表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
『拳闘士』闘う猫の物語  作者: みたらし
5/9

第5話


みたらしが山賊連中をしょっぴいて、集落に向かって歩いてる最中に山賊はやっと目を覚ました


「…………ん…?……んん?」

「……………………んあ…?」

「……………むにゃむにゃ…」

「………………………………」

「…………やっと起きたか…」


山賊は5人組グループで活動していた。そのうちの1人は未だに気絶して寝ているが、2人はやっと気がついて目を覚ました

最後に喋った男がこの山賊連中のリーダーである。牛魔族からみたらしへ、身柄を手渡された時点では気絶していたが、2人が目を覚ます少し前に気がついていて起きてはいた

ただ1人無口な男だけは、牛魔族からみたらしへ身柄を手渡された時から実はずっと起きてはいたのだが、男は一言も発する事もなく成すがままにみたらしに引きずられていた……


「にゃ…?やっと起きたかにゃ…?」

みたらしは山賊達の声で山賊が起きた事に気がついて足を止めて山賊達へ振り向く


「こ…ここはどこだよっ!?」

山賊の1人がみたらしに問い詰める


「にゃ…?…にゅー……ここがどこかにゃんて、俺にわかるわけなのいにゃ!」

みたらしは少し考えるが、考えるのをやめて小さな胸を張ってわからないと潔く宣言した


「…んなっ!?」

これには山賊達3人は驚愕する。1人は未だ睡眠中、無口な男は視線だけみたらしに向ける

「じゃ…じゃあっ!ど、何処に向かってんだよっ!?」

山賊の1人は縛られながらみたらしに詰め寄る


「…にゅー……あっちの方にゃ!」

みたらしは少し悩んで、進んでる方向へ肉球を向ける


「あっち……?」

山賊達はみたらしの指す方向へ目を向ける

山賊達の視線の先は山賊達の見覚えのある場所だった………



説明しよう

読者の方は覚えているだろうか……みたらしは方向音痴であると。みたらしは方向音痴プラス猫であると

猫は気ままな性格なのである。蝶や鳥が飛んでいれば本能が疼くし、木などあれば爪とぎしたくなるし、毛づくろいしたりする

つまり、山賊達を連行に紆余曲折がみたらしにはあった。それはもうたくさん。牛魔族と別れたのは5時間前、そしてみたらしが今いる場所は………



山賊達の視線の先には、牛魔族からみたらしへ山賊達の身柄を渡された場所だった……


これには山賊達一同は驚いた。無口な男もわずかに目を見開いて驚いていた

何せ5時間もみたらしに無意味に引きずられていたのだ


「……えっ…と…?…ここって…?」

山賊の1人が再度みたらしに尋ねる


「にゅ?…だから、俺にはここがどこかにゃんて、わかるわけないのにゃ!」

再度みたらしは自信満々に小さな胸を張ってわからないと宣言する



これには山賊達、1人寝ている奴を除いてため息をついた……



ど、どうでしたでしょうか。。。

次話の更新は未定でありまする。気分が乗ったらすぐ更新するかもです。

炎の錬金術師の方は毎日更新してますのでそちらで予告するかと思います。


誤字やご指摘などあれば是非ともお願いします。。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