第12話
帰宅して手洗いうがいをするよりも先にGooglePixel7Proちゃんの充電を始めた。
早く使いたい、弄りたいという焦る気持ちを抑えながら充電が完了するのを今か今かと待ちわびる。
充電が終わるまでに日常生活、お風呂やご飯などを終わらせておく。
再度確認したら充電が完了していた。
抑えこんだ嬉しさ、焦る気持ちを解放し、電源ボタンを押してロックを解除しGooglePixel5aちゃんで使用していたアプリ達を軒並みインストールしていく。
ゲームデータの引き継ぎ、アカウントの引き継ぎを完了させ自分が使いやすいように配置させカスタマイズし、事前にAmazonで購入しておいたガラス保護フィルムとケースを装着し端末の保護準備は完了した。
後はうっかり地面に落としたり、充電をしながらゲームをしたりなどをしないように大事に使っていくだけだ。
暫くは私の愛機という重大な役割を担ってくれるだろう。
――翌日
いつもは何回もアラームをセットしギリギリで起床する。
だが、今日に関してはいつも起きるギリギリの時間ではなく最初のアラームでスッキリ起きることが出来た。
それもそのはず、今日から新しい愛機GooglePixel7Proちゃんがいるのだから!
残念なことにGooglePixel5aちゃんのデータは引き継ぐことは出来ず、代替機Xperiaちゃんのデータのみの引き継ぎでほぼまっさらな状態でのスタートだ。
正直執筆していたデータが消失したのはかなりの大打撃だけどまあ……それはそれ、これはこれだ。
消え去り無くなったものを嘆いても仕方がない。
完全には復旧することは出来なくても頭の中で一度は考えた文章。
脳内に散らばったピースをかき集め過去に一度作り上げた作品を再構築していく。
以前作りかけていた作品は唯一無二、完全オリジナルの作品なのでネット上にはあるはずもなく以前の同一作品かと問われれば違うというのが正解だろう。
それでも形が違っても私が生み出した一つの作品だ。
今日もこれから仕事があるし、家に帰ってきたらまたGooglePixel7Proちゃんの設定や、ゲームをしたりするだろう。
今度は消えないようにバックアップを定期的に取り、対策をしようと思う。
私は、新しい相棒GooglePixel7Proと新たな物語を創る!
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