第82話 岩戸の最新情報について聞いてみた
「守護神様。ボイジャー1号は今年(2026年)中に地球から1光日(約260億km)の距離を超えるそうじゃないですか。そのボイジャー1号が何年か前に『太陽圏の果て』と言われてるヘリオポーズの外側で、炎の壁を発見したニュースが流れてましたけど。もしかしてその炎の壁って、地球を外宇宙から隔離してる岩戸の正体なんてことは……?」
『まったく関係ないぞ』
…………会話が続かなくなってしまった……。
ということで、今回は第22話、第23話を補完する感じの話題である。
「ところで守護神様。岩戸開きはどこまで進んでるんですかね?」
『5つあった岩戸はすべて開かれて、すでに4つは通り抜けた。今は最後の1つが残ってるだけだ』
「その最後の岩戸は、いつごろ通過するのでしょうか? もう通過の動きは始まってますかね?」
『予定ではすでに通過してるはずだったんだけどな。なんか上の神々が揉めてるみたいで、まったく動きが見られないんだ。だから、俺にはいつごろ通過するのかについては何もわからんから、答えようがないぞ』
「揉めてるって、何が起きてるんですか?」
『最後の岩戸を、そのまま残しておこうって言い出してる連中がいるんだよ。岩戸は完全に開いてるから、わざわざ取り去らなくても問題はないって考えらしい』
「原爆ドームやアウシュビッツ強制収容所のような、被害の|象徴《しょうちょう
》として未来に残す負の歴史遺産にしたんですかね?」
『そこはどうなんだろうな。神々の中に裏切り者がいるって話も出てきてるし、地上にいる神としては見てるしかできんぞ』
2024年か2025年には通り抜けると思っていたのに動きがない裏には、そんな事情があったんだね。
「でも、残すなんて話が出てきてるってことは、岩戸は物理的なものなんですか? それとも最初の岩戸だけが物理的なもので、あとは概念的なものですか?」
『俺が答えるよりも前に、きみはどのように見てるんだ?』
「物理的な岩戸は最初の1つだけで、それは地球というか太陽系を5次元の宇宙空間から切り離して、3次元空間に閉じ込めるためのものだと思ってます。で、そのあとの4つの岩戸は、そこから地球が地獄化していく概念──イメージではないでしょうか。でないと神に代わって人が支配するようになって閉じた第4の岩戸の時期が、ヨーロッパや中東で紀元前2700年頃、中国で紀元前1500年頃、日本では紀元前660年頃と時差が大きすぎますし、次の悪魔が宗教の名を借りて人々を洗脳して裏からの支配を強めた第5の岩戸閉めは日本が最初で、キリスト教世界での岩戸閉めが起こるのはそこから半世紀ほど遅れてます。もしも岩戸が物理的なものだったら、ほぼ同時に起きるはずですもんね」
『なるほど。日月神示の書き方から読み解くと、そういう見方になるのは仕方がないな』
「日月神示の……では?」
『俺は日月神示の書き方が悪いとまでは言わんが、何かが起きて岩戸が閉じられたという書き方では、岩戸が地獄を生み出す存在や仕組みではなく結果として生じた象徴や概念として受け取られてしまう』
碧玉之巻 第10帖にある言及だ。
『先に答えを言ってしまえば、岩戸と呼んでるものは太陽系を覆う高次元の膜だ。メンブレン(膜)、シェル(殻)、レイヤー(層)、スフィア(圏)、ウォール(壁)など、いろいろな呼び方があるみたいだけどな』
「物理的な存在なんですか? じゃあ、これまでの観測で痕跡のようなものは見つかってるのでしょうか?」
『今の地球の科学力では無理だろう。それに膜自体は、ただの囲いというか道具にすぎん。それ自体が悪いわけじゃない。どんな目的で、何を狙って作られたか。そこが問題だ』
「つまり、その目的が岩戸の概念になってるのですかね?」
『その通りだ』
「物理的な存在となると、形などのイメージが気になりますね。『岩戸が閉じる』とはどういう状態で、『岩戸が開く』とか『岩戸を通り抜ける』とはどういう状態なのか……」
『そのイメージは簡単だ。繭や卵でもいいし、枝豆でも良い』
「枝豆?」
『「岩戸が閉じる」というのは、太陽系が繭や殻に閉じ込められる状態だ。「岩戸が開く」というのは、その繭や殻に穴が空いた状態だ。その穴が大きくなって、枝豆のようにツルンと抜け出すのが「岩戸の通過」だな』
「なんで最後だけ枝豆? 羽化や脱皮でもいいのに」
『美味しいじゃないか。枝豆。時々、無性に食べたくならんか?』
「まさか真冬でもたまに冷凍枝豆を買いたくなるのは、守護神様のせいだったんですか? 夏だったら水で解凍するだけでも良いけど、冬場はお湯で温めるからメンドーなんですよ」
『それでも、きみが食べなかったら、俺が味わえないじゃないか。俺へのお供え物だと思って、じゃんじゃん食え。冬でも冷えたままとか、電子レンジで済ませるなんてズボラをせず、ちゃんと湯がいて塩をまぶすのはポイント高いぞ!』
守護神様の圧がすごい……。
ちなみに日本で町人も枝豆を食べるようになったのは江戸時代からだが、元は水稲と一緒に日本に入ってきた文化だ。マメ科の植物は根から窒素肥料のようなものを出して大地を豊かにする。それに気づいた昔の人たちは、弥生時代には田んぼの畔で枝豆……というか大豆を育てることを始めている。そのため農民たちは、その当時から新鮮なうちに枝豆を湯がいて野菜のように食べていたと思われる。
