映画館
あー、早く河野さんの一緒に来てる人だれ
だか確認しなくちゃー…。
どこにいるんだよー。
とキョロキョロしていると、
「えー、どうしたの?やっぱり変だよー?も
しかしてなんか食べたいの?フードコーナ
ーキョロキョロして」
と白雪さんに言われてしまった。
「あー、ポップコーンをね…、でも量多いか
らさ」
というと、隣にいた三木さんが
「なら、あたしと半分こしようよ!」
と言ってきた。
…えと。
けん…。
「あー、でもやっぱりオレいっぱい食べたい
かも」
ととっさに答えた。
「そんじゃ、あたしも一人でたくさん食べよ
っと」
と言い出した。
…三木さん。
なんなんだ。
と三木さんに気を取られているうちに河野
さんを見失ってしまった。
…河野さん。
どうか河野さんは、もう映画を見終わって
帰るところでありますように。
と心から願った。
そしてポップコーンを手に持ち座ろうとし
たら…
‼︎
河野さん発見‼︎
‼︎
おいおい‼︎
河野さん‼︎
彼氏と来てんじゃんかよー‼︎
なんで彼氏河野さんの肩に手回してイチャ
イチャしてんだよ‼︎
「あ‼︎白雪さんこっち座って‼︎」
オレは思わず白雪さんの両肩をグイッとお
触りしてしまった…。
細い肩…
とか言ってる場合じゃない‼︎
あー、もー…。
早く暗くなれ‼︎
早く早く‼︎
‼︎
なんでですかー‼︎
あなたガタナニシテマスカーー…
という出来事が起こってしまった。
何って…
キ、キスしてんじゃん。
やばい…やばい…
白雪さん、見るな‼︎
絶対そっちみるなよ‼︎
‼︎
やばい‼︎
「白雪さん‼︎」
クイッ。
オレはとっさに白雪さんをあごクイした。
…何してんだよ。
オレ…。
どうするよ⁈
いきなりあごクイとかさ…。
…
数秒あごクイするオレとあごクイされる白
雪さん…。
もうこうなったら…
「はい、食べて」
白雪さんにポップコーンを食べさせてあげ
た。
すると白雪さん。
オレにされるがままに、モグモグとポップ
コーンを食べてくれた。
はー…、あぶねー…。
と思ったら、白雪さんがトイレどこかなぁ
とキョロキョロし出した。
‼︎
やばい…。
オレはまた、とっさにあごクイをしてしま
った。
で、そのままニッコリした…。
はたからみたら、キザな変態野郎だ…。
続く。




