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手違いでしたといわれても

短編のつもりです

金髪ママでなくとも美人なので授乳をとかおもったのだが、ご本人曰くミルクで育てるのが最適派なので、夢のまた夢となってしまった。


この世界で意識を持ってからの観察結果から言うと、日本だと思ったのだが日本ではなかった。


母親と産婦人科に検診に行った時に当たり前のように、ピンクやら青やらの髪の人間がいたからだ。

染めているにしてもおっさんもおばさんもいて、親子だと同系統の色なので遺伝だろう。


つまり俺がもともといた世界ではなかった。


かといって魔法要素はなさそうだった。

見た限りでは俺のいた世界と酷似した機械文明で発展している。


そして、俺イケメンもあやしくなってきた。


母親は美人だが、父親が前世の俺っぽい容姿だったからだ。


一応考古学者で大学教授なので顔以外のスペックは前世俺と比べようもない。


俺は怒っていた。


社長(大天使)に部長(上級天使)に!


約束が違いすぎる、多少はかなえますと言うならイケメンだけはかなえて欲しかった。


だから課長(中級天使)や主任(下級天使)のような造反する奴がでるんだよと思ったわ。


などとくさくさした波動が天に届いたのか、天の啓示のような夢を見た。


その夢には弱々しそうな眼鏡の天使が現れてこう告げたのだった。

「わたくし先日庶務課の主任になりましたロキと申します。このたびはこちらの手違いで大変もうしわけありませんでした。お気づきとは思いますが、係りの者が不慣れでして、あなたと別の方を間違えて転生させてしまいました。つきましてはもう一度生まれ変わると言うこともできない案件でして、一応その変わりと言ってはなんですが、基本設定は無理なんですが、ある程度の希望はかなえるよう手をくわえましたのでご理解ください」


はあ?何それ?俺は抗議の声をあげようとしたが、まだ赤子なのか声がでない。


「この世界はあなたの前世で流行った乙女ゲームと酷似した世界です。舞台はあなたの前世で育った世界の20世紀くらいですか、魔法とかはない世界です。しかし、この案件は複雑なのものでして、あなたは高校生になった時にある少女をサポートして、その恋を完成させないとならないのです、でなければ世界は崩壊するのです。あなたにも不満があるでしょうから、あなたを愛するあなた用の悪役令嬢を用意してます。よろしくお願いしますね」

「あ、それと少しは役にたつかもしれないので、あなたの希望した魔法能力など付与しておきました」


そう言ってそいつは消えた。

 

これ、、任務じゃん、、俺の物語じゃないじゃん。


それに魔法って、、魔法の無い世界で魔法能力持ってても役にたたんのじゃー。


これは過去にこなした任務からも分かることだけど、その世界の要素からはみだした力の行使はできない。

それができるのは神や天使や悪魔と言う高次元の存在だけで、それでも大きな干渉を継続してできないから俺たちがいろいろ工作してたんだけどね。


まじであの時のおっさん嫌な予感がしたんだよな。


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