EPISODE:5
この作品需要あるのかねぇ
友達と熟思ってる今日
まぁ自己満足的な物だから良いけどえ
新しい学校生活が始まり早数ヶ月。 時間が経つのが早いって?
気にしたら負けさぁ。
そんな、とある日の放課後。
「学年別トーナメントが遂に来週まで迫ってきている。
各々準備は怠らないように。 連絡は以上だ。」
「起立、さようなら。」
掛け声と共に2-Dの教室から生徒が、部活やらなんやらで相次ぎ出てくる。
――ちょいと補足を
【学年別トーナメント】
言葉の通り学年別で行われるトーナメント方式の戦い。
参加は自由で1~2人での出場。参加者には、学園支給のネックレスかブレスレットの
どちらかを着用してもらう。一定のダメージ量に到達すると転移魔法が発動する。
疲れは残るが、ダメージはそちらに溜まっていくというシステム。
このトーナメントには、外部からも観戦しに来るため、1年生は魔法等にどの程度馴染んだか、2年生はどのくらい成長したのか、3年生は進路等に向けてのアピールと言った目的がある。
因みに、優勝者には1ヶ月の食堂無料券と万事屋の無料券(3回という限定)が贈呈されるとか。
閑話休題
「さて、貴様ら2人は何をしているのだ?」
カリンが教室に残り、何やら打ち合わせをしている人物2人に聞いた。
「そりゃぁ、来週に向けての活動方針と作戦を決めてるところっすね。」
話し合ってた方の1人リュートが答える。
「ほう、出場するのか。貴様らは出場しないものかと思っていたが。」
カリンがちょっと驚いた感じで言う。
「ある程度腕が立つっていうところを1年生に見せとかないとねぇ。
まぁ、所謂1年への売り込みっていう奴っすよ。」
もう片方、友斗が答える。
「そういうことか。」
納得したような、カリン。
「「そういう、事っす。」」
「目標は3回戦までで良いか?リュート。」
「そこら辺が妥当だな。」
「なんだ、そこまでなのか?」
提案した友斗とそれを了承したリュートに疑問を抱くカリン。
「あんま目立ちすぎず、運とかじゃなく実力で勝ち進んだっていうことを証明できるのが3回戦辺りなんすよ。」
理由を話す友斗。
「これ、以上行くと報酬が高そうとか思われて依頼してくれる人が減るんですよ。」
それによって考えられる影響を話すリュート。
「色々と、考えているのだな。」
感心したようなカリン。
「「まぁ、建前はこんな所っす」」
「は?」
呆気にとられるカリンを無視し、続ける2人。
「これ以上に進出すると、撮影が厳しくなるんすよね。」
「優勝者には万事屋の3回だけっすけど、少なくとも9回。多くて18回はタダ働きっすからね」
「出場してるか否かは置いといて、生徒やら教師やらを撮影した写真を売ってかないと損にしかならないんすよ。」
「そのような事を、教師である私の前で話しても良いのか?」
2人の本音を聞き、頭を抱えながらも聞くカリン。それに、困惑した表情を見せる2人。
「「……ご利用待ってます。」」
取り敢えず開き直った2人。
「生徒だけではなく教師も、とは。全く、聞かなかったことにしといてやる。」
そんなカリンに瞠目する2人。
「「マジで!?あざっす」」
とても喜ぶ2人。それを見てままだまだ子供だなと思うカリン。そんな時、
「あっ、ヤベぇ。用事思い出したわ。っつうことで帰る。」
ふと思い出し、颯爽と帰っていくリュート。残された友斗とカリン。
「そんじゃまぁ俺も行くとしますか。 そういや何で写真のことを見逃そうと?
……あぁ目をつけてる人がいるとか?」
ふと思い出し気になり聞いた友斗。
「…………」
場には沈黙が
「……えっ、マジっすか?冗談のつもりで言ったのになぁ」
内心ミスったァァァァ。これ如何する俺、如何したらいい俺?と大慌ての友斗と
教室に差し込む夕日で良く表情が見えないカリン。
「あれっすか?1-Aの担任の右京さんですか?学生の頃からの付き合だし?」
と冗談をいう友斗。それに対し、
「違うわ莫迦者。…………」
即答で否定したカリン、だが後半は全く以て聞き取れなかった。心許ないが顔が赤くなってるようにも……
(え?何これ?本当にカリンさんか、これ?めっちゃ可愛く見えるんですけどォォォ)
何時もとは違う所をみて、そう思っている友斗。
(もうちょっと見てたいが、このままだと居た堪れないので即刻退散。)
「それじゃぁ、俺はここらへんで。さようなら~」
脱兎のごとく教室を駆け出した友斗。
「……察しろ、莫迦者が」
誰も居なくなった教室で呟くカリン。そして、カリンも仕事へと教室を出ていった。
to be continueed…
どもども、このごろやっつけ仕事になってきてる001です
だって仕様がない 俺のクラス(男子)が大学決まり過ぎ
指定校は言うまでもないがAOと公募って……
10/15人って、
まぁ、次回会えたら良いなぁ