第9話
そんなこんなで色々あって代替機のXperiaを借りれることになった。
本来ならデータ移行できるはずなのだが元の端末が息をしていない以上どうすることも出来ず応急処置で端末を持つということになった。
必要最低限必須のアプリLINE、ポイ活アプリ、radiko、LINEMUSICなどのアプリをプレイストアからダウンロードした。
「機種変更の手続きなのですが新たな機種が届いてからの変更になりますので土日の都合のいい時間などはありますか?」
「逆に一番早くていつならいいですか? こちらはいつでも都合はつけれます」
「今ですと……いちばん早くて日曜日の午後ですね。午後2時からはいかがでしょうか?」
「はい。日曜日の14時からでお願いします」
間違いがないように時間の確認をし代替機のスマホのスケジュール帳に予定を記入する。
担当者が席を立つのを確認し私も席を立った。
「本日はありがとうございました。それではまた日曜日お待ちしておりますのでよろしくお願いいたします」
「ご迷惑をかけますがよろしくお願いします」
店員さんに向け丁寧にお辞儀をし再び車に乗り込む。
忙しいのか、店員さんは私が車に乗り込むのを確認次第すぐ店内に戻ってしまった。
「はぁ……。またお金が飛ぶのかー!」
車の窓が空いていないのを確認してお金が無くなることに対してのストレス発散を込め大声で叫ぶ。
こうでもしないと私が私を保てなくなってしまう。
運命は変えられない。
いつかは変えないといけなかったスマホの時期がたまたま早まっただけだと自分に思わせ帰路に就いた。
家に着くなり代替機Xperiaちゃんの設定を完了させる。
Androidを使用していた為比較的設定自体はスムーズに出来た。
GooglePixel7Proが届くまでの期間Xperiaちゃんを堪能させてもらおうじゃないか。
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