有名人の怒らせ方
記者「今回は貴重な時間を割いていただき誠にありがとうございます。」
ゲス「いえ。」
記者「それでは早速インタビューの方、始めさせていただきます。」
ゲス「どうぞ。」
記者「まずグループ名の『ゲスの乙女極み乙』ですが。」
ゲス「間違ってますね。」
記者「失礼しました。『ゲスの乙女極めて乙』」
ゲス「ひどくなってる。」
記者「『ゲスな乙女極めてブス』」
ゲス「ひどいこと言っちゃってる。」
記者「『ゲスの極み乙女』」
ゲス「うんそうそれ。出来れば最後に『。』もつけてね。」
記者「一応確認なんですが、ボーカル&ギターのゲスさん、ベースの極みさん、残りの女二人が乙女ということで合ってますか?」
ゲス「全然違うね。全部間違ってる。一応って言ったけどもしかして自信あったの?」
記者「失礼しました。ゲスさんと極みさんが逆でしたね。」
ゲス「そうじゃなくて。そもそもバンド名とメンバーの名前関係ないから。さっき突っ込み損ねたけど、女二人をまとめて乙女っていうのも結構失礼じゃない?」
記者「おまけじゃないんですか?」
ゲス「違うんだよね。ていうか思ってても言わないで?」
記者「先日発売された2ndシングル『私以外私じゃないの』ですが。」
ゲス「急に変えるね。マイペースだって言われない?」
記者「聴かせていただきました。とても感動しました。」
ゲス「それはありがとうございます。」
記者「サビの部分なんですが、」
ゲス「はい。」
記者「『タワシ以外タワシじゃないの』というフレーズにはどういったメッセージが込められているのでしょうか?」
ゲス「本当に聴いた?聴いたなら耳大丈夫?っていうかさっき曲のタイトルちゃんと言ってなかった?」
記者「すみません。風呂掃除しながら聴いたもので。」
ゲス「それなら仕方ないね。風呂場にタワシあるから。ゴシゴシ。ってなると思った?ならないんだよねこれが。」
記者「今後風呂掃除する時は気をつけます。」
ゲス「うん気をつけて。」
記者「では次の質問に移らせていただいてもよろしいでしょうか。」
ゲス「さっきのまだ答えてないけどいいんだ。いやタワシに込めるメッセージなんて別にないけどね。」
記者「もう乙女二人とはヤったんですか?」
ゲス「コラ。ド直球で来たね。それは聞いちゃダメでしょ。」
記者「ヤってないんですか?僕なら即パコですけど。」
ゲス「ヤってないよ。あと即パコって何?初めて聞いた。ああいや、やっぱ言わなくていいや。なんとなくわかるから。」
記者「せっかく顔で選んだのにもったいなくないですか?」
ゲス「顔で選んでないし、もったいないとかそういうことじゃない。」
記者「極みさんもまだやってないんですか?」
ゲス「まだってこれからもやらないからね?ほら課長、言ってやりなさいよ。」
極み「……」
ゲス「え?ウソでしょ?」
記者「乙のほうとですか?それとも女のほう?もしかして両方?」
ゲス「君ちょっと黙ってて。あと乙とか女とか、そんな呼び方しないからね?」
乙&女「ごめんなさいゲスちゃん。」
ゲス「まさかの両方。マジかー。」
記者「今度僕も混ぜてもらっていいですか?」
ゲス「ちょっと何言ってるの?いいわけないでしょ。」
極み乙女「どうぞ。」
ゲス「許可出ちゃった?何これ俺の知らない所で何が起きてるの?」
記者「目に見える物が全てじゃないってことですよ。」
ゲス「もういいお前帰れ。」
記者「怒ってます?」
ゲス「怒ってないよ。」
記者「ホントは怒ってるでしょ。ゲスさん」
ゲス「ゲスって呼ぶんじゃねーよ怒ってるよ。だからもうお前お願い帰って。」
記者「ドッキリ大成功ー!」
ゲス「え?ドッキリ?なんだよもー。おかしいと思ったんだよ。でも安心したわ。」
記者「それでいつヤるかって話なんですけどゲスさんも来ます?5Pになりますけど。」
ゲス「そこドッキリじゃないんだ。そこが一番ドッキリであって欲しかったわー。」