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いにしえの獣  作者: 明日香狂香
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言霊

 神小島かみこじま洞窟どうくつ祭壇さいだんまわりを調しらべた。くずれたぐち爆破ばくはしたほこりかべしろくなっている。祭壇さいだんうらほこり丁寧ていねいはらう。どこにもそれらしいものはない。

 ちちなら大事だいじななものはどこにかくすだろう。そうだ、よくへそくりを神棚かみだなかくしてたっけ。ここなら神様かみさままもってくださるとかいって。でも、いくらかくしたかおぼえてないらしく、かあさんがっても気付きづいてなかったなあ。わざとわすれたふりをしていたのかもしれないけど。


 しま中央ちゅうおう事玉神社ことだまじんじゃというやしろがあった。このにはふるくより、ひと言葉ことば、とくに名前なまえには言霊ことだまというちから宿やどるとしんじられてきた。言葉ことばせてりょう安全あんぜん大漁たいりょう祈願きがんしたという。そのやしろかみむというほこらまつられていた。

 一礼いちれいをしてとびらけた。なか真新まあたらしいかみはいっている。カナタはおそおそげるとひろげた。そこにはちち、ゲノの復活ふっかつ儀式ぎしきについてかれていた。

「『うつわ』のしんび、くさりたものがたましい欠片かけらあるじだ。くさりつにはたましいべつの『うつわ』にうつしその名前なまええよ。」

 とあった。


 やつがしろせた儀式ぎしきおもした。もはや、これにけるしかない。やつがすべてのあるじになるか、自分じぶんがなるか。たがいにはわかっている。

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