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私と彼とガードレール  作者: くらコン
4/5

2月17日

こんにちは。くらコンです。次回が長くなる予定なので、今回は短めです。面白かったら、コメントもよろしくです。それでは。

「そしたらね、レナが、、、」

「マジ?ちょっと凄いな・・・。」

他愛もない会話を繰り広げる、放課後。最近は、放課後こうして慎吾シンゴとおしゃべりをするのが日課になっていた。慎吾のとなり、まだ曲がっていない割と新しめのガードレールが、真子マコの定位置になっていた。話す話題もその時によって違う。真子は主に学校で起こったこと、慎吾は車や人の往来を眺めていて気づいたことを話す。

「こうして話すようになったのも、本当に久しぶりだね」

「うん。いつくらいだっけ?最後に二人で話したのって」

「真子の誕生日会だから、小五かな?」

「そっか、もう4年もたつのね」

「幼稚園の頃は、すごいよく遊んだよね」

「そうそう。慎吾がお母さんにナイショでおたまじゃくし飼ってて、バレてすごい怒られたこととか」

「ちょっと。蒸し返さないでよ」

二人の笑い声が薄暗い空に吸い込まれていく。忘れかけていた。慎吾はこんなくだらない話でもしっかり聞いてくれて、笑ってくれるような優しくて親しみやすい人だった。やっぱり、慎吾と話すのは楽しい。

ふと、どこからともなく「夕焼け小焼け」が聞こえてくる。午後六時を知らせるチャイムで、真子たちが小さいころから鳴っているのだが、どこから流れてきているのかはみんな知らない。もちろん真子も慎吾も気にしたことがなかった。

「六時だから、そろそろ帰るね」

「うん、またね」

ガードレールから立ち上がり、家へと歩き出す。慎吾は、ガードレールの上からひらひらと手を振っている。こんな日々が、続くと思っていた。続いてほしいと願っていた。

現在、「起承転結」で例えるとまだ「起」の部分にいます。次回から「承」のダジャレの幕開けです。また次回もよろしくお願いします。お読みいただきありがとうございました。

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