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その11・これで終わり


 とんだ逆転劇の、結末。




「あーえーなーい時間がー、あーいー育てるのさー」

「美恵子って昭和の歌謡曲好きだったっけ」

「なんとな~く」

「ふふ、……はい、答え合わせ終わったよ」

「こっちも終わったよ、そこに置いてある」

「うん」


 テスト前とテスト期間中の数日間は、部活が休みになる。バイト先の店長も「学生の本分を忘れるべからず」とのお達しで、その期間は学生アルバイトにシフトを入れさせない。大学進学のために去年辞めた琢磨先輩も、「真面目な職場なのは助かるけど、こんなんじゃ勉強サボる口実出来ない」と苦笑いしていた。

 そして今、私も学生の本分とやらの真っ最中である。

「あうち……また同じとこか」

「わたしも」

 勉強は未だ、得意科目と不得意科目が分かれてる。でも、センター試験及び大学入試にむけ、それなりに準備をしないといけない。要は、ひとつの脚の引っ張りがそのまま人生の脚の引っ張りになってしまうことだってあるのだ。

 ということで、私は数学の強化、香織は英語の強化に励んでいる。もう最上級生になったことだし、部活も引退した。これで100%受験生だ。正直気が重いけど、勉強も梃子を入れる意味で頑張らないと、と感じる。特に、塾や予備校通いでない人間は、自主勉の余地がそれなりにあることだし。

「う~、数式がするする頭に入ってくひとの脳みそ、ちょっと分けて欲しいよ。ぎぶみー理数系頭脳!」

「そうだね……。わたしも、英語圏のリスニング力と英語文法覚えられるだけの容量、脳内に欲しい……」

 ペケだらけのノートを眺め、私達は揃って溜息をついた。ああ、頭の良いひとが心底羨ましい。何度やっても同じところで躓く箇所を眺め、間違えたところにペンを入れつつ考える。

(学くんだったら、目ェ瞑っても解けそうな問題だよね)

「――」

「美恵子、寂しそうな顔になってる」

「そんなことないよー」

「考えてること、当てようか? ……桐原さんのことでしょう」

「ぅなっ、そ、そんにゃことッ」

「噛んでる噛んでる」

 くすくすと笑いながら、香織は私と同じくペンを入れ終わったノートを閉じた。

「お茶淹れてくるから、ちょっと待ってて」

「ありがと~」

 そのまま立ち上がり、ぱたんと扉を閉めてから聴こえる階段を下りる音。こちらもノートを閉じて、ふう、と背後に寄りかかる。中学時代から幾度と無く馴染みのある、低い位置にある香織のベッドだ。視界に映るものもみんな、見慣れたもの。小さいテーブルと勉強机と、隅に置いてある縫いぐるみ。壁一面はタンスと本棚だ。物々しく立ち並ぶ分類多岐な本、本、本。こういうのがベッドの下にも押入れの中にも、ぎっちりと詰まっていることを知っている。可愛い少女の雰囲気と蔵書癖らしさ、両方が漂う不思議な部屋は、本当に香織らしい。

「……」

 馴染みの感覚に埋もれていると、リラックスしてくる。ドアの隙間からうっすらと香ってきたのはコーヒーの芳香だった。きっと香織のことだから、豆をわざわざ挽いてドリップしてるんだろうな、と感じる。ちょっと時間がかかるだろうことは知れたので、その間暇を潰してようと携帯を開いた。

 そしてしばし逡巡する。

「――学くん、忙しいだろうなあ」

 当たり前だろう、現役の大学生だし、しかも医学部に進学したてなのだから。

「やっぱやめよ」

 ぱたん、とガラケーを閉じた。脳内に残る誰かさんの面影は『いいか、いつでも連絡しろ思い当たったらすぐ電話寄越せ通じなかったらメール入れろ絶対に折り返すから』と怒涛の勢いで喋ってはいたけど、いくらなんでもそのまま鵜呑みにしてしつこくするほど、私はこどもなわけじゃないし。

 それに。

(いいんだ。どんなに離れてたって、関係無いし)

 言葉にするのは極難しい、かたちの無い確信がある。それは、どんな言葉よりも、どんな事象よりも、こころを安心させてくれる不思議な感覚だった。


(私は、どんな場所にいたって、どんな状況でも、いつになったって、学くんのことがだいすき)