貴族が保存の利く大豆ではなく枝豆として食べるようになったのは、平安から鎌倉にかけての時代。そして南北朝時代には武士の間でも、酒のつまみやお茶請けとして食べられるようになっていたらしい。
戦国時代の武将だった守護神様、きっと好きだったんだろうね。
「でも、岩戸が物理的なものだとしたら、気になることがあります。岩戸は内側から開かれて通過もしてましたけど、それで脱ぎ捨てられた岩戸は、どうなるんですか? たとえば最初に脱ぎ捨てられた第5の岩戸は時間とともに消えたのか、それとも第4の岩戸の中でゴミになってるのか……?」
『その疑問は3次元で考えすぎだな。きみは3次元の膜で考え、第4の岩戸という風船の中に第5の岩戸という風船があって、その中に地球や太陽系が入っているというイメージで考えてるだろ』
「風船と言われると、そういうイメージですね。だから内側にあって割れた風船の残骸は、どこにあるのかと……」
『そこが大間違いだ。岩戸は3次元世界から見える膜ではない。だから地球から遠くにある天体が観測できるんだ。これが3次元をも覆う膜だったら、地球から見る宇宙はとんでもない暗闇になるぞ』
「そうなるんですか?」
『なるんだよ。それに地球を囲んでいた岩戸は脱ぎ捨てられると、外側の岩戸をすり抜けて宇宙を漂うゴミになる。内側のフェンスが風に巻き上げられて、外側のフェンスを飛び越えて吹き飛んでいく様子をイメージしてみろ。あとは広大な宇宙空間を漂流する粗大ゴミ──一種の空間のゆがみだ。それがこれから100万年もの時間をかけて、ゆっくりと朽ちていくんだ』
「宇宙船には障害物になりますよね?」
『そこは、どうなんだろうなあ? たぶん3次元に近い空間を飛ぶ宇宙船ならば大きな影響はないと思うが、高次元に深く潜って飛ぶ宇宙船だと、何らかの影響はあるかもなぁ』
「潜る?」
『岩戸っていうのは、海中に仕掛けられた機雷やネットバリアみたいなものだ。小船なら海中の存在に気づかないまま通り抜けられるかもしれないが、大型船だと船底やスクリューが機雷やネットバリアに当たってしまうし、潜水艦だと完全に航行の妨げだ。捨てられた岩戸はと言うと……そうだなあ。海中を漂いながら、ゆっくり海底へ沈んでいく感じだろうか』
「今の地球人がイメージする宇宙船は、その小船のようなものですか?」
『今の地球の科学技術は、船でいえば造波抵抗の大きな水面を進むことしかできないレベルだ。そのせいで今は直感的に潜ったら水の抵抗がもっと大きくなって、潜水する船はもっと遅くなると思ってる時代の感覚に似ている。だが、実際には水に潜れば造波抵抗がなくなるから、今では水中船の方が水上船よりも速く走るだろ。宇宙でも、これと同じことが起こるんだ』
「潜水『艦』で比較したら、まだ水上艦の方が速いですけど……。水上のパワーボートが時速270kmを超えるぐらいなのに対して高速魚雷は時速370kmを記録してますから、たしかに、そういう理屈には……」
船体の大きさに対して同じ推進力が得られるのなら、海中の方が5割ほど速くなるのだろうか。軍艦では通常艦艇が時速40ノットに大きな壁があるのに対して、通常の魚雷は時速60ノットが大きな壁になってるみたいだもんね。
もっとも現実問題としては潜水艦は隠密性の必要から、パワーのあるエンジンよりも静かなエンジンが選ばれている。そのため、どうしても水上艦よりも速度が劣るように見えてしまうけど……。
『それで話を戻すが、ホンモノの岩戸は概念的なものではなく、悪魔どもによって仕掛けられた物理的な結界のようなものだ』
「ということは、黄泉の比良坂事件で千曳岩を閉じたのが岩戸の始まりというのは……」
『日本文化で第1の岩戸による影響が出た、最初の象徴的なできごとだ。だから日月神示では岩戸をわかりやすく理解してもらうために因果の順番を入れ替えて、事件の影響という形で岩戸が閉じられたと語っている。だけど、その順番で説明すると、きみが地域によって岩戸の閉じる時期がズレてると気づいたように、物理的なものだとしたら矛盾が起きてしまう』
「つまり物理的に岩戸が閉じるのが先で、その影響が地域によって出てくる時期にズレが生じてたと……。それだとわかりやすいですね」
『だからきみが考察した、地上が地獄へ堕ちるのに7つの段階があるという考えは否定しないが、あくまで岩戸は5つという事実は否定できないんだ』
「そうなると、それぞれの岩戸は、どんな目的で作られたのか……ですね」
『第1の岩戸は言わずと知れた太陽系を次元降下して、3次元空間に隔離する仕掛けだ。岩戸そのものはまだ残っているが、次元降下していた仕掛けは予定通りに2012年に寿命を迎えて、2024年には完全に力を失っている』
「その第1の岩戸によってこの世界が3次元の物質世界にされて、神霊次元である5次元を感じられないようになったんですよね?」
『その見方は正確ではない。感じられないのではなく、日常的に感じられなくなっただけだ。実際に起きている現象でたとえると、鳥の声や虫の音を聞いた時の日本人と欧米人の反応だ。どちらも音は聞こえているが、日本人だけが自然の声として聞いている。これが岩戸が閉じる前の感覚だと思え。それに対して欧米人の耳では雑音として処理されて、よほど意識しないと個々の音には気づかなくなってる。しかも日本人に言われても、すぐ聞き取れるようになるものではなく、3日とか、人によっては1週間以上かかって、ようやく意識できるようになったという話もあるよな? これが岩戸が閉じたあとの感覚というかレベルだ』
