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書物修復師  作者: kanoko
1/9

書物修復師1

耳を澄ませ書物の声を聴く。

それが書物修復師の能力。






「この書物を修復師サマにお届けしろ。」


この街の初勤務の上官命令だった。

修復師様?

若干侮蔑が込められていそうな発音だったが、初めて聞く名称だ。


「隣の建物の中にある図書館に居る、書物修復師の事ですよ。」


上官はさっさと退室してしまったので、同僚になる気弱そうな男が教えてくれた。


「書物修復師?

初めて聞くな。」


以前いた町は小規模だったので、一人で何役もこなしていた。

当然図書館も専門職は置いていなかったのだろう。

さすが都会だなと感心する。


「これを届ければいいのですね。」


透明の箱に書物が入っている。

かなり古そうだ。

箱から出せば崩れてしまいそうなので慎重に持ち、教えられた建物へと入る。


「あの、書物修復師はどちらでしょうか?」


受付で尋ねると、持ってた箱を見て納得したように案内してくれた。



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