 その事実が、私のなかにある。それだけで、例え学くんがまた私から離れようが、心変わりしようが、平気。そう、識ったから。



 色々あったけど、学くんと私は付き合うことになった。

 私としては、なんでいきなりそういうことになったのか、いつから学くんの気持ちが変わったのか(学くん曰く「元から」だそうだけど、そんなわけない)不明な点が多すぎて正直気持ちが付いていけなかったのだけど、やっぱり長年の恋心と欲望は正直だ。あの日、学くんが乱心めいた告白(?)をしてから、一も二も無く了承してしまい、あっという間にことは進んだ。なんという凄まじい誕生日プレゼント。こういうのも高校生になった変化の一環なのか、そうなのか。理由を無理矢理こじつけないと頭が色んなものでパンクしそう。

 学くんが土下座したという部分は伏せ、「片思いが成就しちゃいましたてへへ★」的報告をしたら香織始め友人らは揃って目を点にさせてたけど、私だってこれ以上説明出来ない。

(まあ、嬉しいことは嬉しいんだよね)

 あんな場面で流されていいのかというツッコミは今更である。だって好きなひとからの願ってもみない申し出(土下座付き)を断る度胸なんざ、片思い暦十三年のチキン女には微塵も無いのだ。目の前に好物ぶら下げられた鳥頭と呼ぶがいい!

 ……私の初彼は、思った以上にマメな人だった。あのあと寮に戻ってから、ほぼ毎日メールを寄越す。そして週一のペースで電話も。携帯の通話料金まで郵送してきたのには参った。いきなりお金を送りつけられる高校生の身にもなって欲しい。困り果てて、こっそりと学くんちのおばさんに相談したら、「学の精神的な慰労のために、受け取ってやって」と逆に拝み倒された。どうやらこちらが報告するのを見越して、先回りの防線を張っていたらしい。さすが学くん、周到すぎる。

 面倒くさがりだと思っていたのに、実はフットワークがかなり軽いことにも驚いた。寮から私の高校まで、結構な距離があるというに、毎週のようにバイクで送り迎えしてくれる。予定が込み入ってるときはさすがに無理だけど、バイトを入れてない日だとかはほぼ連日で自宅まで迎えに来てくれたり放課後に校門前で待機してくれてたりするのだ。その他も部外者出入りの厳しい寮に遊びに行けるようになったり(その繋がりで学くんの高校友達とも知り合いになれた)、バイトの無い週末には必ず帰省して色々なところに連れていってくれるし、ふとした行事には忘れずにプレゼントをくれる、こちらがたまげるほどのサプライズ付きで。こういうのフツウなのかな、と思って彼氏もちの友達に聞いても、「環境的に難しい」「あり得ないほどマメ」だと返された。なんだか申し訳なくなって、そっちも忙しいでしょ、と何度も遠慮したが、押し通られた。学くんの要求に昔から弱い私が、本気で抵抗出来るわけもない。

 それに何より。私自身、学くんと過ごす時間が多ければ多いほど、幸せだから。好きなひとがそこまでしてくれるということに優越感を覚えなかったといったら、嘘になる。

(学くんの歴代彼女も、こういう扱いされてたのかな)

 そう思うと、ずきっと胸の奥が痛むけど。けど、今が幸せすぎるのでつまらない嫉妬はしないことにした。つくづく、楽天的な性格で良かったと思う。

 ちなみに、そんな考えを零したら香織はぽそりと返した。

『桐原さん、誤解が解けるまで苦労するかもね』

 誤解って?と聞くと、ううん、なんでもない、と首を振られた。よくわからないけど、香織のふんわり笑顔が今までで一番晴れやかだったので、気にしないことにした。可愛いおなごのにこにこ顔は正義なり。

 ともかく、高校生活一年目にして初彼氏が出来てしまい、それからはあっという間に時間が過ぎた。ちょっと戸惑ったり落ち込んだりすることはあっても、好きなひとと過ごせること、公認で彼氏彼女の間柄になれたこと、すべてが幸せだ。たまの喧嘩ですら、あとからじわじわと「あーこういうのって付き合ってるっぽいなー」と思えたりするのであんまり苦じゃない。

 つくづく、思う。私って本当に、昔から変わらないんだなあと。

 あとから気づいたことだけど、それは悪いことばっかりじゃなかった。



「そういやさー、えっちゃんの帰省って今度はどのくらい先だっけ」

「う~ん、訊いた話じゃあ二ヶ月後だって」

「そっかぁ、じゃあ瀬乃は?」

「半年無理だって」

「あれま……。じゃあ、五人揃って食事出来るの、まだ先になりそうだね。ヒマなのは恭子くらいかー」

「恭ちゃんもそろそろ彼氏出来そうな気配だけどね――って、そういえば美恵子、」

「なあに」

「いつから、恭ちゃんの呼び方変えたの?」

「ん? ああ、あのね、そのぅ……」

「その顔はまた桐原さん関連でしょ」

「ぅあ、はい、図星です」

「ふふ。で、どうして?」

「その、学くんがね、『紛らわしい』って」

「え?」

「『キョウって響きだけだと、男みたいだから』って。なんだかね、友達の名をちゃんと呼ぶことの大切さをとくとく説かれちゃって。そこまで言うならって思って、変えてみたの。恭子も了承してくれたよ」

