんな困っている私を見かけた警備の人が、偶然イブちゃんの行方を知っている警備の人だったおかげでイブちゃんの隠れているの場所のおおよその場所がわかったわ。

どうやら、イブちゃんは試合に出る人だけが立ち入れる待機室に、足早に入って行ったらしい。

本来は試合に出る人だけが立ち入れる待機室なのだが、私がその待機室に行きたいと、警備の人にお願いをすると…二つ返事で許可が出て、場所を教えて貰えたわ。


「フフフゥ… 覚悟は出来ているでしょうねイブちゃん? 場所が分かればこっちのものよ。2回戦が始まるまでしっかり絞ってあげるわ。」



〜イブの視点〜

私の部屋の前に誰かがいる… いや… 誰が来る。


「コツ…コツ…」


この禍々しい雰囲気… 今日だけで感度も感じたあの感じ… 


お母さん「イブちゃん〜 ここにいるのでしょ? 良い子だから出てきなさい〜」


言葉には決して圧がある訳では無いしかし…私にはわかる… 「良い子だから〜」 「怒らないから〜」など 母が子供に真実を話させる上等トークの一つだ!

しかし!私はそんな言葉でノコノコと出てくるようなおこちゃまでは無い! ここでは4歳の体だが、リアルは社会人!

部屋は結界を張っているから私の気配も遮断して、扉も開かない! 扉を開けようとすると扉を壊すしかない…客として呼ばれたお母さんでも扉を壊してまで入ってこようとは思わないはず!

ここは黙ってやり過ごす! 時間がたてば…お母さんの熱は下がると思う…今はここで静かに引きこもるんだよ〜。



〜お母さんの視点〜

……扉が開かない。

鍵かしら? 扉を壊す訳には行かないわよね。


司会「会場の皆さん大変長らくお待たせしました。試合の用意が整いましたので第2回戦を行います! 第4王妃長女「アリア・ヘルエスタ様」、第5王妃長男「ヴィーヴォ・ヘルエスタ様」、会場の皆様用意はいいですか?! それでは行ってみましょう〜」


会場「アリア様頑張ってください~」「ヴィーヴォ様も頑張ってください~」


このまま待っていても仕方ないですね。


「イブちゃん あの子の応援は良いの? 2試合目始まるわよ〜」


返事はなし…と。

次の試合はイブちゃんに優しいくしてくれた第4王妃の長女と、第5王妃の長男の試合ね。2人の実力を知らないから試合の結果は見てみないと分からないわね。

私は観客席に戻りましょう。

何かあった時…割り込めるのは私くらいでしょうし。

でも…1試合目イブちゃんの動きは見えていたけれど…止めに入れる余裕はなかったわ…我が子にして恐ろしい才能ね。



〜シンフォニの視点〜

アリアは自信満々に試合に行ってしまったわ。

相手の子も近接戦闘が得意と聞きました。

私と違って、積極的なアリアは私との模擬戦以外にも多くの人と模擬戦を日常的に行っているのから接近戦も大丈夫だと思う…今はアリアを信じよう。

「アリア…頑張れ…」


■■■■「確か…貴方が今でている子の妹さん…であってる? イブちゃんがお世話になったって聞いて挨拶にと思ってね。 横空いてる?」


え?!…英雄様?!

やっぱりイブちゃんのお母さんはあの英雄様だったのね。


「よ、横ですか…? あ…ああ空いてますよ」


何時もより緊張するよ!


「あの、す…すみません… 少し質問…良いですか? リ、リリス様は去年も一昨年も参加をしませんでしたけれど…今回はどうして参加なされたのですか…?」


リリス(お母さん)「貴方も、イブちゃんみたいに「お母さん」ってよんでいいのよ!

そうね…今回も去年と同じく第一王妃にしつこく来るように何度も手紙が来たわ。

私の家の周りは認識阻害の結界や物理的に頑丈な結界で覆われていて本来なら絶対に手紙など届く筈が無いのだけれど…第一王妃の魔法かしらね…定期的に家の玄関に届くのよ。

去年と同じ様に無視してしまうこともできたわ。

でもね…あの大人しかったイブちゃんが4歳になってから人が変わったように活発になったのよ。

1人で運動するようにもなって、勉強にも励むようになり、森に出るようにもなったわ…私は「あの」イブちゃんのことだから無茶なことはしないと思い、目を離してしまった夜…急にレベルが上がり帰ってきたのよ。その日を境に夜、森に出て朝に帰ってくるようになり、あの物静かだったイブちゃんではなく、向上心の塊の様な子になったの。そんなあの子を見ていると、私も少しあの子の力を見たくなったのかも知れないわね。 そな感じかな。

こんな話より、あの子の応援しましょう。 ね?

ほら、アリア…ちゃん?だったよね。互角のようにも見えるけれど…少しずつ押して行っていないかしら?貴方はどう見る? フォニちゃん!」


「え… わ、私の名前…まで覚えて…

あ、挨拶がまだでした…わ、私の名前はシンフォニー・ヘルエスタです。親や、アリア…お姉ちゃんからも短く「フォニ」と呼ばれているので…リリスお…お母さんもそのまま、フォニって呼んで下さい…」

緊張する〜!!

