3話 僕の御爺ちゃんと御祖母ちゃん。
どうも、最近モスキートが深夜に僕を襲いに来て絶賛寝不足ですヴァンピールです。今回は前回よりも少し少ないです!あらかじめご了承ください!それでは、3話目をお楽しみ下さい!
どうも、興奮が収まり、ご飯を食べて眠くなっている僕ことアーシャです。いや~実はですね、おかゆの様な食べ物が異常に美味しかったんです!しかも!金髪狐耳の美少女と言っても過言ではないお母さんに、ふー、ふー、と息をはいて冷ましてくれたおかゆの様な物を食べさせて貰えると言う、超最高!これはマザコンになっちゃっても良いよね!って言うイベントがありました。まあ、お母さんも僕が嬉しそうにご飯を食べてくれるのが、嬉しかった様なので良しとしましょう。
「食器とか洗ってまた来るから、いい子でまっててねぇ~私の可愛い娘たち!」
お母さんはご機嫌に僕たちが食べたご飯の食器わお盆に乗せて、僕たちの部屋から出て行った。
ん?我愛しの妹サーシャが、『こっちに来て?』と、物欲しげ見たいな表情で僕の手を引っ張った。
如何したのかな?
『如何したの、サーシャ?』
僕は心中でサーシャに質問しながら、よちよちと、這い這いしてサーシャの隣までやってきた。すると、サーシャが自分の隣の空きスペースをぺちぺち叩き、こちらを向いて『こっち!』と言うふうに僕の手を引っ張る。何がしたいんだ?もしかして、一緒に寝たいのかな?と、そんな事を考えながら空きスペースに座ると、サーシャが僕に抱き着いてきた!一体全体どうしたんだ!?まさか、このまま僕を襲・・・と馬鹿な事を考えていたら、僕の首辺りに顔をうずめていたサーシャが寝息を立て始めた。そっか、一緒に寝たかったのか。僕は優しくサーシャをまっしろなシーツに寝かせて、僕も寝よっと横になり目を閉じたのだが、またサーシャが抱き着いてきた!どうやら今度は僕を抱き枕にして眠る様だ。はあ~サーシャちゃんいい匂いだぁ~手もぷにぷにで、肌がスベスベじゃ~そんな事を思いながら、サーシャちゃんとサーシャちゃんの匂いに包まれ、僕は眠りに落ちていった。
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1か月がたった。それまで何をしてたって?よかろう!ならば教えよう。お母さんに抱っこしてもらったり(お母さんの匂いが凄く良かったです///)、サーシャちゃんと抱き締めあったり(ぷにぷに肌が最高でした///)、お母さんにご飯を食べさせて貰ったり(役得でした///)、お母さんとサーシャちゃんと一緒にお風呂に入ったり(お母さんとサーシャちゃんの、あんな所とか、そんな所を目に焼き付けたり、女性らしく細い手で優しく僕の体を洗ってくれたり、気持ち良かったです///)、お母さんに絵本を読んで貰ったり(読んでる途中に寝ちゃった///)、サーシャちゃんが僕の指を小さなお口でパクッと食べちゃったり(もう忘れなくなっちゃうほどの気持ち良さでした///)、僕がサーシャちゃんの可愛い狐耳をパクッって食べ返したり(美味しかったす///)と、そんなこんなでした。で、一か月たって色々この世界の事が分かってきました。
この世界には、前世では空想の存在である、魔法が存在する。云々属性魔法とそんな感じに言っているが、こちらの世界では魔術と言っている。魔術には、火・水・氷・雷・土・風・光・聖・闇・無の10個の属性が存在し、人は其々に適性属性を持っている。ある人は火属性適性、またある人は水と氷属性耐性などなど。適性属性を2つ持つ人をエルア、3つ持つ人をエコル、4つをエハー、5つをエリマ、6つをエオノ、7つをエヒク、8つをエヴァル、9つをエイヴァ、10つをウミと言う。
10個の適性属性を持つ者は伝説の存在らしい。
魔術にもランクが存在し1~10級がある。1級が最上級魔術、2~3級が上級魔術、4~7級が中級魔術、8~10級が初級魔術と階級が決まっている。魔術の発動の仕方は、大まかに魔術を発動する方法は、1つ・魔術陣を描き、魔力を流し込んで発動する、魔法陣魔術。2つ・呪文を詠唱して魔術を発動する、詠唱魔法。3つ・呪文を詠唱しないで発動する、無詠唱魔術の3つである。
