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いにしえの獣  作者: 明日香狂香
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トッティ

 牡鹿おじかのトッティはつま山奥やまおくしずかにらしていた。そのとし冷夏れいかで、あきになってもやまめぐみすくなかった。つま人里近ひとざとちかくにものさがしにかけ、わなにかかってあしきずつけてしまった。わなからせはしたものの、やがてあしきづれあがり、ついにはねつうごけなくなった。

 普通ふつう鹿しかであればそのままあきらめていただろう。かれ人間にんげんみずからや仲間なかまきずなおすところをてきた。しかし、ながぼうった人間にんげん自分達じぶんたち仲間なかまである鹿しかころすところもてきた。このままでもつまぬ。『うつわ』である自分じぶん死期しきせまっていない。そこでじゅうたない人間にんげんさがした。


 こりはよくうたう。リズムにあわせておのり、たがいに位置いちらせあう。トットのこえは、だれよりもたかんでいた。その歌声うたごえもり動物達どうぶつたちもしばしあしめてった。かれなら間違まちがいあるまい。トッティはわざとトットのまえつかるようにあるいていった。


 トットがやまはなれるとき、トッティは自分じぶんにしてやれることはいかとあとをついてきた。『うつわ』には予言よげんちかづくとさだめがある。かれなにかをかんじたのも運命うんめいだったのだろう。

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