~予~
彩りを失った世界はやがて全ての時を止める
かつて魔力を保持し魔法で戦う人間達はこの世界で優位に立っていた
魔力を持たず物理でしか攻撃する事の出来なかった カラス 達は色とりどりの魔法を駆使して戦う人間達に為す術もなく、その身を絶滅に追い込まれ世界の平和は保たれていた。
しかし、時と共に人間の魔力は衰退してゆく
撃退に使われていた 色魔法 が消滅すると状況は一転
魔法に頼り物理的な攻撃法を会得していなかった人間はあっという間に窮地に立たされることになった。
――世界観紹介――
・世界・―異世界―
赤の国 橙の国 黄の国 緑の国
青の国 藍の国 紫の国
七つの国から成り立つ大陸 「インドレニ」
・色人・―精霊―
召還される軍人精霊。遥か昔人間に色魔法を伝授した者達。それぞれが色の名前の軍人で戦闘能力が高い。風貌は様々だが男性の個体しか確認されていない。核と呼ばれる小さなガラス玉を持っており普段はそれに宿っている
・芸術者・―召還士―
色人を召還し契約する事ができる唯一の存在。軍人精霊達のトップに立つ大将。特殊な魔力が必要で現在はほぼ絶滅しており、わかっているのはニホン国人の血を引く者にしか資格がないということ
・色魔法・―魔法―
数百年前までは多くの人々が使っていた魔法。七色の色があり一人一色しか使うことが出来ない。
カラスを消滅できる攻撃手段。
・カラス・―怪物―
烏と鴉が確認されている。魔法は使えず物理でしか攻撃が出来なかった為、色魔法を防げず壊滅状態になっていたがとある事が切っ掛けで進化を遂げインドレニを支配する。現在の形は人に近い姿をしており何やら魔法も会得した様子