「色でもありますよね。日本人は空の色を真上と地平線近くで違う色に見えてるのに、欧米人は青一色と言いますもんね。一番星が見えてきた頃の夕焼けも、日本人の目では5〜7色の階調で見てるのに、西洋人は2色か、せいぜいもう1色の3階調でしか色を感じられないとか……」
もちろん中間色を識別できないのではなく意識できないという話だ。芸術家ともなれば細かい色の違いを意識できるけど、それを言葉として表現できる言語を持たないために記録として残せない。
他にも「うまみ」の味覚とか、空気を読んで先読みする能力などもある。先読みと言うと予知能力のように感じる人もいるだろうが、日常的には何のことはない。わかりやすいところでは道ですれ違う時の動作だ。日本人は互いに相手の動きを察して、混み合う状態でも誰にもぶつからずにすれ違っていく。外国人にはそれができない人が多いため、渋谷のスクランブル交差点が観光スポットになるわけだ。ピーク時には1回の青信号で3000人以上がいっせいに渡るのに、ほぼ誰ともぶつからずにすれ違っていく。これと同じことを海外でやったら、あちこちでぶつかったり通せんぼし合ったりで動きが止まり、ほとんどの人が青信号の間に渡りきれないことになる。
とはいえ海外の人たちの名誉のために言うが、これが開き戸だと話が変わってくる。海外では後ろの人が近くまで来ていたら、ドアを開けた状態で押さえて待つのがマナーである。それなのに日本人の多くは後ろの人を気にしないどころか、「ドアは開けたら閉める」の躾通りに、後ろを気にせずバタンと閉めてしまう人が多い問題がある。そのせいでドアに頭をぶつけた経験は、意外と多くの人が持ってるのではないだろうか。もしかしたらミレニアル世代以降の下の世代の人たちは街中に開き戸が増えてきたので、そういうマナーを身に着けてるのかも知れないが……。
「でも、それだけで地球が地獄に落ちたのですか?」
『3次元の物質世界の中でだけで生きることになった人間にとっては、それだけで地獄に堕ちるには十分な仕掛けなんだよ。なんせ3次元に囚えられたことで霊感能力が弱くなった。それは神と悪魔の区別がつかなくなったことを意味している。そのせいで神の言葉も悪魔の言葉も、同じ神託になってしまうんだ。それで悪魔を神だと思って受け入れてしまうと、その先には地獄しかないのは自明だ』
「じゃあ、それで悪魔に支配されるようになったと?」
『岩戸が閉められたからといって、その影響がすぐに出るわけじゃない。しばらくは神と悪魔では違和感があるから、霊感能力が弱まってはいても取り違えることはない。だが、徐々に違和感を覚えない人が増えていって、悪魔を神と信じてしまう人が増えるかもしれない。だが、それよりも神託を受けられる人が減ってくると周りも感じてないのを良いことに、ウソの神託を騙る者が出てくる方が先だ。初めのうちは、ただ注目を浴びたいだけの他愛ないウソかもしれない。それがデタラメな神託政治を始めるようになると、世の中は悪魔が手を出さなくても地獄に堕ちていく』
「その割には最初の岩戸を作ったグレイは、拝火教や仏教、道教、儒教などを降ろして、地球がカテゴリー3よりも低い地獄に堕ちないようにしてましたよね?」
『グレイが宗教を降ろしたのは、レプティリアンに第3の岩戸まで作られて、地球がカテゴリー1の地獄まで堕ち始めたからだろ。グレイは地球をカテゴリー3の箱庭にしておきたいんだ。生物工学に関心の強いグレイにとっては、地球文明が大規模な環境破壊をしないレベルに発展を抑えつつも、惑星を実験動物の供給源となるように動態保存しておきたいんだ』
「要するに地球の生物多様性が高いからと、自然保護区扱いしてるわけですね」
環境保護のために他の宇宙人が来ることをも妨害して、地球の生物資源を独占的に使いたいという動物園政策だ。だから地球が悪に汚染されてカテゴリーが落ちてきたら、管理者気取りでカテゴリー3まで戻そうとアレコレやってきたというわけである。
ちなみに世の中にとって害悪となる魂の割合が、自然な状態でのカテゴリーは5である。その害悪を減らしていって純度を高めたカテゴリー7以上が天国であるが、反対に悪に汚染されて宇宙の環境基準に引っかかったのがカテゴリー3以下の地獄である。今の地球は健康被害の出るカテゴリー2どころか、最底辺のカテゴリー1の中でも銀河系内でもっとも汚染のひどい状態であるそうだ。本当ならカテゴリーマイナス1と言われても良いぐらいに腐った世の中になってるのだが、地震では被害が大きすぎるために震度7以上を設定する意味がないように、地獄もカテゴリー1よりも下は設定されていない。
『第2の岩戸は、外からの監視が行き届かなくなる仕掛けだ。神の世界は何も監視社会というワケではないが、世の中の風通しを良くすることで、衆人環視によって不正が入りづらくなっている。マトモな社会であれば、周りの目があるところで不正を働く者などいないからな』
「つまり外からの目が一部でも隠されたことで、神々の間に不正がはびこったのですか?」
『そうだ。とはいえ、それですぐに周りを騙す神が出てきたわけじゃない。正直や素直すぎることが、時に心を落ち着かせなくすることがあるだろ。それを弱めて場を円滑するための方便が、だんだんエスカレートしたようすをイメージしてみろ。それに慣れてきたところで一線を越えて、周りを騙す神が出てきたんだ。そうなるとニセモノも出てくる』
