花束をキミに
その日はいつもみたいに入院している母さんのお見舞いに行く日だった。
週に一度は会いに行くその道すがら、いつもは気にすることもなかった
花屋へと立ち寄ることにする。
「今日は母さんの誕生日だし、たまにはサプライズでもしてあげるかな。」
うきうきしながら綺麗に包装された花束を受け取る健吾(けんご)。
「ごめんね」
突然誰かに声をかけられたと思えば、そこは全く見覚えのない森の中だった―――
週に一度は会いに行くその道すがら、いつもは気にすることもなかった
花屋へと立ち寄ることにする。
「今日は母さんの誕生日だし、たまにはサプライズでもしてあげるかな。」
うきうきしながら綺麗に包装された花束を受け取る健吾(けんご)。
「ごめんね」
突然誰かに声をかけられたと思えば、そこは全く見覚えのない森の中だった―――
コトバをカタチにするチカラ
2017/03/14 14:01