この世界の一番の主流魔術は詠唱魔術らしい。たしかに、戦闘中に魔法陣なんて書いていたら攻撃の良い的になってしまう。無詠唱魔術は存在はするが、使い手が中々いない。無詠唱魔術はどうして詠唱無しで魔術が使えるの?って言う人が多いようだ。(僕的に言うと多分イメージが出来ないのかもしれない。まあ、イメージだけで魔術が使えるとは僕も、そう簡単には使えないだろう。)と言う理由らしい。あと、複合魔術や精霊魔術などもある様だ。
複合魔術は制御等が難しく使い手が居ない。どの様な魔術かと言うと、ウォーターボール(10級水属性魔術)とサンダー(10級雷族生魔術)の複合魔術ウォーターサンダーボール等である。精霊魔術は精霊と契約できないと扱うことが出来ないので殆ど使い手が居ない。ただしエルフ族等は、精霊と親しいため、精霊と契約し精霊魔法を使える者もいるようだ。精霊魔法の特徴は精霊に自分の魔力を与え魔術を発動する。普通の魔術で消費する魔力量が10で威力が10だとしよう。精霊魔術で消費する魔力量が1で威力が10の威力がでる。少ない魔力で桁違いの破壊力を生み出せる魔術だ。
それと、魔術を道具に宿した物を、魔術道具などと呼ぶ様だ。ダンジョン等の古代遺跡等で見つけた魔術道具を優性魔術道具。現代の人の手で作り出した魔術道具を劣性魔術道具と呼ぶ。古の魔術で作られた道具をアーティファクトやオーパーツなどと言い、神から受け継がれた魔術道具を神器と言う。
魔術関連の事はこんな所でいいでしょう。
次に、この世界は360日で1年を迎え、1か月は、30日の12か月。1週間は10日間である。ここら辺は前世と違って異世界だねって実感できるね。それと、僕が居る此処は中世のヨーロッパに近い街並みで、化学力は中世のヨーロッパよりも低い。まあ、化学と言うより錬金術とかに近いかもしれない。僕が得た知識では、こんな所かな?ここ1か月で覚えた世界のちょっとした情報だ。それと、新しいスキルを覚えました!そのスキル名は…
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【スキル・情報収集】
【効果】
このスキルは、僕が欲しい情報を頭の中で願うと、その情報が手に入るスキルだ。
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使用魔力量は100で済んだ。でも、なぜか、今回はあの頭を弄られる感覚や不快感がなかった。なれちゃったのだろうか、あの不快感に・・・まあいっか。
そんな事より今日は僕たちのお父さんであるクローフィのお父さんとお母さん。僕たちからだと御爺ちゃんと御祖母ちゃんが家に来るらしい。何でも御爺ちゃんと御祖母ちゃんは他大陸に住んでるらしくて、今日僕らの家の近くの港に船で来航するらしいからお父さんが朝早くに出発して港に迎えに行っているのだ。因みに、僕たちが暮らしている大陸はフェアグリーフェル大陸って言う名前で国名はフェアグリーフェル王国。暮らしている街の名前はレパートって言う街の貴族街の近くだ。どうやら僕達のお母さんとお父さんは貴族には及ばないものの庶民からしたらお金持ちに分類されるようだ。この世界ではお風呂が有る家は裕福な家に分類するらしい。普通の庶民は公衆浴場などに行きお金を払ってお風呂に入るのが普通らしい。
「ねーね、あそおー。」
そうそう、僕達はこの1か月で簡単な単語ならしゃべれる様になったんだ!はい、拍手~!ぱちぱち。
それにしても...うちの妹様のサーシャ様が可愛いです!だって、這い這いしながら近寄って来て抱き着いてくるんだよ!しかも、満面の笑顔で!はあ~カワイ。よしよし、僕の所に這い這いでこれたご褒美に頭を撫でてあげたら・・・
「えへへ~///」
超ッ可愛い!!はぁ~何、何なの!この可愛い生き物!食べちゃいたい...じゅるっ。
とそんなふうに、にやけながらサーシャの頭を撫でていたら、お母さんが僕たちにお父さんに加越て来た時にサプライズをしよう!と言って来たのである。当然僕はOKで、隣のサーシャにアイコンタクトを取り僕を見ながら笑顔で頷き、お父さん以外全員で計画を練り終わって遊んで待っていると・・・
