人霊冰山
死して魂となり
わたしは何者だ?
何故ここにいる?
ここは…どこだ?
いつの間にか眠っていたのだろうか?
うーむ…眠りから覚めたはずなのに、今まで成してきたはずの…過去の記憶が無いな、うーむ…周囲を確認して見るが、目に映るものは…氷のように冷たい岩ばかりで、あってもおかしくない草木や花が無く、見える範囲でだが…温かさを感じる色も無い。
時間は…曇っていて、太陽が東にあるのか西にあるのか…南にあっても分からないな。
さて…どうする?
いや…どうしたい?うーむ…。
まてよ、この風景は…どこかで…聞いたような?
そうだ!氷のように冷たい・・・・冷たい山?
うーむ…冷たい山、いや・・・・違う・・・・そう・・・・、氷の山。
あ、そうか!冰山か!
冰山…死者の国の一つで、死んだ者が行く場所…だったはず。
そして…冰山は、どこからか迷い込んだ…死者が辿り着く場所で、誰とも会えない…死者の国でもある。
誰とも会えない…か、わたしは…誰かに会いたいのだろうか?
とくに会いたいと思う人物に…心当たりはないし、思い出せることも…ないな。
・・・・そいえば、身なりを見てなかったな。
これは・・・・鎧か?かなり長持ちしているな。
そして、鎧を着ていると言う事は…何かと戦ったか?
戦いに関しては…慎重にと、わたしは思うが…残念な結果が起きてしまったか、だとすれば…わたしは任務中に死んだのだろうか?
確認の為、鎧を脱いで…死因となるような跡を探してみるが、見当たらないな。
うーむ…。
ん?そいえば…冰山ならば・・・・門へと行けるのだったな。
ここが、天上か地下であれば…無理な話だが、冰山は…例外として…門へと行けるのだったな。
となれば…蘇りを願うか・・・・。
で、そうなると…俺も願いを持つ者になるのか・・・・。
いやいや、わたしは…なぜ死んだのかを知りたいだけだ、理由もなく蘇るのは…道義に反する。
ありがとうございます。
また、続きを楽しみにして頂けると…嬉しいです。




