ついに…
…気を取り直して話題を。
「えっと…、その昼間の電話の話なんだけど
さ、いつ…その…」
と聞いてみたはいいものの…はっきりいい
づらくしていると白雪さんが、
「明日なんだ」
と言い出した。
⁉︎
明日⁈
ハヤッ。
でも仕方ない。
「あー、明日ね。うん。わかった」
というと、
「予定あるなら無理しないでね」
と言われた。
イヤイヤ…
そんな大事なこと他の用事なげやってでも
行くわ。
と思った。
明日…
白雪さんは、明日とても辛い日になるんだ。
その日オレはなかなか寝付くことが出来ず
にそのまま朝を迎えてしまった。
そしてついにそのときがやってきてしまっ
た。
放課後…そのまま二人で病院に行くんだよ
な。
昼間は、白雪さんいつも通りだったな。
…でも、心穏やかじゃなかったんだろうな。
「じゃあ、白雪さん。行こうか」
「うん」
白雪さんは、いつも一緒に帰る感じで返事
を返してくれた。
…
病院まで何話したらいいんだ…
昨日どうせ寝れなかったんだからそこらへ
んきちんと考えておくべきだったな。
とオレは反省しながら歩いていた。
すると白雪さんが、
「今日は、わざわざ付き合ってもらっちゃっ
てありがとうね!やっぱり男の人がこうい
う時ついていてくれると安心だなー」
と言った。
男の人…
「あー、うん。まぁオレじゃ全然役に立たな
いんだけどね」
と返事をしたら白雪さんは、
「ううん。とっても大助かりだよ。ほんとは
兄が行く予定だったんだけど用事が出来ち
ゃったみたいでね」
⁉︎
お兄さん⁉︎
なんでお兄さんよ⁉︎
そこ、お母さんじゃないんだ⁇
やっぱりお母さんとは、あんまり仲が良く
ないのかな?
てか、お兄さんいたんだな。
オレは白雪さんのこと知っているようで、
知らないことばかりなんだな。
「あ、じゃあここで待っててくれる?」
と白雪さんは、銀行に入って行った。
…
そうか。
病院に行くにもお金かかるもんな。
しばらくすると白雪さんが、
「お待たせ!ありがとう!」
と笑顔で出てきた。
…その笑顔は、やっぱり無理してるんだよ
ね。白雪さん…
オレは心が締め付けられたような気がした。
「じゃあ、行こうか」
「えっ?もうここからは一人でも大丈夫だよ。
今日は、ありがとう。」
と言い出す白雪さん。
…ここからは、一人なんて…
「そんなことさせられないよ。オレもついて
行くよ」
というと、
「なら、お願いしちゃおっかな」
と白雪さんが歩き出した。
続く。




