初恋の君へ、シャンパンを。
この作品に意味は込めていません
もともと、長編にする予定だったものです。
叶わないことは初めから
それこそ、出会ったその瞬間から
多分僕は、知っていた。
それでも、
君のそばにいたくて
努力して
足掻いて
君の一番の親友になれたことは
僕の人生の第1の功績だと思う
夜中まで電話したり、
家出に付き合わされたり
君は本当に
人を振り回すのが好きな人だったね
だから、
そんな君に恋人ができた時は
悔しさより、心配の方が多かったよ
まぁ、、冗談だけど。
もちろん悔しさの方が大きかったさ
それでも君がよく笑うなら
それでいいやって
本気で思ったんだ。
馬鹿みたいだよね
結局思いは伝えられなくて
時間はいつの間にか過ぎてた
それからお互いに家庭を持って、
守るものも増えて、、
どうだったかい?
幸せだったろ?
でなきゃあんな死に顔はしないよね
死んだ人の顔には
見えないくらい
君は穏やかな表情で死んだんだよ
もっと死人らしく
不景気そうな顔をすればいいのに
思わず笑ったさ
もちろん、
泣きながらね
こうやってさ、
友人の墓石の前に立つと思うんだ。
たぶん、僕も、もうそろそろかなって。
だから、そっちに行ったら
色々話してくれよ?
楽しかったこと、
愛しかったこと、
喋り上手の君だから
何年、耳を傾け続ければいいか
全然わかんないや
まぁ、取り敢えず。
死んでおめでとう。
幸せに生きれて、
ほんとにおめでとう。
この墓石には似合わないけど、
お祝い事だから、いつものコイツを用意したんだ。
だからさ、機嫌良くして、僕が来るのを待っててね。
好きだったろ?祝酒




