第3話 才能溢れる彼は職業何選ぶ!?
訂正ありがとうございます。
噴出時→紛失時
「もーりーはつづくーよどーこまーでーもー」
自宅から出た俺だが、街へ向かうのにとても長い間歩いてる。
いや、まぁ長いと行っても一時間ぐらいなんだがな、いかんせん景色が変わらないのが辛い。
替え歌を歌いつつ森を歩く。
お、草の数が少なくってきたな、獣道って奴か。
やっとこさ大通りに出てきた。
道っぽい道がやっと見えてきた、俺は...右だな!直感がそう言ってた!
右の道を進む。
お、やっと街っぽいのを見つけたぞ!さて、無事通れるかな?
門に並んでる人達の後ろに並ぶ。
ちなみに服は自宅にあった物をそのまま着てきている...てか自宅ってずっと言うのもなぁ...後で名前考えないと。
やっと通れる所まできた。
兵士が話し掛けてくる。
「お前、何処からきた?」
「迷い人です」
そう、この世界では異世界の住人が度々転移してきているのだ。
「お前自分が迷い人って事が分かるのか...本当だろうな?」
「はい、なんなら魔法でも何でも使ってくれていいですよ」
いや、まぁ確かに異世界からきた奴が自分で迷い人って名乗るのもな。
「......本当のようだな。ゴホンッ!では、ようこそ、ネスト王国へ!」
凄い態度が変わった!?
さっきの奴はキャラ作りだったのか...
さて、王国にやった来た訳だが、やっぱり冒険者だろ!っととその前に協会に行って職業を変えないとな
協会にやって来た。
職業変更は...ここか、お、案外並んでないな。
「ここは職業変更の間です、職業を変更なさいますか?」
「はい」
「では、像の前でお祈りください」
神様の像の前に来た。
あ、これ、ここに送ってくれた人と同じ容姿だ。名前は...メルか
職業変更をお願いしますっ!
『こちらの候補からお選びください』
あ、キャラクタークリエイトをした時みたいな奴が出てきた。
『遊び人 戦士 魔法使い 僧侶 騎士 魔法術師 聖人 魔剣使い ...etc』
うわっ、多すぎる!?...そうか!自分才能が多いせいで、就職の候補も多いのか!
これは最後辺りに良いのがあると思うから見てみるか...
『...器用貧乏 万能超人 半神』
えぇ...万能超人でいいか。
『万能超人にしますか?』
はい
『では、良き生活を』
終わっ...た?何が変わったんだ...?
「終わりましたかな?では、良きメルサライフを」
ステータスはここで見るのは危ないし、冒険者ギルドで登録してからにしよう。
冒険者ギルドの前にやって来た。
酒場があり、裏に訓練場もあり、と様々な物があった。
冒険者登録の所に行く。
「こんにちは、今日は冒険者登録をしにここへ?」
「はい」
「じゃあ名前と年齢、得意な事を教えてくれるかな?」
なんか結構年下に見られてないか...?
「えっと、マモル・マミヤ 17才です。得意なことは...苦手な事が無いです」
年齢を聞いたときに少し驚いた顔をしていた。くそぅ...
「苦手な事が無いって?」
「教わった事はすぐに出来ます。教わってないと出来ませんけどね」
「へ、へぇ...」
やっぱ嘘っぽく見えるか...
「お?坊主、教わった事はすぐに出来るってのか?」
「まぁ、はい」
「じゃあ投げ方教えてやるからあそこなリンゴにこの投げナイフを当ててみろ」
「はい」
投げ方に見本を教えて貰い始める。
「よっと」
プサッ
「おぉ、マジでやるのか...ちなみに魔法は何の属性を使えるんだ?」
どれを言おうかな...いや、ちょっと待て!
「そこに関しては秘密です、冒険者は余り手口を言わない物でしょう?」
「お、そうだな、じゃあ嬢ちゃんこいつ中々言うだけの事はあるみたいだしそのまま書いとけ」
「分かりました」
「てか貴方誰なんですか...」
「俺か?ランクAの『投弓術師のジョセフ』だ」
ランクAか...鑑定してみよう
鑑定!
『鑑定が阻害されました』
おふ...
「おい坊主、お前鑑定持ちだったのかよ!?」
「いや、だから言ったじゃないですか、苦手な物は無いって」
「これはそういう問題じゃないと思うんだがなぁ...嬢ちゃん、鑑定も書き加えとけ」
「分かってます」
「終わりました、こちらがマモルさんのギルドカードになります。紛失時には銀貨1枚が必要になりますのでご注意ください」
「ありがとう」
さて、作ったし帰るかな、俺の自宅に。
他の転移者はもう少しお待ちください。