「それが天の岩戸伝説で、アマテラス様を騙した神々と、男神から女神に変わったニセモノのアマテラス様……ですか」
『まさに、それが日本文化における象徴だ。そして第3の岩戸になると天界にいる神々の手がほとんど届かなくなって、地上はルールの通用しない治外法権の状態になった。その結果、天界から地上に降りてきていた旧時代の神々に、裏切り者の神々が有りもしない罪をなすりつけて地に落とした。そうやってニセモノの神たちが地上における最高神の座を奪ったんだ。だが、最高神の座を奪ったまでは良いが、彼らには地上を統治するだけの能力がなかった』
「よく聞く話ですよね。現在進行形でやらかしてるのが韓国大統領の李在明ですし、少し前にはセブンイレブンの創業者である鈴木敏文氏から、クーデターで経営権を奪い取った井阪隆一氏なんて例もありますね。どちらもウソ、身勝手、デタラメが過ぎるあまりに信用を失って、国や企業グループを救いようのない体たらくにしてますし……」
ホント、どちらも救えない話である。
『一番の害悪が第4の岩戸による地上と神霊界との隔離だ。これによって神の座を奪い取ったニセモノの神々ですら、地上にはうまく手を出しづらくなった。神を怒らせた者に天罰を下そうにも、すぐに手を下すのが難しくなったんだ。神社などで神のサインがあるだろ。その場でできるのは、せいぜいその程度だ』
「つまり誰もハッキリと罰せられないから、サインに気づかないと悪事がエスカレートしていくと……」
『その通り。その結果として生まれたのが人間が人間を支配し、搾取する世の中だ。神にできるのは因果を使って時間をかけて用意し、好き勝手やってきた者に因果応報のしっぺ返しをもたらすわけだ。支配者を気取った愚か者には革命やクーデターを起こさせて地に塗れさせるとか、因果から来る事故や病気で命を取り上げるとかな。だが、因果が返ってくるまでの時間がかかりすぎる。やられた人の気持ちとしては、今すぐ思い知らせて欲しいところだろうが、このような天罰ではやらかした者が生きているうちに間に合わないことが増えた。人生の勝ち逃げだ。そのせいでその者が死んだあと、孫の代でしっぺ返しを喰らうケースが多くなった』
「世の中で言われる成功しても3代で寝食が潰れるというアレですね。他にも7代の呪いというのもありますし……」
『寿命を超越した神の感覚では100年後、200年後という時間は短いが、寿命の短くなった今の人間にとっては、因果応報がやらかした本人ではなく、何も落ち度のない子孫に向かってしまう理不尽極まりない仕打ちになっている。さすがに、こういうことは松の代になると減ると思うんだけどなぁ』
「第4の岩戸の影響がなくなるからですか?」
『その通りだ。だが、この岩戸の影響でもっとも大きかったのは、人間を家畜化する奴隷の誕生だ。幸い、日本ではこの家畜化こそ経験してないが、大正の頃から人間を使い捨ての道具にしたり、人間を数字や記号でしか見ることのできない者を増やしてしまった』
「最後の記号って?」
『性別や年齢、出身地や学歴、職業や肩書などでしか他人を見ようとしないレッテル貼りだよ。そういう連中が戦後になってどんどん増えてしまった。バブル景気のあった頃は一度は「そういうおかしな物の見方はやめようじゃないか」という声が強くなったが、不況が長くなると完全に消えてブラック労働を生み出してしまった』
「たしかに増えましたよね。学歴も無茶苦茶というか……」
学歴で物を見るのは、最終学歴が中卒大卒という話じゃない。就職活動の採用現場で「東大早稲田慶應以外の方はお帰りください」という、よく聞くアレだ。著者の住む自治体の市役所では職員のほとんどが大卒のため、昇進が出身高校で決まる序列化問題があったそうだ。市内にある高校の偏差値で序列化され、市外の高校出身者はその下に置かれていたというしょーもない話である。実はこれ、市長選と市議選でも大きな争点になって、これによって市長の長期政権を終わらせる要因にもなったんだよねぇ。
『そして最後になる第5の岩戸は、第2の岩戸の地上版ともいえる、人間同士の間でも情報の風通しが悪くなる仕掛けだ。これは日本の識字率が昔から高かったため、日本が真っ先に影響を受けてしまった。いわゆる事実を都合良く隠し、間違った常識で世の中を洗脳する泥沼化だ』
「識字率が高いほど多くの文字情報に触れられるので、洗脳が難しいんじゃないですか?」
『逆だよ。高学歴になった社会ほど学生時代に習った古い知識を捨てられず、半世紀以上古い情報や迷信に振りまわされる偏見を持つんだ。今年の丙午がいい例だ。幕末の寺子屋時代だった3回前の丙午よりも、学校教育の始まった2回前の丙午ではガクンと出生率が下がって、前回の1966年では前年よりも25%も出生率が落ちてるんだ』
「1966年というと高度経済成長の最中で、受験競争の過激化で大学進学率が急激に高くなってる時期ですね」
『こういう偏見は他にもある。広島に原爆が落とされた時、実は多くの人たちが原爆の破壊力を「科学的に有り得ない」と言って現実を受け入れられなかった。原子爆弾の研究は1938年にドイツで核分裂が発見されると、日本とドイツではすぐに軍用化できないかと研究が始まった。アメリカはそこから3年も遅れて研究を始めてるんだ。それに日本では原爆を落とされる1か月前まで、多くの研究者や技術者が原爆開発に動員されていた。アメリカほど徹底した機密管理をしてなかったし、昭和天皇にも進捗が定期的に伝えられ、軍や政府の上層部はだいたい知っていたはずだ。それなのに実際に使われると「科学的に有り得ない」と思う人が多かったのだから、「知ってる」と「常識」の間に大きな壁があるのはわかるよな?』
