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なんでも売ってる購買部

作者: 僧侶A

うちの高校には購買がある。


それだけならば別に言うほどのことではないがこの購買部は特別だ。


異常なまでに品揃えが良いのだ。


購買によくある文房具や弁当はもちろん取り揃えているが、この学校に必要なさそうなものまで揃っているのだ。


例えば漫画本、この学校は持ち込みOKだからといってわざわざ購買が売るような物ではない。有名な雑誌だけでなく、最近人気の出ている漫画から親世代の漫画まで様々な種類の漫画が置いてある。下手したらそこらへんの本屋よりも品揃えが良いんじゃないかってレベルだ。


そんな本屋並みの品揃えを見せる購買だが、本だけに特化しているというわけでもなく、頼めば大体のものがすぐに出てくるのだ。


ちなみに冗談で購買の人に車くれと言った人がいたらしい。その時に本当に車が出てきたという話を知った時は驚いた。


どんなものでも揃えている購買は高校を超えてその周囲の学校にも知れ渡っているらしい。


一度他校の人が購買にわざわざ物を買いに来たことだってある。


そんな購買は普通ではありえない。高校生になるまで購買を見たことがない俺でも流石にわかる。


その購買に対して1つの噂が立った。


裏で学校ではない何かと繋がっているんじゃないかと。


そんな噂が広まり、いつのまにか学園の七不思議の1つとなっていた。


そんなある日、購買の秘密を明らかにしてやろうと調査隊が動き出した。


購買の店員はいつもレジの後ろにある扉の中から物を取ってきていた。


調査隊はその扉の奥には何が潜んでいるのかを確かめるため行動を開始した。


調査隊は夜に学校に忍び込み購買へと向かった。


当然扉には鍵がかかっていたので職員室から取ってくることにした。


しかし購買の扉の鍵だけは無かった。


困った調査隊はどうにかして部屋に入るべくピッキングを試みた。


扉の鍵はハイテクなものではなく、昔ながらの鍵だった。


それでも素人だったため時間はかかったが無事開けることが出来た。そして調査隊は期待に胸を膨らませ扉の中に入った。


すると中には1つの巨大な機械があった。


その機械を何だ何だと調査隊で話し合った。


そんな中扉が閉まった。


それが『俺』の最後の記憶だ。


こんな面白いこと皆に話してしまいたいのだが何故だか話してはいけない気がする。


だから俺は独り言に留めておく。

読んでいただきありがとうございます。よろしければ他の作品もご覧ください。

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