表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
僕らは浅瀬で恋をする  作者: 秋乃しん
41/176

流れる僕ら36

よろしくお願いします


  辺りはもう暗い。足が浸る浅瀬の底は、もう見えなくなった。月の光だけが僕らの身体を照らしてる。波の音も、君と僕の話し声も、この暗い夜にはよく響く。


「説得くらいはしてみるよ」


「ほんとに!?ありがと!」


冷静になって来て、気持ちの整理もついた頃。

ようやく覚悟ができた僕は、今から家に向かう。もちろんこの少女も連れて行く。もしかすれば、何日かは家に泊まることは了承されるかもしれない。仮に駄目だとしたら。その時はその時に考えるしかない。


「あのさ、あんまり期待しないでよ?」


「うん!してないしてない!ぜんっぜんしてないよ!」


いや、めちゃくちゃ期待されちゃってるじゃん。断られたらこいつの悲しんだ顔を見るのは僕の方なのだからやめてほしい。それに、たとえ了承が出たところで、こいつの寝床なんてないし貸す服も無い。問題点が多すぎて話にならない。

だから、今更にも、冷静になってしまった自分にゆっくりと後悔している。

ありがとうございます

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