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バカと天才は"神"一重  作者: 抹茶
入学編
36/88

第28話 


短いです、すみません





 俺がミストレア学園に入学してから3週間が経った。

 いやー、時が過ぎるのは早いですね!


「兄さん、何をブツブツ言ってるんですか?」


 そう言って俺の顔を覗きこんでくるのは、一緒に登校している我が麗しの妹、フィルさんです!

 いやー、今日も相変わらず美C!!


「んにゃ、何でもないよ」


 ニッコリと笑って誤魔化せば少し頬を染めて俯いてくれる可愛い妹です!

 とりあえずこの3週間の学校生活がどうだったかと言うと、特筆すべき事はありませんでした。


 強いて言うならちょくちょく会って話をするので、ニュート先輩とアルバート先輩の事をファウスト先輩、ミラ先輩と呼ぶようになったくらいか。


 んで、2人とよく一緒にいるリューネ先輩とも仲良くなりました。

 エレノア先輩は多少心は許してくれてるっぽいけどイマイチ掴めん。


 まあ入学して短期間でこんな有名人とお近づきになれるなんて俺の学生ライフマジで勝ち組ですわ。


 まあそれを疎ましく思ってる奴も少なくないけどね。

 名前は敢えて出さないけど、スピンロッドとかスピンロッドとかスピンロッドとかスキンヘッドとか!


 他の奴らは陰でコソコソ文句を言ってるんです。でも負けないよ!だってリオちゃんは男の子だから!


 ……後落ちこぼれ(特殊型)クラスのE組なんですが、こちらは相変わらず自主練をモットーに日々過ごしてます。


 いや~アイツらマジで反則。


 シンは強化魔術施して地面軽く割るし、グランは何かサイコキネシスと重力操ってるし、テトラは幻覚やら幻聴やら精神衛生上悪いものばかり繰り出すし、リリーは魔導記憶式マガジン的なの使って魔術バンバン撃つし。


 もうアイツらマジシャンかってくらいに恐ろしいわ。魔術師なんだけど。


 俺なんて魔術使えないから片隅で鼻ほじってるくらいしかできん。

 一応使えないわけではないけど、ここで過ごす間は使えないものなので結果的に俺はノー魔術です。


 あと、ベルさんは相変わらず変態。


 で、そろそろ学校に着くかな……というところで俺は見知った顔達が歩いていることに気がついた。

 ファウスト先輩達御一行様である。


 ミラ先輩にエレノア先輩、リューネ先輩といつも通りのメンバーで歩いております。


「おっ!」


 どうやらあちらも俺達に気がついたようだ。


「奇遇だな」


 心なしか元気のないようなミラ先輩。低血圧なのかしら。


「おはようございます先輩方」


 45度ピッタリ綺麗な姿勢で挨拶をするフィル。


「相変わらず真面目だな~フィルは」


 こちらは朝から元気なリューネ先輩。フィルの肩をポンポンと叩く。


「おざーっす」

「お前は相変わらず適当な」


 俺の挨拶に苦笑いで突っ込みを入れるとは……失礼な会長だぜ。


「それにしても2人とも本当に兄妹には見えねぇよな〜」


 棒つきの飴を口の中で転がしながら聞くリューネ先輩は、朝からお洒落ッスわ。


「もちろん、二卵性双生児の双子でございますよ」


 俺は笑って答えながらフィルの頭を撫でる。


「端から見たら普通にカップルにしか見えねえよ」

「か、カップル!?」


 ファウスト先輩はまるで暑い……とでも言わんばかりに右手で自分を扇ぐ。

 そして何故か驚くフィルさん。


「そんな……カップルだなんて……私ごときでは兄さんの彼女には釣り合わない……でも嬉しい……」


 フィルは真っ赤に染めた頬に両手を当て、何やらゴニョゴニョと呟く。


「何言ってんのファウスト先輩、俺じゃあコイツとは釣り合わないっスよ」


 俺はそう言ってフィルの肩を抱く。


「兄さん、こんな公の場でそんな……大胆過ぎです……」


 フィルは更に顔を真っ赤にする。


「何だ嫌なのか?」

「嫌だなんてそんな……むしろ……」

「むしろ……なんだ?」

「う、嬉しいに決まってるじゃないですか……もう、こんなお恥ずかしい事を言わせるなんて兄さんは意地が悪いです」


 そろそろコイツ気絶するんじゃねえか?


「オイッ! コイツら本当に兄妹だよな!? 何かスッゲェピンクのオーラが見えるんだが!」

「これは狙ってやってるのか、それとも素なのか……俺にはわからん」

「ピンクのオーラが見えるんだって。きっとファウスト先輩は神の生まれ変わりかもな」

「まぁ……それは神秘的ですね」

「違うわっ!! てか、お前らわざとやってるだろっ!?」




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