「そうですね。最近知って驚いた科学技術にも、放射性物質を無害化するという技術がありました。それが半減期が数十年どころか数万年にもなる放射性物質であっても、電子をミューオンという素粒子に置き換えると数週間で安定核種になる現象です。日本はそのミューオンの技術研究が進んでいて、すでに地盤調査や電子顕微鏡に替わる新しい顕微鏡として実用化が進んでるのに、50年前の学校教育で教えていた陽子、中性子、電子だけの原子モデルからミューオンを使った放射性物質の無害化には『科学的に有り得ない』という常識論で否定されて詐欺扱いされているため、研究予算がつかなくてドラム缶を使って細々と実証実験や実績を積み上げてるところなんですよね」
この放射性物質の無害化技術が実用化されれば、福島原発事故の除染作業も、核廃棄物の保管問題も、一気に解決されるのにね。
ちなみに余談であるが、こういう素粒子物理学に出てくる4つの相互作用のうち「強い力」と「弱い力」は、著者は大学で物理学を専攻してたのに講義で聞いた覚えがない。著者が学生だった当時は2つをまとめて「核力」と呼んでいた。素粒子物理学を専門に研究する学生のみが、ゼミや専門書で触れる程度で、一般の学生は「核力」という認識で十分だったのだろう。それが科学読本や衛星放送の科学番組で一般向けでも「強い力」と「弱い力」が使われるようになったのは、21世紀に入ってからだと思う。そのため物理学科の出身者でも年配の人たちの中には、いまだ「強い力」と「弱い力」の存在を知らない人がいる可能性がありそうだ。
『わかりやすくいえば学術的に最新の情報は、教科書に載るまで20年から30年の遅れが出る。それを学んだ世代が社会の中心になるまで、更に20年かかる。そこまでは古い知識に縛られた上の世代が社会の中心にいるため、常識もだいたい半世紀遅れになるんだ。海外で日本の評価が変わり始めたのも、高度経済成長が終わってから50年以上の時が流れたからに過ぎん。もちろん欧米にある日本人の偏見の中には、幕末から明治時代で止まってるものもあるがな』
「その逆で幕末から明治の頃のイメージで欧米を進んだ社会と見てる人も多いですよね。でも、実際には明治維新と電磁気学の完成が近いこともあって、日本の電気工学や電気製品開発はずっと欧米と肩を並べてるんですよね。航空機技術も敗戦で開発を禁じられるまでは、ほとんど同じレベルでしたし……」
ちなみに戦前の日本の軍用機エンジンは非力だったという通説があるが、アレにはとんでもない事実誤認がある。アメリカは「パワーで飛ばせばいい」という発想から高出力の出せる重いエンジンを使っていたが、日本の軍部上層部は「軽くなくちゃ飛ぶはずがない」「重いものが速く飛べるはずがない」という固定概念をなかなか払拭できなかったため、軽くて非力なエンジンを使うしかなかっただけだ。だから大戦前期までの飛行機には重い装甲も載せることができなかった。しかも軽いせいで空気の抵抗で速度が出せず、弾薬もたくさん積め込めないとなると見劣りするのは当たり前である。
だが、同じ頃に作られた二式飛行艇(二式大艇)という胴体下面が船になっていて水上から離着陸できる飛行艇は、荒れた海でも耐えられるようにと重くて丈夫な機体で作られていた。そのせいで速度こそ戦闘機ほどは出なかったが、1機で複数の米軍戦闘機と40分も戦い続けて1機を撃墜し、被弾して4つあるエンジンのうち2つまで止まったのに基地まで生還したという強靭さで連合軍を恐れさせていた。
軍上層部が「エンジンは重くても良いんだよ」という事実に気づいたのは戦争も半分を過ぎてから。そこから重いエンジンで装甲も厚い軍用機を作り始めるが、すでに長引く戦争で工場も熟練労働者も材料も足りないという状況になり、わずかばかりの名機を世に送り出しただけで終わった。
それでも、すぐに重いエンジンを生産できたのは、初めからそれだけの技術力があったからだ。すべては軍上層部の「飛行機は軽い方が良い」という思い込みが多くの犠牲を生み出していたわけである。
『話を第5の岩戸の話題に戻すが、この岩戸によってもっとも大きく変わったのは、世界中にウソの歴史や間違った価値観が広められたことだ。それを広めてるのが闇の勢力の者たちで、真実を消して回ってるのが原理主義の連中だ』
「原理主義ですか。思想を押しつけてくる、不愉快な連中ですよねぇ」
『原理主義は宗教だけでなく、共産主義やリベラルなどの政治思想も同じだ。連中は「真実よりも政治的な正しさ」などと世迷い言を抜かしてるだろ?』
「迷惑な話ですよねぇ」
原理主義が知識を否定したり、歴史の真実を壊したりするのはよくある話だ。
10年ほど前に世界で猛威を振るったイスラム原理主義のISILは、いくつもの遺跡や博物館を襲って、数多くの文化遺産を破壊してくれた。中でも集中的に壊してたのは文字の刻まれた碑や石像だ。
共産主義でも旧ソ連や東欧の大粛清や中国の文化大革命、カンボジアのクメール・ルージュなどで大勢の知識人を殺している。ただメガネを掛けていたという理由だけで殺された人もいるというのだから、メチャクチャな話である。