「……」

「どしたの香織、急に呆れ顔になって」

「桐原さん、どこまで嫉妬深いの……」

「?」



 香織の家での勉強会を終えてから、自宅に戻る。鞄を置いてから、さてそろそろ夕飯かなと腰を上げかけたとき、携帯が鳴った。この着信音は、確認するまでもなく。

「――もしもし」

『……美恵子』

 私の、好きなひとだ。


 つい最近知った事実だが、私の幼馴染兼こ、恋人(←未だぎこちない付け加え)は結構甘えんぼさんだ。こうして、ヒマさえあれば電話してくる。

「はいはい、美恵子ですよー」

『……今、大丈夫か』

「うん。講義お疲れ様」

『……ああ。美恵子は』

「そこそこー。今日は授業そんなにない日だったから早く帰れてラッキーだったよ」

『そうか』

 いつもの調子で返せば、機械越しの向こうの疲労気味の声がふわりと解ける。それがこちらの疲労も癒してくれる。なんだかこういうの、じんわり嬉しい。私との会話なんぞが精神的な慰労になり得るんだろうかと当初は不思議だったけど、そこそこ嘘じゃないのかもなあと最近は思ってる。

 こちらもちょっと甘えてみたりもすると、学くんの声が更に嬉しそうになるのがわかるので、遠慮なく調子に乗らせてもらっている。

「でも学くーん、今は頭痛いよう」

『どうした?』

「さっき香織のうちで勉強会してきたの。でもさ、いつになっても数字って頭に入ってこない。理数脳ってどうやって作るの?」

『数学はやり方さえ記憶すれば、あとは応用の繰り返しのみだと言っただろ』

「そのやり方が頭に入らないんだよね」

『どこがわからない』

「えっとねー……、うん、やっぱやめた」

『おい』

「だって頭余計痛くなるし。せっかく学くんと喋ってるのに、無理に勉強モードになりたくない」

『……』

「ねえ、学くん」

『……なんだ』

 いつもの想いの欠片が、ほろっと零れた。


「だいすき」


 なぜか、受話器の向こうで何か液体が零れるような音、そして『桐原ッ俺のパソコンにコーヒー零すなぁあああッ』という誰かの叫びが聴こえた。

「学くんどしたの、大丈夫!?」

『なんでもない』

 どたばたとせわしない物音、がさごそと何かが拭かれる音。

「ほんと?」

『ああ』

 よくわからないけど、学くんの声は平静だったので気にしないことにした。

『美恵子』

「なあに」

 付き合うようになってから、電話で会話すると、彼はこの言葉を頻発する。

『……あいたい』

 最近になって気づいたことはまだある。今まで、ただの幼馴染としてはわからずにいた彼の顔のひとつ。

 桐原学というひとは、思った以上に彼女に対してマメで、フットワークが軽くて、結構甘えんぼさんで、―――かなりの寂しがりやだということ。

 今だって、どんな顔してるのかはわからないけど、どんな気持ちでいるのか容易に想像つく。だって、私もそうだから。

『美恵子に、逢いたい』

「――」

 私も、とか、今すぐ学くんに逢いたい、とか。続く想いを正直に話すと、きっと止まらなくなってしまう。だからすんでのところで我慢し、わざと明るく言う。

「すぐに逢えるよ、だってもうすぐお盆休みでしょ?」

『……』

「ね」



 あの日、香織と一緒にファミレスで話したことを思い出す。人との「距離」についてだ。

 私が出した結論とは、「自分の気持ちに正直になる」こと。これは、かつてのようにその場の勢いで一緒に過ごしたいから何が何でもくっつこうとする、傍にいたいから付きまとう、気分で好き勝手言葉を発する、ということではない。


 自分の気持ちとは――相手を想う、そのこと自体。


 勝手ながら、こう考えるのだ。恋ってつくづく傲慢で、単純で、エゴや自己満足に溢れてるものかもしれない。発生した当初は、その熱に浮かされ、自分自身のことしか考えられず、悪いかたちで暴走してしまうこともあるかもしれない。けれど、長い時間をかけて続いた恋というものは、また違った味を帯びてくるのではないか、と。

