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今日から更新再開します。お待ちしていた(数少ない)方々、お待たせしました。
10日もかかってしまった。
全部直しましたが、特に4章は丸っと書き直してますので、お暇ならお読みください。
「やあ、君達を招いた覚えはないんだけどね。どうしてここに?」
その時、俺たちの後ろを主婦が喋りながら通り抜けた。彼女らは大きな声で喋っていたのに俺たちの後ろを通った瞬間からひそひそ話に変わった。
その姿に、旭山は顔をしかめる。
「そこじゃあ少し目立つ。とりあえず家に入りなさい」
俺たちは警戒しながら、旭山の家に入った。
「お邪魔するでござる」
「それで」後ろ手で鍵を閉めながら旭山が言う。
「一体何の用だい?まあ、大体は想像がつくけどね。それよりもどうしてこの場所が?」
ここで話を終わらせるつもりだろう。俺たちを家に上げたくないらしい。
「ヘヴン殿を救いに来たでござる」
「救う?君達も聞いただろう?彼女は望んで我々の仲間、saiの一員となったのだよ?」
「望んで?本当にそう思っているのか?」
「もちろんさ」
「だとしたら相当空気読めないな。だからモテないんだよ、童貞野郎」
「ちょっ、デウス殿!」
俺は旭山を煽った。もちろんわざとだ。キレて俺たちに攻撃でもしてくれたらこっちから仕掛けるきっかけになる。なぜだか負ける気はしなかった。鳥羽が皇に勝ったからかもしれない。
「それより僕の質問に答えてくれないかな?どうしてこの場所が分かった?」
旭山は両手をふわりと振った。キラキラと、糸が各指から伸びているのが見える。見えないというか透明なだけで、テグスのようなものらしい。屋外では分からないが、今ならよく見えた。
「皇を倒した」
「皇を?君達が?」
頷きたい気持ちをぐっとこらえて、俺は鳥羽が一人でやったと伝える。
「そうか……それで皇は?」
「篁殿が病院に連れて行ったでござる」
「そうなのか……」
旭山は顎に手を当て、目を閉じて何かを考えているようだった。
「それじゃあ仕方がない。とりあえずあがっていいよ」
ギシギシと、足を踏み出すたびにきしむ廊下を俺たちは進んだ。
廊下の一番奥、すっかり黒ずんだ木の引き戸を開けると、そこは嘘みたいに明るい洋風な部屋になっていた。
天井も壁も床も真っ白、まるでどこかの研究所のようだ。
その真ん中に、天蓋付きの白いソファーがあり、サイドテーブルにはお菓子が山積みになっている。
ソファーの上、真っ白いレースのクッションと、白いクマなどのぬいぐるみ達に囲まれ、真っ黒い服装のヘヴンさんが鎮座していた。