日本でもかつて仏教原理主義の蘇我親子によって、宮廷図書館が焼き払われて日本の古代史を灰にされてしまった歴史がある。その原理主義の暴走は大化の改新(乙巳の変)によって止められたが、以降は「古代日本には文字がなかった」という歴史解釈に変わっている。ある意味で日本の古代史を消し去るのに成功したことになる。
国連のWMO(世界気象機関)のIPCC(気候変動に関する政府間パネル)も同じだ。炭酸ガスの増加による地球温暖化という幻想を生み出すために、気象観測という科学データを勝手に書き換えている。そのせいで歴史的な事実と、彼らの語る温暖化の話が食い違っている。彼らの描くホッケースティック曲線には、今よりも2度高かった縄文時代とギリシャ時代の温暖期や、1度高かった中世温暖期がなかったことにされている。まあ、これはヨーロッパで、EV化や再生エネルギーなどの温暖化ビジネスの失敗によって資金が現在進行形で逃げ出しているところであるので、そのうちウソ八百が白日の下にバラされることになりそうだが……。
「ところでそれらの岩戸ですけど、もう消えてるんですよね?」
『そうだ。最初に語った第1の岩戸以外は……だがな』
「その割には、影響が消えてませんよね?」
『それは人類が、今まで通りの行動を続けようとしてるからだ。狭い檻に閉じ込められていたゾウやライオンは、広い場所に連れ出されても同じところをグルグルと回ることしかしない。箱から出されたノミも、箱の天井よりも高く跳ねようとしない。人類も岩戸が消えたからといって、すぐに影響が消えるものじゃない。しばらくは岩戸があった時と同じ行動を繰り返すことになる。それでも岩戸があった頃との違いは出てきている』
「違いが出てきてますか?」
『動物園から檻が消えたら、最初に何がパニックを起こすと思う?』
「動物園だったら……飼育員ですかね? 捕まえようとしたり、銃を持ち出したり……」
『それと同じだ。今は下っ端の悪魔連中が匙加減を間違えて問題を大きくしてる。そいつらに取り憑かれて、甘い汁を吸ってた連中も不正が暴かれて右往左往し始めてる』
「匙加減ですか? それはいつから……」
『2022年頃からだ。春には第5の岩戸が消えた頃だぞ』
「その頃はまだコロナ禍が続いてましたよね。他に何かあったかな?」
『ロシア・ウクライナ戦争だ。2月に始まってすぐ原油価格が5割も跳ね上がり、春には終わると言われてたのに6月の小麦の収穫時期になっても終わらなかったために、世界的に穀物の価格が倍に跳ね上がっただろ?』
「それが起きたのが2022年でしたか」
『それ以前からも問題は指摘されてきたが、そのあたりから一気にボロが出始めた。ゆっくりだが神々が世の中を正す動きと、悪が開き直って「最後に悪が栄える」ようにデタラメな法律やルールを作って強制する動きが混ざりだした。日月神示にもある「もうダメだ」と思う九分九分九厘ってヤツだ。だが、建て替えのためのナルトの本番や神の皿洗いは近づいている。「夜明け前がもっとも暗い」の時期は過ぎた。乗り越えれば明るい未来はやってくる。だが、悪の権化である伝統メディアがウソだらけの報道をするせいで、多くの人たちは空は明るくなってるのに、暗い未来しかないと思い込まされてる。今は「日の出の前がもっとも寒い」の時期だ』
「ちゃんと窓の外を見て、空が明け始めてるのを見てるか。家のカーテンを閉めたまま、部屋がどんどん寒くなっていくと嘆いてるか。その違いですか」
海外での日本の評価は高市政権になってからますます日を逐うごとに高くなり、各国の主要人物たちがアメリカではなく日本詣でを始めている。
一方で国内のニュースに目を向けると、4月から石破ではなく、その前の岸破政権が置き土産にした変な法律改正や大規模なステルス増税が始まって、国民生活を更に苦しませている。
財務省や日銀も景気が良くなると、これまで騙ってきた政策のウソがバレるために絶対に好景気にはしたくないようだ。だから景気が上向いたらすぐに増税とか利上げとかを言い出して市場に回るお金を抜き取って、景気を冷え込ませようとし続けている。それで積み上がった日銀資産は、十数年間に日本のGDPをはるかに超える分を積み上げてしまった。政府による経済介入は金額の3倍もの効果が出てくる。民間の資金が1.3倍程度の効果しかないのとは大違いだ。それなのに市場に回すどころか、毎年GDPの1割ずつ抜き取り続けていた。それが市場に正しく回っていれば、市民にとっては手取りがその十数年間で最低でも倍には増えていたはずだ。
まったくもって頭のオカシイ政治の動きになっている。
経済面でも国内外の金バカたちは自分たちさえ儲かれば、それで大勢の日本人が苦しまされようとお構いなしだ。
日本の輸出企業は円安の方が輸出が増えるから、日本国内には貧しいままでいてもらいたい。それに輸出する時には取引中に支払った消費税が返ってくるから、税率はもっと高い方が良い。その戻ってきた金は、子会社や取引企業には分配するつもりもない。それは国内の内部留保として貯まっていく。海外資産も円に変えて国内に持ち込むと円高を招くため、そっちも海外に置いたまま国外の内部留保として貯まっていく。
また海外に目を向けると、今や多くの企業が日本製の機械や先端素材に頼っている。今の円の実力に対して3分の1の円安で安く入ってきてるから、あらゆるところで使いたい放題だ。もちろんライバル会社や業界にとっては今の円安は産業構造の荒らし行為に等しい不愉快極まりないものだが、使うだけの企業にとっては大助かりだ。この状態は、いつまでも続いていて欲しいだろう。
