転生14日目 この世界について。
どうもお久しぶりです。やっと投稿にこぎ着けました。
マーウッド視点
マーウッド艦長の毎日日誌より
今現在、この私、マーウッドは見知らぬ船に乗っている。いや、正しくは乗せて貰えた、のほうが正しいだろう。
私の所属していたザメギア帝国の艦隊は今私が乗っている軍艦に壊滅させられた。最終的には私の乗船しているザメギア帝国海軍50門戦列艦マギアも撃沈された。戦列艦から放り投げられるように海に落ちた私はつい先ほどまでたたかっていた軍艦に救助された。引き揚げられたとき、私が今回の艦隊の指揮官だとわかると、この艦隊の指揮官が到着するまで、個室を割り当ててもらった。そしてこの日誌を書いている。
ガチャッ
ドアが開き、数人の男が入室してくる。
「どうもこんにちは、大小川帝国の皇帝をやってます、小川健治です。貴方が今回の艦隊の司令官ですね?」
「こ、皇帝!こ、これは!わ、私はザメギア帝国海軍の今回の艦隊の指揮官、マーウッドです」
「そんなにかしこまらなくて大丈夫ですよ、マーウッド長官。ではいくつかの質問に答えて下さい。」
マーウッド艦長を尋問した結果この世界の詳しいこと、ザメギア帝国についてが大体わかった。
この世界はアデニン大陸、グアニン大陸、チミン大陸、シトシン大陸、その他の諸島からなっている。
‹地図›
グアニン大陸 アデニン大陸
小川帝国
シトシン大陸 チミン大陸
という風になっている。
アデニン大陸にはルシア王国、ザメギア帝国があり他の国は大陸戦争にてザメギア帝国に占領されたらしい。
チミン大陸にはアメリア連合国、ソビート連邦があり互いに睨み合っている。
グアニン大陸にはこの世界最強と言われるマジリス魔法王国がある。
シトシン大陸にはムラタン教という宗教勢力がこの大陸をしめている。
ザメギア帝国について
この国は200年の歴史があり覇権主義国家である。現在とその前の皇帝が軍備の増強に力を入れ、現在の大陸戦争に至る。
今回は別の陽動部隊がルシア王国の船をすべて港から出させ、大陸を回り込んで直接警備の薄くなったルシア王国の港を襲撃する作戦だった。その途中に我々と接触、戦闘になった。
といったところらしい。
「ウーム、結構な情報が手に入ったな。」
「そうですねえ。皇帝。戦闘でのデータも得られましたし。」
「しっかし流石だな我が海軍は。初弾で命中させるとは。圧倒的ではないか我が軍は!」
「確かに初弾命中は驚きました。」
「レーダー連動改装しといてよかった。」
「あ、そろそろルシア王国の港が見えますよ。」
「そういやどうやってコンタクトをとるんだ?」
「え?まさかお考えになって無いのですか?」
「え?え?なんのこと?」
「一応この間どうやってコンタクトをとるのか聞いたのですが、『え?あー。そこら辺のことは考えとくわw』と仰いましたよね。」
「···記憶にございません。」
「···えっ!ちょっ!どうするんですか!もうルシア王国の港は目と鼻の先なんですよ!」
「···どうしましょうかねー。」
「ホントにどうするんですかぁー!」
「こうなったら究極奥義!『The escape!!』」 ダッ
「あ!こらにげないでくださーい!」
「はっはっは!では大木君、サラダバー!」
「ちょっ!待てー!」
このあと艦内でそれはそれは大規模な、手の空いている者全員が鬼となった壮絶な鬼ごっこが開催されたそうな。
そして二時間後···
「はあはあ、やっと捕まえましたよ···ゼエ」
「···くっそ。一対五十とかどんな鬼畜な逃走中だよ。」
「仕事サボって遊んでるのがわるいんですよ。」
「チイッ痛いとこ突きやがる。」
「私は正論を言っているまでです。」
「それよりいいのか?」
「何がです?」
「ルシア王国とのコンタクト。」
「···あっ。」
「···」
「···テヘペロ☆」
「うおい!」
「で、でももとはといえば仕事をサボった皇帝がわるいんです。よって私は無罪!」
「···皇帝を売って自分は無罪という補佐官とはいったい····」
「···うー···」 (ションボリ)
(やべえちょっとときめいちゃったでござる···)
「···ク、クビにしないで下さいね?」 (上目遣い)
(ちょーーっとそれは反則じゃないですかねえ?)
元々背の低い大木補佐官である。そしてこのポンコツぶり+上目遣い+ロリコンの健治=あっ(察し)
(どうなる、俺の将来···!)
若干あれですね。はい。作者の趣味はあれです。
あと本編とまったく関係ないのですが、これとは別の作品も投稿する予定です。
まあお楽しみに。