挨拶は大事だけれども、そんなことより…うぅん……確かにアリアの方が手数が多く見えるけれど…アリアは魔法も駆使して戦う戦法を取るのに、相手との距離が近すぎて魔法を使える間合いを取れていない…その為、純粋な剣術の試合になってしまっているから不利だと思う…それでも、アリアは私達が見てもわかるくらいに優勢に戦っている。

「ア…アリアは普段の戦い方を出来ていない気がします…。距離が少し…後、ほんの少し離れることができればアリアの得意な戦い方が…できると思いました…。」


リリス(お母さん)「フォニちゃんはそう見たのね…でも、私から見たらアリアちゃんから距離を詰める戦い方をしている様に見えるけれど…アリアちゃんは緊張しているのかな?」


アリアに限って緊張するのかな…



〜アリアの視点〜


司会「・・・第二回戦を行います!・・・」


「よろしく。面と向かって話すのは1年ぶりね。前回と同じ様に叩きのめしてあげる!」


ヴィーヴォ(第5王妃長男)「よろしくお願いいたします。今回は一年前と同じようなミスはしませんよ。この一年で私は戦いのスタイルを変え強くなりましたから。貴方こそ去年の私を想定して足をすくわれるかもしれませんよ?」


ヴィーヴォはあんなことを言っていたが、戦闘スタイルを変えることは至難の業なため、たった1年で変えることは難しいとされている。確かに変えることは簡単かもしれない…しかし、そのスタイルを身に覚えされることや、その為の新たなスキル取得、ステータスを上手く伸びさせるレベル上げなど…途中で戦闘スタイルを変えた場合、1年では仕上がりきらないと思っていた。

去年は剣一つで戦っていた彼から想像がつかない威力の魔法が飛んできたことで彼…ヴィーヴォの発言、戦闘スタイルを変えたということを信じざるを得なくなったわね…

まさか私の火魔法をかき消すほど「風」魔法を使えるようになっているとは…それにしても風魔法とは厄介ね、火、水、土の三属性と違い認識しずらいのが難点なのよ。

この戦い方はあまり得意ではないけれど…普段のフォニとの模擬戦と同じように戦うだけだし、認識しずらい風魔法を使わせない距離を保ち、手数で押し切る!! 「普段手合わせしてくれてありがとねフォニ!」


~数十分間の金属音が鳴り響いた後~


司会「だ、第二回戦勝者はアリア・ヘルエスタ様~ 激しい剣と剣のぶつかり合いは見ていてとても興奮するもがありました! 全力で戦い抜いた二人に今一度大きな歓声を~」


会場「ウオー アリア様~」 「ヴィーヴォ様もさすがでした~」


リリス(お母さん)「イブちゃんの時と大違いじゃない?」


フォニ「まぁ…一回戦はす、すぐに決着がついて、気が付いたらイブちゃん以外凍り付いていたら…だ、誰もリアクションをとれないと思います…」


「フォニ~ 見てた私の試合凄かったでしょう~ ヴィーヴォの奴一年前とは戦闘スタイルがまるで変っていて正直かなりあせったわね。まさか私の火魔法より強い風魔法を使ってくるとは思はなかったよ~ けど、魔法の修練に力を入れすぎたのか剣の腕は落ちていて助かったわ~。

え…フォニ…なんでリ、リリス様と一緒にいるの!

は、はじめましてリリス様 わ、私は、私の名前はアリア・ヘルエスタです…ずっとお会いしたかったです!」


フォニ「アリア! す、凄かったです! 魔法を使わず近接での戦いをやりだしたときは焦りましたけれど勝てて良かったです。

リリスお、お母さんは、私が1人でアリアの観戦のため座っていたところ、声をかけてくれました。一人で見ているよりもリリスお母さんの見解を聞きながら見ていたほうが解りやすく解説してくれたりと見ていて楽しかったです。」


リリス(お母さん)「嬉しこと言ってくれるじゃないフォニちゃん。アリアちゃんもそんな堅苦しい挨拶は無しですよ。良かったら、次の試合は三人で一緒に見ません?二人にイブちゃんのお世話をしてもらったお礼をできていないからね。それと、アリアちゃんもフォニちゃんと同じ様にお母さんって呼んでくれても良いのよ!」


「一緒に観戦していいんですか?!やったー! フォニにもいいでしょ?いいよね!