これらの話は、どこを切り取るかで見えてくるものが180度も変わってくる時代だ。
『日本が輝く松の代が来たからと言って、誰もが華やかな時代を享受できるわけじゃない。どんなに素晴らしい時代でも、一定数の人たちは人生に失敗して苦しい生活へと追い込まれていく。だが、正しい人生を歩んでいる者、人生で間違った選択などしていない者、親ガチャで貧しい家庭に生まれただけの者たちが、何者かの悪意や搾取によって底辺へと落とされていく時代、どんなに努力しても苦労するだけの底辺から抜け出せない時代が、いつまでも続いて良いわけじゃないんだ』
「早く日本を悪くしている悪魔の手先たちを、地に落としていく大グレンに起きてもらいたいですよね」
とはいえ、そのためにはグレート・リセットとか、災難の意味での大峠とか、最後の審判、神の皿洗い、アポカリプス、カスタトロフ、ラグナロフという大災厄を乗り越えなくてはならない。それは大変な試練ではあるが、日月神示では、
「天地の波に乗れば良いのじゃ。楽し楽しで大峠越せるぞ、神は無理申さん、やればやれる時ぞ」(五葉之巻 第12帖)
とあるように、目覚めた人たちは苦労せず乗り切れるそうだ。すでにマコトの日本人の7割が目覚めている。中にはまだ寝ぼけ眼で悪夢の余韻に苦しまされてる人もいると思うが、これから闇の勢力に加担していた者たちが次々と土地に落とされていくことから、やがてスッキリと目覚めることができるだろう。
「岩戸に関する追加の話題は、このぐらいですかね?」
『毎度のことながら、余計な話題まで語っていたがな』
「いよいよ地上の建て替えも、本番が始まったみたいですね」
『世界的に低IQエリートの問題が出てきてるが、本当に問題なのはその中でも霊格の低い、身勝手で口先だけで無責任な者たちが世を乱すところだ』
「それ、要するにワンダラーですよね?」
『しかも、その多くが日本でいうところのド文系だ。世の中が成熟して高学歴社会になると、ほとんどの国では理工系へ進む人材が増える傾向がある。その例外の一つが日本だ』
「社会が成熟すると、人文系を学ぶ人が増えるからじゃないんですか?」
『違う。国が成熟するほど技術者の需要が高まるから、数学ができるかできないかで年収が3倍も違ってくる。だが、日本は数学ではなく英語ができるかどうかで年収が倍も違ってくる社会だからだ。そのせいもあって日本での英語能力検定は科学知識を抜いたTOEICが中心になっている。だが、海外では科学知識も問われるTOIFLによる検定が主流だ。現代文明は科学とは切っても切れないものだからな』
「だから留学するつもりならTOIFLが主流なんですね。でも、わざわざ問題から科学の知識を抜くって……」
『日本に限らず、ド文系が増えてきたからだろ。それでも世界での受験者の数は、問題文に科学知識が出てくるTOIFLの方が10倍以上も多いのにな』
「でも、専門家でもない人に、科学や数学は必要ですかね?」
『必要だよ。科学や数学には関係なく、何事にも論理的な思考は必要だ。だけどド文系は論理的に考えられず、感情や感覚で語ろうとする。中でも左巻きの連中はマトモな経済行為なのに、勝手な思い込みで搾取だ不適正価格だと安易に言いすぎる。科学もろくにわかってないから、リベラルの連中は「科学的な正しさよりも政治的な正しさ」を優先して語りすぎる』
「政治的に正しいについては、時代や立場によっても変わるので厄介ですよね。一例としては太平洋戦争でGHQの最高司令官として日本に乗り込んできた、マッカーサー将軍のケースが典型的です。最初は『日本人は幼稚な精神性だから好戦的になるんだ。西洋の進んだ精神性を叩き込んで平和国家にしてやる』と息巻いていたのに、朝鮮戦争になったら『共産主義ってヤバくないか? 日本はこんなのと戦ってたのか』と気づいて中国や満州での日本とまったく同じことをしようとしたために本国から更迭されてしまい、『おかしいのは日本への偏見と共産主義の危険性にまったく気づいてない欧米の議員や世論で、日本は何も悪くなかった』と擁護に回りましたからねぇ」
この話には後日談があって、朝鮮でもベトナムでも、旧日本軍は大戦中でもわずか2万人の軍隊を置いただけで反乱を抑えて治安を維持していたのに、アメリカはどちらも200万人以上の兵力を送って、5万人以上の戦死者を出す泥沼に引きずり込まれてしまった。状況が違う、時代が違うという言い訳は成り立つが、アメリカはどちらも最初は「日本にできたのだから」と軽い気持ちで乗り込んでの大失態であるため、半世紀以上経った今でも触れられたくない黒歴史のようになっているらしい。
話をド文系やリベラルに戻すと、彼らも現政権や企業を見下して大口を叩きまくってるのに、いざその役目が回ってくると、アルゼンチン、スリランカ、ベネズエラなどのように経済破綻を起こした国が続出だ。韓国もその仲間に加わるのは時間の問題だろう。ブラジルのように経済がどうしようもなくなって、リベラル連中が無責任にも政権を投げ出して国外逃亡したことで破綻を免れた例があるし、日本のように民主党政権が無責任な言い訳ばかりを繰り返すから、次の選挙で有権者が彼らを見限って地に落とした例もある。