(誰かが言ってたな。恋はいつかは、愛に変わるって)

 浮かされた表面の熱が引いたそのあと、自分の胸に自然に浮かび上がる感情こそ、相手に対する真実の気持ちなのではないか。私の場合は、ずっと変わらなかった「だいすき」という気持ち。そう、物理的な距離を置いたって、ちょいと長めに逢うことが無かったって、忘れることなんか出来なかった。どんな楽しいこと嬉しいことを経験したって、ずっと変わらなかったのは「ここに学くんがいればもっと楽しいのにな」という昔からの自然な考え。再会して感じ取ったのは、「やっぱり学くんが好き」という単純な真実だった。だから今まで彼氏も作れなかったし、何をしてても空白や視えない陰がこころに差し込んでたんだ。

 べったりと依存してた悪い癖は抜けたけど、終ぞ変わらなかったもの。いつだって私は桐原学という人がだいすき。それが真実で、私の結論。

(自分の気持ちに、正直になろう――だいすきな人のために、尽くそう)

 それは、ただの自己満足な執着だったものが、初めて一歩進んだ証。深い意味での「愛情」に、やっとなれたのでは。

 己だけの気持ちである恋。相手へ向ける気持ちである愛。それが合わさったものが、『恋愛』なんじゃないかな――そう、手前勝手ながら思う。



 学くんとはこれからも、こうして繋がっていけたら、と考える。例え学くんが心変わりしても、今度こそ鬱陶しいみーと離れたいと思っても、私はもう引き留めない。だって大切なひとがそう望むんだったら、そうしていいと思うから。それが彼の心底の望みなら、幸福がそこに見えるなら、引きとめる筋合いは無い。むしろ進んで幸せを掴み取って欲しい。彼がどこにいたって、誰と過ごしてたって、私自身の想いはずっと変わらないのだから。

 物分り良くそうまとめたはいいが、実際のところ、かなり辛い。私の恋する女な部分は納得出来て無いし、「みー」である甘えたがりな部分は「寂しいよう、まぁくんに構って欲しいよう」と未だ泣き叫んでる。

 でも。その背後にあるものは、すべてを凌駕する深さ大きさだから。

 今はひたすらに、想う。桐原学という人間を。彼の幸せを。それほどまでに、だいすきだから――愛しているから。

 取り敢えず、彼の現彼女として出来ることは。

(学くんが簡単に心変わりしないように、全力で引き留めるだけ)

 立ち位置のせいかもしれないけど、今はかつてと違い、気持ちにやや余裕がある。すなわち私という人間を末長く好いてもらえるよう、出来るなら私同様に愛してもらえるよう、自分の考えを、想いを伝えていこうと思った。

 我ながら、中々にダサンテキな女だ。

『美恵子、』

「なあに」

 今だって、私の好きなひとは震える声で言う。私以外には聴こえないほど、小さく。


『すき、だ』


 あまりに桐原学らしくない、自信無さげな声音。だから、ダサンテキな女は当たり前のようにこう返すのだ。


「しってるよ」と。



とんだ逆転劇(仮) 了




河上美恵子かわかみ・みえこ・・・前向きで一途、良い意味で鈍感な元気系女子。本人も認めてるように根がとことん楽天的なので、本編後は学を無意識に尻に敷きつつ(やっぱりか)、時に悩んだりしながらもそれを引き摺らずあっけらかんと幸せに過ごす。基本ポジティブだけど学に対してのみ時々自信を喪失しがち(「学くんが心変わりする」とか考えてる辺り)なのは、やっぱりこれまでの奴の態度のせい。まだ自覚は薄いけど、成長するに従って内面も外面も強かに洗練されていくタイプだったり。外見は黒髪ロングの正統派な溌剌美人さんでBカップ(←関係ねえ)


桐原学きりはら・まなぶ・・・クールでドライ、ただし美恵子関連除くな結構わかりやすいひと。能力が高いのにすべてを見限っているかのような諦観的性質なので、美恵子がいなかったら冗談抜きでただの無気力人間になってました。保育園の出逢いはある意味僥倖。国公立大学の医学部にストレート合格、「美恵子が急病になっても&大怪我してもすぐに治せる」医者になるため怒涛の勢いで邁進中。実にわかりやすい男である。告白のときに本心を誤魔化しちゃった分、これからも苦労(笑)します、自業自得だけどな!


普段の生活の逆転っぷり、受話器の向こうの誰かさんの悶絶っぷりは、読者さまのご想像の通りかと。

ここまで読んでくださってありがとうございます!

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