一つ眼
最近死んだように寝てます。
僕が産まれるずっと前一つの事件が起きた、その事件は多くの人を死に至らしめた。
その事件のせいで僕は、いや僕らは、不幸になった。
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過去
今日午後1時頃子供二人が信号無視の車にひかれる事故がありました。二人のうち一人が病院に搬送された後死亡が確認されもう一人も足の骨を折るなどの重体です。
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現在
電話がかかってきた
「はい?」
『あっすう兄今なにやってる?』
「今?今はおばあちゃんおんぶしてる」
『ほんとに何やってるの』
「いや道端で声かけられていま交番に行ってる所」
『そっそうなんだね~』
「それでどうしたの?」
『あっそうそうお母さんが諏宇に話あるって』
(話?何だろう)
「うん分かったどこ行けばいい」
『いつもじゃないほうだって』
「わかった家じゃないほうね」
ピ
電話が切れた
(なんだろ)
「あっもうすぐ着きますよ」
「わるいねー」
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おばあちゃんを交番に届けて急いで例の場所にいった
「ふぅ着いた」
コンコン
「入りまーす」
入ると女性がいた
「どうしたの?母さん」
「諏宇最近使った?」
「なにを?」
「翼」
「最近は使っていないよ」
そう言うと母さんは少しほっとした顔をした
「そう…」
「どうかしたの?」
「…実は最近犯罪が起きた現場で白い翼が落ちてるの」
「ありえないよちゃんと翼使った後燃やして塵にしてるから」
「それはわかってるわ問題なのは緑のパーカーに狐のお面で犯罪行為を行っていること」
「なるほど僕と同じ衣装ってことですか」
「そう言うこと」
「ちなみにその犯罪行為は?」
「・・・今の所強制わいせつ罪及び強制性交致死罪」
そう言うと諏宇はうつむいた
「・・・・・襲われた人達の特徴は」
「被害者みんな黒髪ロングで眼鏡」
「場所は?」
スマホを開いて諏宇に見せた
「大体ここ」
「人数は」
「3人グループ」
「ありがと母さんあとは自分でする」
「一応監視はシルバ付けておくから」
「わかった」
諏宇はそう言うと足早に部屋を出た
読んでいただきありがとうございます。