最終話 風は巡る
私達は此の世界で生きている・・だからこそこの不可思議で愉快でそして理不尽な世界で生きているのだ、そう私達二人は此の試練の祠の全ての試練を合格をして今現在最初の場所に居るのだ
だからこそ多分だが体感時間にして数十年否数百年あの試練の祠に存在をした世界に自分達の国家群の育成並びに国家的な政策の指導と言う様な行いをした事により此れだけの月日が流れる破目に成ったのだ
だが其れにより多くの別天津神共和国連邦の意志を継ぐ国家が増えれば増えるほどに「日本の文化と言う物を意思を継ぐ国家群」と言うのが増えるのと同じと私は思うのだ
そして今我々は最初の地である自分達が此の試練の祠に受ける前に支配をしていた地域に戻る事にしたのだが・・そう残念乍ら自分達が支配をしていた国と言う物は消え失せて居たのだ
そう建物が倒壊をして所謂荒廃をした文明社会と言う所謂核戦争後の崩壊をした光景と言う様な凄惨的に無常的な景色は広がっておらずに・・そう自然だけの景色しか存在をして居なかったのだ
だからこそ私と言う存在は「此の今居る場所と言うのは私達が試練の祠を受けに来る前の世界に其れとも所謂並行世界の此の本州大陸又は扶桑大陸又は瑞穂大陸に飛ばされたと言う可能性」と言うのも残念ながら存在をしているのだ
そうだからこそ最悪な話は私自身の体感的な感覚として年数にして数百年前に建国をした国家は存在をしないと言う事に成るのだ
だが其の事は別に良い又此の大地に新しい国家の建設と言う物をすればいいのだ、そう人が人として存在をする限り国と言う物を新たに造る事なんて造作も無い事に変わりが無いのだ
そうだからこそ人と言う物が存在をしている以上は国を造り其処に人を移住をして済ませれる環境を造る必要が有るんだけどね
さて私達二人は此の本州大陸の大地と言う大きな土地を開拓をして・・そして之から又新しい国家を築き、そして国家の最終目標である「宇宙進出」と言う物が出来る位に発展をしたい物だ
だからこそ其れが実現を出来るまで私達は此の目で其の自分達の国の建設を此の目で見続けて指導を続ければすれば良い
そう最終的に自分たち人間と言う存在が消え失せても別の誰かが此の国の指導をしてくれるだろう・・そう自分達と言う存在が消え失せても私達が召喚をした人工頭脳搭載の搭載をされて居る2足歩行型のロボット群が此の国家に訪れた人間を指導をして導いてくれるだろうなあ
だからこそ我々がすべき事は国の礎に成る事以外ないのだ
私事春風雄一は此の異世界に訪れて早数日此の異世界を放浪をしている・・だからこそ私と言う存在は野垂れ死んでも可笑しくは無い状況下に置かれて居る事に相違はない
だが私と言う存在は本当に運が良い、そう目の前に見える人工都市・・しかも見た感じ人工的な光が見えるのだ、だからこそあそこの街に食料を分けてくれるように頼み込む事が出来るのだ
だからこそ私は其の街に向かう事にしたのだ・・そして私が此の街と言うのが私と同じ様な存在の所謂「転生者や憑依者」と言う名の同胞が築き上げたと言う事を知る事に成ったのだ