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心臓

つめたく

しんと尖った

窓のつめたさに

布巾ごしで ただ

ゆきの粒粒をかぞえている


いつからか気圏とよばれたそらから

ほんのいっしゅん積るためだけに

雪はしゃらしゃらと降ってくる


突っ立った郵便受け

雪道のバイク

味のうすい胡麻和え

置き去りの自転車


この

冷めきった世界のすみで

どれだけの冬を

ゆきの粒粒を

かぞえたままでいよう


草木はとっくに枯れてしまった

どこかからサイレンの音が聞こえる

寒さは肉体の末端から

徐々に心臓へと手を伸ばす

それはきみの心臓を掴む

きみの心臓をいつか。

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― 新着の感想 ―
[一言] うめえっ(;・∀・)っ! 意味は……分かんないけど 冬の光景が浮かんできます。 登場人物の気持ちが……冬とリンクしてる感じ。 突っ立った郵便受けってのが("・∀・)イイ!! 詩ってこう…
2020/01/09 00:52 退会済み
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