何扱い?
もう身も心もゆるキャラなオレ。
休み時間
あー、なんか今日さみーなーと思っていた
らいきなり隣の席の白雪さんが、
「今日寒いね」
と話しかけてきた。
「うん、マジ寒い。手とかつめてーし」
と言うとまさかの
ピトリ
⁉︎
いきなりオレの手を握る白雪さん。
…
あー…、やばい。
美女に手握られてるんっすけどー…。
しかも…サワサワオレの手をさすってるよ
ー⁉︎
心はバクバク。
しかし、クラスの男子からの視線が痛すぎ
る…。
ベッドスパされながら痛い足ツボされてい
る感覚だ。
どうすりゃあいいのさ…。
この手を離して欲しくない。
しかし…
男子からの視線を真っ向から受けているオ
レ。
いやいや…こ、これは違うんだ。
オレは白雪さんからしたらゆるキャラで…
と心で弁解中も誰にも伝わらない始末。
すると、ひとりの男子が白代くんちょーっ
といいかなぁ?とオレを呼んだ。
そう。オレの名前は、今さらながら白代ハ
ヤタという。
だからなんだ…。
とりあえず呼ばれた通り男子について行っ
た。
すると数名の男子がゾロゾロついてきた。
えっ⁉︎
なんかに取り憑かれた⁉︎
ってくらいみんなワラワラついてきますけ
ど…。
きっとみんな白雪さんのファンに間違いな
い。
ってか、男子全員じゃね⁉︎
「で?」
「え?」
クラスの代表が腕を組んでオレに聞いてき
た。
「もしかして白雪さんと付き合ってんの?」
と。
「まっ、まさかー…なんかオレゆるキャラ扱
いされてるっぽいんだ」
と伝えるとみんなが
「あー‼︎わかる‼︎」
と口を揃えて言った。
…
やっぱりそうなのか。
てなわけでみんなワラワラとまた教室へと
戻って行ったのである。
ふぅ。
教室に戻るといきなりまた白雪さんが、
へ?
な発言をしてきた。
「あたし、今日からバイトなんだけど白代く
んもバイトだよね?なら途中まで一緒に行
こう」
とまさかの一緒に帰りましょう発言をして
きた。
しかし、クラスの男子はみなゆるキャラな
んだろ。
いいよいいよ。
それなら全然いいさぁ。
的な視線を注いできた。
やっぱりゆるキャラってすげ〜な。
オレはイケメン男子に憧れていたけどゆる
キャラもアリなんじゃん⁉︎と方向転換しよ
うかと思いつつある。
だって美女とハグできんだぜ?
最高じゃん⁉︎
って思ったけどさ、けどさ…
それじゃあ、いつか悲しい末路を迎える可
能性が高いよな…。
続く。




