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1 遭遇、そして戦闘

 どうも、くおんです。拙い文章ですが頑張って行きたいです。初めての投稿なのでおかしな点があるかも知れません。よろしくお願いします。


 では、本文をどうぞ。


 朝日が木々の隙間から差し込み森の中を上明るく映し出している時間に、その中を急ぐように駆けていく6人の人影あった。その6人は皆、同じような黒のコートを着ており、フードを目深に被っていた。


 しばらくすると、6人の中で小柄な影が少女の声音で先頭を走る影に向かって言った。


「隊長! このままだと予定の時刻まで間に合いませんよ!」

「分かった。全員速度を上げるぞ」

『了解!』


 青年の指示に他の5人は揃って返事をして、そこからさらに速度を上げて道無き道を素早い身のこなしで、風のように駆けていく。


 6人が目標地点に向かっていると、


「前方の木の影に敵の反応。距離700、数は2!」


 と少女は注意を促した。


「種別は?」


 青年が慌てずに聞くと


「コボルトです!」


 少女は自分が感知した情報から敵の種別を推測した。


「そうか。なら直進だ。合図を頼む」

「わかりました!

距離200……100……接敵まであと、3、2、1、今!」

「はっ!」


 隊長と呼ばれていた青年の手にはいつの間にか1本の剣が握られており、声と共に放たれた2本の剣閃は、木の影から6人を待ち伏せていたであろう、2体のコボルトをすれ違いざまに切り裂き、その命を散らした。


「いくぞ」


 コボルトの死体などには目もくれず、青年が剣を消しながら言うと青年以外の5人は目標地点に近づくことにわずかに緊張しながらも青年のあとに続き、1度も止まらずに先を急ぐ。


 唐突に彼らの進む方向の先で爆音と共に火柱が空を貫き、その後も断続的に爆音が鳴り響いた。爆風が青年たちのもとまで焦げた臭いと熱を運んできた。


「チッ、間に合わなかったか。反応はどうなっている?」


 目標の状態を青年が聞くと


「えっと……よかった。報告にあった5人は全員無事です」


 と少女が安心した声で応えた。


「そうか、ここからは警戒していくぞ。堕ちた勇者がいる可能性が高い」

『了解』


 そのまま辺りを警戒しながら進んでいくと、炎が木々を次々と燃やし周りを紅く照らしているのが見えた。


「火を消してくれ」


 と、青年が頼むと、


「まっかせて〜。こんなの楽勝よ〜」


 と、おっとりした声がかえってきた。


『我、我が魔力を糧に精霊へと呼びかけん。その大いなる水の力を持って、荒ぶる炎を静め給え』


 そう背の高い影が唱えると、何もない空間に水が現れ、木々を燃やしていた炎に向かってシャワーのように降り注ぎ、次第に炎は消えていった。


「出来たわよ〜」

「助かる、進むぞ」


 青年が礼を述べ先に進むと、木々が開け、地面が焼け焦げた場所に出た。その場所の中心には、呆然とした表情の少年と少女が2人ずつ座り込んでおり、少し離れた場所に立っている、体に炎を纏った1人の少年が、いかにも気に食わないといった表情で青年たちを睨みつけた。


「なんだよ? 炎を消したのはお前らか?」


 少年は苛立ちを隠そうともせず聞くと


「そうだ」


 と、青年は平然と応えた。


「チッ、よく燃えていたのを簡単に消しやがって……ムカつくんだよ!」


 炎を纏っている少年は怒りだし、青年に向けて突然、人1人は余裕で飲み込むほどの大きさを持つ火球を放ってきた。


「燃えろっ!」


 少年は叫び、火球はそのまま青年を飲み込んだあとに爆発した。それを見た少年は


「はっ、普通の炎は消せてもオレの炎は消せねぇみたいだな!」


 と、青年がいた場所に勝ち誇ったように叫んだ。少年はそのまま、火球に飲まれた青年のことなどもう忘れたと言わんばかりに、また周りの木々を燃やし始めようとした時、


「――堕ちた勇者を確認。これより残る4人の確保と、堕ちた勇者の排除を開始する」


 青年の声が冷たく辺りに響いた。


「各自、兵装を展開、ポジションにつけ。俺が先陣を切る、サポートは任せた」


 青年がそういうと周りが微かに輝きだし、一際強く輝いたと思えば6人の手にはそれぞれ武器が握られていた。

 青年の手には剣が、少女の手には長大な銃が、大柄な男の手にはその男の身長ほどもある巨大な大剣が、背の高い女は長い杖を、残る2人は6人の中でも1番小柄で、その手には短剣が握られていた。

 それを眺めていた少年はその手に炎によって作られた剣を持ち、纏っている炎の勢いを強くして、言い放った。


「あん? オレを排除するだって? ハハハッ、面白い。いいぜ、やって見ろよ。お前らに出来るんならなぁ!」

「いくぞ!」


 青年の言葉を合図に、6人は行動を開始した。男は一直線に少年へと突き進む青年のあとを追いかけるように進み、女は詠唱をするためにその場に立ち、少女は少年へと向かう2人を援護するために、後ろに下がった。残る2人は呆然としている4人を確保するために左右に別れて、少年少女のもとへ向かった。















 どうでしょうか?


 この後はキャラ、用語紹介をしてから続きといきます。基本ゆっくり投稿なので気長に待ってもらえるとありがたいです。


 最低でも、月に一回は投稿して行きたいです。

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