詩 冷たい景色の中で
あたたかみのない景色だと思った
触れても温度が感じられない
誰もかれもが 背を向けて
「関係ないよ」と呟いている
人に聞こえる声でもなくて
傷つけるほどの大きさでもなくて
それでも気持ちが届いてしまうから
温度がすっと消えていく
心が冷めて
冷たくなる
あたたかみのない世界だから
ここにいたくない そう思うほど
逃げよう 離れよう そう思うほど
心は一層 冷えていく
言葉にならない声を聞いた
言葉にしない心を知った
そこから温度が消えていく
無言の心が奪っていく
「ストーリー」
にこにこ笑顔で接しながら、「嫌い」だと思っている。
言葉では伝わっていない。
態度も伝わってない。
でも心が伝わってしまうから。
分かった途端に、冷えていく。