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いにしえの獣  作者: 明日香狂香
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白い虎の子

 その午後ごご、イゴーの炭焼すみや小屋こや数名すうめい兵士へいしたちがやってきたが小屋こやはもぬけのからだった。イゴーは食料しょくりょう調達ちょうたつするとひそかにまちはなれた。そして、何日なんにちかののちに、たにあいのちいさなむら一軒家いっけんやにたどりいた。

「おかえりなさい、あなた。」

 一人ひとり女性じょせいかれ出迎でむえた。かたわらには、ちいさな少女しょうじょがいる。

「ほら、パパですよ。」

 女性じょせいは、スカートのうしろにかくれる少女しょうじょにやさしくげた。

「ハハハ、チルト。パパをわすれちゃったか?」

 イゴーはしゃがみこみ両手りょうてひろげた。さっきまでおびえていた少女しょうじょは、一目散いちもくさんにそのなかんだ。

「チルトは、パパのひげがこわかったのよ。」

 風呂ふろからがり、かみびきったひげをったイゴーに女性じょせいわらながらった。

「このあずかった。」

 背中せなかにしょってかえったふくろなかから、しろとらした。

子猫こねこ?うちでうの?」

 少女しょうじょがうれしそうにのぞんだ。

とら子供こどもだよ。怪我けがをしていてね、おおきくなるまでうちでうことになったんだ。」

 イゴーは少女しょうじょ微笑ほほえみながらつたえた。それは、やさしい、父親ちちおやだった。イゴーは時々(よきどき)ふらっとかけては数日すうじつから数ヶ月(すうかげつ)あいだいえをあけることがあったので、とら子供こども少女しょうじょのよいあそ相手あいてとなった。

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