ガチャッ、っと家の玄関が開く音がした。そして・・・
「サーシア、アーシャ、サーシャただいまッ!僕のお父さんとお母さんを連れてきたよ!」
僕達のお父さんであるクローフィが勢い良く僕らの居る部屋飛び込んできた。それから、お母さんとサーシャと僕で密に計画していたことを実行する。
「「「お帰りなさい、クローフィ!」おきゃーりなしゃい、くろーい!」おかーりなさい、くろーふぃ!」
その後は何と言うか、うん、凄かった。クローフィが騒ぎ出し、お母さんの腰に手を回して掴み、その場でお熱いキスをするなり、僕とサーシャを両手で抱きかかえてクルクル回りだし、回り終わったら僕とサーシャのほっぺたにキスをする等々、御爺ちゃんと御祖母ちゃんが見ていてもなんのそのだった。で、その御爺ちゃんと御祖母ちゃんの容姿なのだが僕は信じれ無い物を見てしまった。と、そんな顔を多分、今の僕を見れば相当間抜けな顔をして居るだろう。だって、目の前に居る人が御爺ちゃんと御祖母ちゃんだなんて信じられないんだもん!!僕の御爺ちゃんと御祖母ちゃんの容姿は誰がどう見ても超絶イケメンと超絶美少女だったのだから!!
「まじゅ、きゃょ・・・」
赤ちゃんである美幼女な僕がつい、そんな言葉を出てしまう位、衝撃的だった。
「こんにちは、僕がクローフィのお父さんのロクトで君たちの御爺ちゃんだよ。」
うん、男の容姿解説はしなくていいかもしれないから言わないけど、超絶イケメンでした。
「同じく、妾がクローフィの母上で君らの祖母で有るロシュだ。よろしく!」
僕達の祖母である、ロシュおばー様は何と言うか凄いね!僕たちの御祖母ちゃんはロリババ様だった!身長は、僕達のお母さんであるサーシアよりも低い140㎝程。カチューシャ似たいな物を髪に付け長く美しい金髪を腰辺りまで下げ、ゴスロリチックな衣装をまとい、少し釣り目で鮮やかな紅の瞳を持ち、やや背伸びをしている感じで有る。可愛らしいですね、ぼくの御祖母ちゃん。
お母さん、お父さんと御爺ちゃんと御祖母ちゃんで話をしている時に僕は、勝手に御爺ちゃんと御祖母ちゃんのステータスを覗かせて貰った。
【スキル・鑑定眼】
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・名前 ロクト・ヴァンピール ・年齢137歳 ・性別 男 ・レベル121
・天職 剣豪 ・職業 冒険者・吸血貴族 ・種族 真祖吸血鬼
・????????????????
【常時発動スキル】
・????????????????
【発動スキル】
・????????????????
【称号】
・真祖吸血鬼 ・ロシュの夫 ・クローフィの父 ・名誉貴族 ・剣の達人 ・Aランク冒険者
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【スキル・鑑定眼】
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・名前 ロシュ・ヴァンピール ・年齢135歳 ・性別 女 ・レベル117
・天職 大魔導師 ・職業 冒険者・吸血貴族 ・種族 真祖吸血鬼
・????????????????
【常時発動スキル】
・????????????????
【発動スキル】
・????????????????
【称号】
・真祖吸血鬼 ・ロクトの妻 ・クローフィの母 ・名誉貴族 ・魔術の達人 ・Aランク冒険者
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ロクト御爺ちゃんとロシュ御祖母ちゃんは僕と同じようにすきるを隠しているんだと思うな。もしくは僕の鑑定眼のスキルレベルが低いからかもしれない。
それにしても平均130歳か・・・流石異世界だね...
この度は、『神様からポイントで買ったチートスキルと設定で狐耳吸血鬼の姉妹になった!』の3話目を読んでいただきありがとうございます!まだまだお話は続きますので、気長に待っていてもらえれば幸いです。次回も宜しくお願いします!