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第6話

「ちょっと聞いてくださいよ」

「どうしたの?」

「昨日からスマホが全くうんともすんとも言わなくなっちゃって」

 そう言いながら先輩に息をしていないGooglepixel5aちゃんを見せる。

「え!? それやばくない? なんでそんなことになったの?」

 先輩が食い気味に聞いてきたため事の顛末を説明した。

 説明している時私の心は完全に“無”と化していた。

 先輩と話している時も復活してくれるんじゃないか? という一縷の望みに賭けてみたがやはりだめだった。

 その後他の先輩たちもやってきて挨拶をしていると朝礼5分前のチャイムが鳴った。

 他の社員もチャイムが鳴ったとたんに整列をはじめ25分になる瞬間を待った。

 朝礼を終え、ラジオ体操を済ませると朝のミーティング時間だ。

 配達場所は新しい場所ではなく既存の場所のみだった。

 新しい場所に配達だったらどうしよう、という心配は杞憂に済んでくれた。

 配達する荷物をみんなで準備し、トラックに荷物を積み込んで出発した。

 運転中は片耳にBluetoothのイヤホンを付け音楽かラジオを聴いてリラックスしながら業務を行っているが今日はそうもいかない。

 信号待ちや配達場所で何度か起動を試みたが結果は残念、起動する気配は全くなかった。

 お昼休みにTodayの助手席で音楽をかけながら読書をしてお昼寝をするというのが日課だが今日は音楽をかけることが出来ない。

 読書をする気が乗らないため今日はお昼休み時間を全て睡眠に費やすことにした。

 ガラホでアラームをセットし首枕を付け眠りについた。

 午後は配達、出荷業務でスマホなどいじる時間なくせかせかしながら一日を終えた。


 そんなこんなで無事に1日の勤務を終え帰路につくことになった。

「お疲れ様でした!」

「「お疲れ〜」」

 タイムカードを押し、先輩方に別れの挨拶を告げ足早にTodayに乗り込みエンジンをかけた。

「やっと終わった……」

 安堵のため息をつき、某やわらか銀行に向けて車を発進させた。

 幸い飲食店の跡地にやわらか銀行とワイモバイルが一緒になったところができたのでそこへよることにした。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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