あ、どうせなら三人と言わず、イブちゃんも誘って一緒に話しながら見ましょうよ!もしかしてイブちゃん今席外しているだけ?次の対戦相手だからと言って仲良く話したらダメって言う決まりはないからね。またイブちゃんとお話したいな〜」


リリス(お母さん)「それが…イブちゃんときたら、一試合目以降自分がやりすぎたことを理解したらしく…私に怒られるのが嫌で何処かの部屋に隠れてしまったのよね。待機室の一つが強い結界が張られていたから多分その部屋に隠れていると思うのだけれど…もう少し反省してもらうため、まだそっとしておこうかなって思ってね。たまには一人で反省する時をつくらないと一人で物事の良し悪しを判断できなくなるでしょ?」


「つまり…イブちゃんは待機室に居て、私の活躍見てないってこと?!ちょっとショック…」


私の頑張りイブちゃんにも見ていて欲しかったな…


フォニ「見て!あ、あの子って次の試合に出る予定の…アリアの試合相手だった子の弟くんだったよね… と言うことはもう少ししたら三試合目が始まるのかも…」


司会「皆さんお待たせしました~!!ただいまから第三試合を行います!第二王妃長男「エネルジコ・ヘルエスタ様」、第五王妃次男「カルマート・ヘルエスタ様」、会場の皆様準備はよろしいですか。それでは行ってみましょ~」


会場「エネル様~手加減してあげろよ~」「カルマート様頑張って~」


「パーティー会場で少しエネルジコのこと少し見たけど…また一段と体格がよくなっているわね。剣を扱う身としてあの筋肉は羨ましわ!」


リリス(お母さん)「アリアちゃんは筋肉をつけたいの?確かに男の子は筋肉の付はよく幼いときは有利かもしれないけれど、貴方も戦うとき身体強化スキルを駆使して戦っているでしょ?女の子は筋肉はほどほどにつけて後は身体強化スキルを駆使して戦う方法を磨いていけば、いつかは筋肉質な男の子にも女の子の力で対抗することもできるようになるわ!

それにしても…あのエネルジコっ子とても9歳には見えないわね。対戦相手の…カルマート君は魔法で応戦しているけれど、エネルジコ君には全然聞いてないみたいね。 結界魔法も得意なのかしら?」


フォニ「カルマート君…可哀そう。あの子も今回が初めての出場なのに…自分の戦い方を全て完封されている。」


リリス(お母さん)「魔法主体で戦うスタイルのカルマート君の魔法が、エネルジコ君の結界を突破できないことにより、距離を徐々に詰められて行っているわ…カルマート君があの結界を壊せない限りあの子の勝利は無いわね。それにしても、エネルジコ君も人が悪いわね…結界を壊せるほどの魔法でないと分かった瞬間からわざと魔法を結界で受けに行っているように見えるわ。周りから見てもカルマート君を舐めて戦っているのが伝わってくるのは…確かにカルマート君が可哀そうに思えるわ。」


「…私は...そんなものだと思うよ…私は。 結局実力が全て…上には上がいるってこと。舐められるほうが悪い…舐められて嫌なら強くならなければいけない…私達はそうやって教えられてきました。私たちは生まれがあの子みたいに遅くなかったおかげでこの行事では辛い思いをしていないけれど…私たちも対戦相手がもっと実戦経験の積んでいる大人との試合となるとあの子と変わらないと思う。そんな相手にも舐められないよう強くならないと…」                                                        


リリス(お母さん)「あら? あらら? 何故かしんみりとした雰囲気になってない?貴方たちはまだ若いのだからこれから強くなっていけばいいのよ。誰だってはじめは弱いものよ、人は負けを繰り返し学び強くなる。多分あのカルマート君も今の試合から様々な学びを経て明日へ向かい成長して行くと思うわ。

貴方たちも一つ一つの試合を大切にしなさいな。現にイブちゃんは私と沢山模擬戦を繰り返しどんどん強くなっていっているわ。」


そうね…そうよね。今日を大切にしないとだからね。


司会「け、決着です!! 第三回戦勝者はエネルジコ・ヘルエスタ様~ 終始圧倒的実力を見せてくれました!カルマート様もお疲れ様でした。皆様今一度

全力で戦い抜いた二人に大きな歓声を~」


会場「エネルジコ様かっこいい!」「流石!エネルジコ様」


リリス(お母さん)「まぁ…勝敗は初めから見えていたけれど…あのエネルジコ君結界で魔法を無効化できていたからと言って正面から魔法に当たりに行くのは危ない戦い方だったと思うわ。人によって戦い方を帰ることはあるかも知れないけれど、相手の実力を見誤った時、痛い目を見る事になるのことが簡単に想像出来るわね。」


フォニ「結界で魔法を無効化するなんて…エネルジコ君も去年よりかなり成長している…」


「あれ?三試合目が終わったって事は…フォニ!四試合目の準備できているの?!」


フォニ「そ、そうだった…急いで準備…しないと。」


■■■■「時間が無いところ申し訳ないシンフォニー嬢、少し話があるのだか今いいだろうか?しかし…時間が無いのはお互い様…だろ?」


今回はイブちゃんは余りで登場しない回になってしまいました…個人的にはできるだけ多くイブちゃんを登場して欲しいと思っているのですけれど…次回もあまり出てこないかも…


それと、ひとつ注意事項です。親戚の子供たちの名前もっとしっくりくるものが思いつき次第変更されるかもしれません。

ということで、親戚の名前募集します。参考にするかもしれません。絶対に採用するわけではないからね?  読んでいる人は薄々きずいていると思いますが…私、ネーミングセンスないんです。


次の回はフォニちゃんの試合から始まります。楽しみにしていてください。私は頑張って書きます!!

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