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意気地なし! 私の事、ちゃんと好きって言って!

作者: 七瀬









“意気地なし! 私の事、ちゃんと好きって言ってよ!”





僕は以前から、ずっと気になっていた女の子にそう言われる。

分かってはいるんだけど、凄く言葉にするのが苦手で、、、。

もし? 断られたらどうしようとか考えると、なかなか僕は言葉にして

伝える事が出来ないでいた。

好きな女の子に、【フラれる】事が何よりも僕は怖い!

それが大好きな女の子なら尚更、怖くて言葉にして言えないんだ。





・・・でも? 彼女は僕の“その言葉をずっと待っていたのだろう。”

なかなか言葉にして言わない僕に待ちわびて、堪忍袋の緒が切れるた

に違いない!

だから彼女は、僕にそう言ったのだと思う。

僕は彼女にそう言われても、まだ何も言えなかった。

彼女はそんな僕に呆れて家に帰ってしまう。

“ごめんね、本当に意気地なしで、でもいつかこの想いを君に僕は

伝えたいと強く想っている事だけは信じてほしんだ!”

君なら僕の気持ちが分かるでしょ?







数日後。

もう少しだけ、ほんのもう少しだけ僕に勇気があれば、、、。

もうとっくに僕は君に“好きだよ”と伝えているのだろうな。

僕の気持ちを今、君に伝えたい!

“この瞬間が、その時なんだと僕はそう思った!”



直ぐに彼女に電話をして、“今すぐ会ってほしい”と頼むと?

彼女は僕に会いに来てくれた。




『・・・何? まだ、私に話があるの?』

『前言ってくれた話、僕はずっと前から、』

『・・・・・・』

『“君が好きでした。”』

『今日は、素直に言えたんだね。』

『ごめん、遅くなって。』

『もういいよ、“私が欲しかった言葉を言ってくれたから、許す!”』

『・・・あぁ、ううん。』

『今から、何か食べに行く?』

『ああ~ラーメンとかどう?』

『いいね、食べに行こう。』

『この近くに、最近! おいしいラーメン屋さんが出来たらしいよ。』

『じゃあ、今日はそこだね!』

『うん!』








・・・僕はなんとなく彼女は、僕の気持ちを知っていると思っていたんだ。

だからわざわざ、“言葉にして言わなくても伝わってると思い込んでいた。”

でも? 違った!

やっぱり言葉にして言わないと相手には伝わらない!

彼女も僕に言葉にして言ってほしかったんだよ!

男はそこまで考えてないけど? 女の子はやっぱり“言葉で言ってほしい”

のだろうな。



これからは、彼女にちゃんと【好き】と伝えよう。

毎日言うと? 嘘くさいから1週間に一回、彼女に言おうと思う。

もう彼女に、“意気地なし! 私の事、ちゃんと好きって言ってよ”

なんて絶対に言わせない!

いつも僕の心には君が居るから、、、。

だからちゃんと君に伝えるよ、“僕と1年付き合ったら、今度は結婚しよう”

ってね!

僕はもう君のモノだ!

君との将来を考えて、ちゃんと未来予想図を描いているんだよ。


最後まで読んでいただいてありがとうございます。

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