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其物語  作者: QIキューアイ求愛9i


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2/5

人狼花月

読みながら書いてます。

「、」は息継ぎ。

「。」は息継ぎ、一区切り。

「…」は1秒に満たない間。

「・・・・」は2秒以上の間。

を、意識して読んでいます。

 狼の顔面に…人間の骨格。

 花を愛し…月を愛でる・・・・。


 俺…いや、人狼という人種は…願いを叶えて生まれた人種だ。


 記録によれば…。

 その昔…とても美しい白銀の狼がいて、その美しさがやがて…集団の中では認められない存在となってしまい、集団に襲われて追い出されて…さらに厳しい荒野の奥へと奥へと、その厳しい環境では食べる事も難しく…美しい毛並みも失われて、最早…命が尽きるだけの状態になっていたのだが・・・・。


 そこへ偶然?運命?荒野を旅していた人間が、瀕死の狼を見つける。

 そして、人間は狼の傷の手当てをして…治療できる場所へと連れて行った。

 道中に、狼が力尽きないように貴重な栄養源である干し肉を食べさせ…大丈夫か?と…優しく言葉をかけながら撫でたりして・・・・。


 なんとか命の炎が消える前に、治療を受けることができて…狼は生き延びることができた。

 そして、助けてくれた人間に…何か御礼がしたい、と…思った狼は、助けた人間についていく事にした。


 しばらく付いて行くと…分かったことがある。

 助けてくれた人間は、優しいが…他の人間とは仲良くすることが無かった。

 原因は分からなかったが、人間も…狼も…群れで生きる生物だから…、番求めているのでは?と…思った。


 そうだ!自分が番になればいい!!

 しかし、人間と…狼では・・・・番に成れない。

 でも、番になる方法はある・・・・。


 それは、門に近づく事…。

 そう、願いを持つ者になるのだ。


 願いを持つ者には…試練が與えられる。


 試練は…願う内容に合わせて…変わる。

 人間の番になりたい…狼に與えられた試練は…。

 人間と…同じモノを食べながら…門へと辿り着く事。


 それは、狼にとっては…命懸の試練だ。

 人間には無害でも、狼にとっては…命を奪う食べ物もあるからだ…。

 もしも…食べれないものが出てしまえば、食べずに…進まなければならない。


 そして、狼にとって食べられないものが…最初に出てきた。

 つまり、長い長い道のりを…長い長い時間食べずに進み・・・・。


 結果は…俺の存在が証明している。

 祖先である…白銀の狼は…試練を乗り越え、助けてくれた人間と番になり…人狼という人種を…生みだしたのである。


 で、その人狼という人種は…今・・・・饑餓(きが)という問題を抱えている・・・・。

ありがとうございます。

続きも楽しみにしてくれると嬉しいです。

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