世界各国でこのような悲劇が繰り返された反動で、今は一転してリベラルの主張していたグローバル化や多文化共生主義を否定した自国中心主義が増えている。でも、これは世界の右傾化ではなく、国際ルールと相手との契約さえ違えなければ、自分の国の政治は自国民にとってのものであるのは当たり前。それに違和感を覚えるのは、ある意味で洗脳だったのかもしれない。
あ、それこそが第5の岩戸によって刷り込まれた、間違った価値観なのかも……。
そして今では彼らの無責任ぶりは周知の事実になって、世界中で市民のリベラル離れが加速しつつある。
『岩戸はすべて開かれた。これからは気づいた人から変わり始める時間だ。当然、時代遅れの亡霊たちが、見苦しいほど身勝手なことを言って邪魔してくる。すでにそうなっているけどな』
「そうですね。日本国内だと巨大化した官僚機構、NHKなどの既成メディア、輸送業者を苦しめてきた大企業、寡占化が進みすぎた流通業界、環境ビジネスに飛びついてきた有象無象、あとは何をやってるのかもわからないNGOやNPO団体。海外だと国際金融資本や死の商人、ペトロダラーシステム、そして独善がひどくなってきた国連機関。それらが今、世間に醜態を晒して、立場が危うくなってますよね。そういえば人材派遣会社って、ほとんど絶滅しかけてるんでしたっけ?」
『まだナルトの本番は始まってないが、少しずつグレンが始まってきたな。あとは世の中が目覚めて、それまで甘い汁を吸ってきた連中が無様に消えていく姿を見ることになるだろう』
「身近なところで戦争は起こるんですかね? 台湾有事とか、日中戦争や日韓戦争とか……」
『日韓戦争は避けられないが、台湾有事はもうないと思っていい。あとは日中戦争が起こるか、その前に中国が崩壊するかだ。こればかりはどちらに転ぶか、最後までわからないと思う。だが、日本は東アジアで混乱が起きればイヤでも巻き込まれるのではなく、常に最前線にいる当事者だ。アジアで唯一のG7国家だからな。そこだけは覚悟しておけ』
「そこは神様が日本に与えた役割ですからねぇ」
『それだけじゃない。アメリカを代表とした西洋社会……。いや、一神教世界にある弱肉強食、勝者総取りの競争社会、自己中心的で自分たちがルールを決めるという傲慢さ、慈善を履き違えた人間の知による偽善、共存を口にしながら裏で支配しようとする腹黒さが、最後の牙を日本に向けてきている。だが、日本はそれらの悪意を何度も退けて、そろそろ抵抗できないほどの高みに達しつつある』
「技術開発では20年、30年と時間をかける日本に対して、欧米では5年で成功しないと株主や資本家が文句を言い出し、国家事業としての開発でも10年を超えると議員が税金の無駄だと止めに入ると言いますからねぇ。かつては「ただの鉄棒」とバカにしてた鉄道の80kgレールですら、いざ作ってみたらほとんどの国ではマトモな品質のものが作れず、鉄道事故を起こさないためにも日本から輸入するハメになってるのが良い例です。まあ、日本でも目先のコストに目がくらんで人を育ててこなかった会社が、今、どんどん技術不足や信用を失って倒産し始めてますけど……」
『まだまだあるぞ。日本の政府統計はウソだらけだ。財務省の騙る赤字財政が、ただ減税したくないだけのウソ八百なのは解説するまでもなく、農水省の騙る食料自給率や厚労省の騙る健康寿命などもデタラメだ。まずカロリーベースの自給率で語ってるのは日本だけで、多くの国は金額ベースの自給率で語ってる。それだと日本の自給率は36%ではなく70%を超えるんだ。それだけじゃないぞ。そもそも食うものがなくて餓死者が出てても、外から食料が入ってこない国は自給率が100%だ。反対に金があって大量に輸入し、日々、たくさんの廃棄食料が出る国の自給率は低くなりやすい。指標そのものの考え方がオカシイんだ。そこで有事や大規模な不作があっても、どのくらいの食料を確保できるのかという指標の標準化が模索されてる。そういう統計で見ると、日本は農業生産国と並んで世界第6位の食料大国なんだ』
「今の日本はミシュランも認めた、飽食とグルメの大国ですからねぇ」
『健康寿命もそうだ。世界的には病気やケガで自立した生活ができなくなる年齢を言ってるのに、日本では介護保険を利用し始めた時の年齢だ。日本には介護保険があるから、要支援認定を受けられたら使わなきゃ損とばかりに利用し始める人がいる。家事や買い物程度の支援なら、介護支援サービスじゃなくて家政婦サービスを利用しろってレベルのものでもだ』
「だから平均寿命と健康寿命との間に、世界一大きな隔たりができちゃうんですね」
『まあ、そこには日本の医療が高度化したため、ただ寝たきりの肉の塊になってしまう長生きのリスクも含まれている。海外では自力での食事が摂れなくなったら、そこで寿命が来たものとして自然死を待つのだが、日本では流動食や点滴を始めて延命してしまう。それだから尊厳死みたいな意見も出てくるんだよな。だが、厚労省はそれを放置している』
「国民の不安を煽る材料があれば、自分の意見を通りやすくなるって下心があるんですかねぇ」
『あるんだろ。だが、そういう部分が岩戸が取り払われたことで可視化されつつある。その時に連中がどんな言い訳をするか、それも見ものだよな』
「岩戸が消えた影響。たしかに出てきてますね」
ということで、話題が終わったと言いつつも、そのあともダラダラダラダラと……。
ホント、取り留めがなくなってしまうので、ここで強制終了である。
また次が出るまでの間に、どれほど世の中が変わっていることだろうか。
それでは──




