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書物修復師  作者: kanoko
5/9

書物修復師5

「ああ、それ出来上がったんですね。」


言われて、持ち帰ってきてた書物を渡す。


「結構酷く破損してたのに、よく直しますよね。

糊の痕も見当たらないんだから、一体どうやっているんだか。

あれ?

紛失してた頁も揃っている。

気色悪い位に完璧な修復だな。」


「え?

紛失してた頁まで修復してるんですか?」


あり得ない事なのではと思う。

同じ書物を見て、複写しているのか?


「こう、完璧な修復だと気味が悪いよね。

便利ではあるけれど、付き合いたくは無い人種だよ。」


紛失した頁も直せる?

そんな事が本当に。


心臓がドキドキする。

そのような事が可能ならば、あの書物も、、、。


「ランドル殿、次は書庫の整理に行きますよ。」


同僚に連れられ、ここでの仕事を覚えるべく向かうが、気持ちは先程の人物に会いに行きたかった。

書物修復師に。



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