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いにしえの獣  作者: 明日香狂香
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穴ウサギ

 しろとらめすで、スジャーニと名付なづけられた。スジャーニの前足まえあしにはあか傷跡きずあとのこったが、怪我けがなおると、チルトとスジャーニはよくもりかけるようになった。スジャーニのためにあなウサギをつかままえるためだ。あなウサギはとてもがよく、よるうごく。そのため昼間ひるま巣穴すあななかでじっとしている。あなウサギの根元ねもとたいらなところにあり、かなら複数ふくすうの出入りでいりぐちがある。巣穴すあなならば子供こどものチルトでも簡単かんたんつけられる。スジャーニが巣穴すあなちかひそめる。このあたりはつちかたふかい巣穴すあなつくれない。チルトが1つのあなから、天敵てんてきであるへびせたぼうむと、数匹すうひきあなうさぎがいきおいよくべつあなからとびす。そこをスジャーニがつかまえる。子供こどものスジャーニだ。空振からぶりもおおい。だが、つかまえたからといってべるわけではない。スジャーニの未熟みじゅく犬歯けんしではまだウサギのかわくことできない。これは、スジャーニがひとちするためのりの練習れんしゅうなのだ。警戒心けいかいしんつよ素早すばやあなウサギがつかまえられれば、どんな動物どうぶつ簡単かんたんらえることができるだろう。

 その様子ようす時折一匹ときおりいっぴき茶色ちゃいろあなウサギがルビーのようなあかしげみのおくからつめていた。

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