第10話 彼の指名依頼①
俺は今依頼を受けている。
指名依頼だ。依頼者は何と、同じクラスだった、山田大和。
地味とは言わないが余り目立たない男だったと思う。
依頼の内容は、鉱石を取るための護衛だそうだ。大和の仕事は鍛治だ。
才能を取ったためか、こいつは鍛治の才能をとても見せているらしい。ちなみに、能力的には俺もそれぐらい出来るよ。態々言わないけどね。
ちなみに、俺が作った武器は、魔剣となっていて、今のところ、
短剣の『リベレスト』(刺した相手の魔力を奪う)と、
長剣『オブサルト』(聖属性を持っている)と、
槍『ゲイボルドー』(投げた場合に限り、心臓への補正アップ)と、
弓『アルトネルス』(矢が必要ない。矢は魔力を帯びている)と、
棍棒『ダストル』(魔力を使うと巨大になる)を作った。
いや、話は逸れたが、今回の大和の依頼は、Sランク鉱山。【守善】の二つ名を持つ山に、水銀鉱石を採りに向かう。と言った依頼なのだ。
【守善】とは、北西の、魔導国家の【ネクトン】という国の隣の鉱山だ。
【ネクトン】とは、俺の今いる国【ネスト】から、1000kmぐらい先の国だ。ちなみに、同盟を組んでいて、国の仲も良いらしい。
またも話が逸れたが、【守善】に出現する魔物の種類は、鉱石系だ。
『岩石』と呼ばれた系統の魔物が多く、その『岩石』とは、石を模した魔物で、ピッケル等で、内側を晒すと鉱石が出てくると言った魔物だ。
ただ、『鉄岩石』等の下級までなら抵抗もなく壊せるが、『水銀岩石』等の中級からは、勝手に動いたり、魔法で抵抗してきたりする。
その抵抗を無くすためには、岩石を物理的に抑え、魔法を消滅する必要がある。
ちなみに、中級以上の岩石を抑えるのは、普通だと、一つパーティがそれぞれ分担しながらやる必要があるが。俺は、ソロ専門の冒険者なのでそれを全部一人でやらなくては生けない。
まぁ出来るんだけどね。
今回の依頼は【ネクトン】集合となっており、俺は【ネクトン】にやって来た。
待ち合わせの酒場にやって来る。大和っぽいのを見つけた。
「よぉ、あんたが俺の依頼主か?」
「おう、よろしくな、まも...誰?」
俺の顔が前と同じだと思っていたのだろう。まるで、見ず知らずのイケメンが声を掛けて来た、とでも言うような目で俺を見てきた。
「えぇっと間宮守だよな?」
「おう」
「顔...違く無い?」
「それはノーコメントで」
「そうか」
ツッコミはやめたようだ。
「で、何時行くんだ?ヤマトさんよ」
「今からは行けるか?」
今は日本時間で、五時ぐらいだ。
「夜は怖いが...行けるだろうな」
「じゃあ今から行くぞ」
そう言い、俺と大和は金を支払い、山へ向かう。
魔剣に名前付けましたけど、全然覚えられる気がしません。(白目)




