表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/12

第5話

 駐車場に着きバックでいつもの場所に停める。

 時刻は8時3分。

「あと……10分か」

 出勤アラームを8時13分にセットしているためその時間までは目を瞑り仮眠か文庫本を数ページ読むかのどちらかだ。

 ん? スマホが死んでたらアラーム鳴るはずがないじゃないかって?

 それがあるんですよ。仕事用にガラホちゃんが1台。

 スマホだと地面に落下させて画面粉砕、操作が出来ません! なんてこともあるけどガラホちゃんは逆パカさえしなければお亡くなりになることもそうそう無いでしょう。

 それにバッテリー持ちもスマホに比べれば使用頻度が少ないため2日ほど充電しなくても大丈夫、という点から会社にはスマホとガラホを持って出勤している。

 今日は少しでも気を紛らわせるため小説を読むことにした。

 小説を読んでいる時間だけは現実世界から乖離されている気分だ。

 ブルーな気持ちが少しばかり落ち着いていくような気がした。


 ピピピ! とアラームが鳴り出勤時間を告げる。

 読んでいたページに栞の千円札を挟み車に鍵をかけタイムカードを押しへと事務所に向かう。

 すれ違う人に「おはようございます」といつもと同じように挨拶を交わし課長や事務員のいる場所へと向かう。

「おはようございま~す」

「おう、おはよう」

 一応社会人として……いや、人として最低限名前は知らないとしても挨拶くらいはしておかなければと思い挨拶はしている。

 挨拶を終えたらアルコールが体内に残っていないかをアルコールチェッカーに息を吹きかけて検査する。

 息を吹きかけるとピー! という機械音が流れ呼気中のアルコール濃度が表示される。

 数値は0.00mg/l。

 当然だ。前日に養命酒のみしかアルコール類は口にしていないため体内のアルコールはすべてなくなっている。

「う~っす!」

「うっす!」

 いつも朝、顔を合わせる先輩だ。くだらない雑談をして朝礼までの時間を潰す。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

誤字脱字、変な表現などありましたらご指摘お願いします。

意見や感想などいただくと励みになります。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