表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
月色の砂漠 -ミフル-  作者: チク


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

11/19

洞窟へ訪問-3-


「エルフ? あぁ、少し前にもゲートの暴走にエルフの子が巻き込まれてたね」

 と、青年はケイの手をとる。

 ケイはどきどきした。


「邪神様、どこへ?」

 青年はむっとした表情を見せるが、こう答えた。


「今ならゲートが開いてる。閉まる前に送る」

――何を送るんだろう?

 ケイは疑問に思いながら、青年と一緒に歩く。



「いってら~……」

 女が青年に声を掛けたようだが、その声がぐにゃりとゆがんだ。


 視界が一変する。 

 それまで洞窟の中だったのが、何もない空間にケイと青年だけが歩いていた。


 実に不思議な心地だった。

 青年がどうやったのか、そこは道なのかよくわからない空間。

 光はないが、真っ暗闇というわけでもない。歩いているのが確かなのだが、ふわふわ浮いてるような不思議な感覚――


 着いた場所。

 そこは木々がたくさんあった。

 枝の隙間から落ちる木漏れ日がきらきら光っている。


 素晴らしい景色なのだが、ケイは不安になる。


――ここは?

 どう考えても、ここはケイの故郷のルウの地ではない。


「さ、着いたよ」

 と、青年がケイの手を離す。

 ケイは慌てて首を横に振り、とっさに青年の手をつかむ。


 青年は怪訝な顔をする。

「ここ、エルフの森だよ。きみの故郷じゃないの?」

 ケイはまた首を振る。


「早く言えよ」

 青年はため息をつく。

「結構、体力消費するってのに……」


 ケイは申し訳ない気持ちになった。


「戻るしかなさそうだね」

 青年はケイの手を引き、また元の空間へ引き返す。


 やはり、先ほどと同じ空間へ二人は足を踏み入れる。

 数歩、歩いた、その時だった――


「ジュピター、覚悟!」

 その声ははっきり聞こえた。


「お前は……っ!」

 青年はケイを抱き上げる。

 現れたのは、青年と同じ栗色の髪の女。

 女の行動は早かった。手のひらが閃光のように光ると、矢のようなものが飛んできた。


「こんな時にふざけんなよ!部外者がいるのがわかんねーのか!」

 


ジュピターの若い頃。今(?)よりも激しめの性格です。


ジュピターの出るエピソードは『機械仕掛けの魔法使い~僕と邪神様~ 』

まだ読んでない人はぜひ!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