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いにしえの獣  作者: 明日香狂香
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地下牢

 イゴーとトットは、王城おうじょうかった。かれらは、破壊はかいされた洞窟どうくつぐち瓦礫がれきなかに、ゲノがのこしたメモをつけた。

王城地下おうじょうちか

 とだけかれていた。意味いみするところはわからなかったが、がかりもほかにない。くしかなかった。もともとおう近衛兵このえへいだったかれらだ。しかも、団長直属だんちょうちょくぞく戦闘せんとうよりも潜入捜査せんにゅうそうさおも任務にんむとしていた。しろなか自分じぶんいえにわのようなものだった。かく通路つうろ熟知じゅくちしている。


「なんじゃ、こりゃ。」

 二人ふたり地下ちか祭壇さいだんかれた巨大きょだい氷付こおりづけのかたまり度肝どぎもかれた。そして、さらにおくかった。そこには地下牢ちかろうがある。むかし反逆者はんぎゃくしゃなどの取調とりしらべのために一時的いちじてき幽閉ゆうへいしておく場所ばしょだった。かれらは、そこからのかりを見逃みのがさなかった。ここにも、万一まんいち反乱はんらんおう幽閉ゆうへいされた場合ばあいそなえ、かれらしからないあながあった。警備けいびへいにみつからなように進入しんにゅうしたかれらは、ろう一室いっしつられた女性じょせいつけた。


「ユナ。」

 イゴーがこえをかけた。女性じょせいはゆっくりとかおげた。

「イゴー?」

 ゲノとユナはつかまっていたのだ。

「カナタのことをっていますか?」

 ユナの必死ひっし形相ぎょうそうでのいにイゴーは

無事ぶじでいます。」

 とだけこたえた。

「よかった。」

 ユナは安堵あんどした。

いま、おたすけします。」

 彼女かのじょはイゴーの言葉ことばくびよこった。そして

わたしにげげるとゲノがころされます。かれわたしたすけるためにサタドゥールの手伝てつだいをさせられています。」

 とげた。

巨大きょだい氷付こおりづけのかたまりがありましたが、ご存知ぞんじですか?」

 トットがユナにそっとたずねる。

きたやまよりしたけものむくろだといています。」


「サタドゥールさまがおもどりになられたぞ。すぐ、出迎でむえの用意よういだ。」

 番兵ばんぺいこえこえた。イゴーとトットは床下ゆかしたかく通路つうろへとえた。

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