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第五話 其の六

第五話 其の五の続きです。

そんな彩に転機が訪れたのが、この日2026年十月。

彩の姉が亡くなってから、3年後。

彼女が姉の墓に花を添えて、神社に戻った時だった。


ふと、彼女は思った

「…お賽銭…」


彩はよく、姉と一緒にこの神社を参拝するときに

神社の賽銭箱にお賽銭(五円)を入れていた。


しかし、姉が死んで以降、彩はこの神社に一度もお賽銭をしていなかった。

姉の墓参りのことだけを考えていたからである。


彩は境内に近寄り、賽銭箱を探す

境内ができた年は古いが、しっかりと手入れされているのか

今でも美しさを保っている

無彩色の識別しかできない彩も、形の美しさは感じ取れていた。

しかし、姉と参拝した時の場所に賽銭箱はなかった。

「あれ…普通、賽銭箱は神社の境内の中にあるはずなのに…」

三年の間に場所が移されたのだろうか、と考えながら

彩はもう一度境内の中を散策した

すると、神社の屋根に続く階段を見つけた。

階段は新造されたものらしく、他の施設と比べると

光っているように見える

「…この神社に…屋上なんて、あったっけ…」

近くには木の看板に黒い筆書きで

「お賽銭・お祈りはこちらから」

とある。

「なんで、賽銭箱が屋上に…?」

不思議に思いながら、彩は階段を登った

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(続く)


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