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目覚めて始まる異世界生活〜チートが無くても頑張って生きてみる件〜  作者: どこでもいる小市民
第一章〜チワ編〜
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魔道具屋へ

翌朝


目覚めると、そこには見知らぬ中学生ぐらいの女の子が腕に絡まって寝ていた。

少し小さいが柔らかい感触が腕を包む。


なんだこれ!どうゆう状況?

と考えて改めて顔を見る。

よくよく見たらチワだった。そういえばレベルアップで姿が変わるんだった。

一瞬びっくりしつつ、起こさぬようにベッドから降りて顔を洗い、今朝の飯の用意をする。

と言っても昨日の残りを温め直すだけだ。

ちょうど作り終えたところでチワが起きる。


「んー。あっ!おはようございますトキヤ様」


両手を上に伸ばしながらチワは挨拶をする。

そして、俺の顔を改めて見て顔を真っ赤にして下を向く。

俺も昨日のことがあったので少し恥ずかしいが向こうから蒸し返してこないならいいだろう。


チワは顔を洗って、俺の飯を食べるため椅子に座る。

そして、ヘアブラシを俺がかける。

俺が、大事なことなので二回言った。

今日の朝食は丸堅パンと昨日の残りの野菜のスープに昨日の残りの肉野菜炒めだ。


今日の目的はズバリ……魔法だ。

昨日武器屋のおっちゃんが言っていた話だと魔道具屋とやらに行けば良いらしい。

おそらく水晶とかで俺の魔法適正を測れるとかだろうな。

当然チワも見てもらう。


朝食を食べ終えた俺たちは服に着替えて魔道具屋に行く。

チワは服のサイズが変わったため、俺が新しいのを買いに行く。


魔道具屋は武器屋から徒歩10分程度のところにあり、店に入ると、そこには70ぐらいの白いひげを生やした如何にもな爺さんがいた。


「お爺さん。少し質問したいのですが?よろしいですか?」


老人だから丁寧に、こういうのは気難しいから機嫌を損ねると何も教えてくれない可能性がある。


「なにかようかな?」


「実は魔法適正があるのかを知りたいんですよ」


「魔法適正だって?そんなもの生まれた時に一緒に調べるのが普通なんだがな。値段も安いし、もし適正があれば生活が楽になるし、魔法騎士団にだって入れる可能性もあるのに」


「うちの親どうせないだろうからって、調べてくれなかったんですよ」


「そうか。かわいそうに。だがあまり期待はするなよ。普通はないのが当たり前なんだから。銀貨一枚だよ」


そんなことを言いながら水晶を出すお爺さん。

やっぱり水晶か。


「あっ、こっちのもお願いします」


「奴隷じゃないか。適性測ってもらってないのに買ったのかい。まぁいいがのう」


……なんだと!!!!!

あの奴隷商人そんなこと、全く言ってないじゃないか!

今度あったら文句の1つでも言おう。

でも普通は聞くのが常識なのかな?


「では水晶に触れてみい。適性があればその属性の色が光るぞい。たくさん光るほど適性の有無がわかる」


俺が手を水晶に置く。すると赤と青に光った。


俺の魔法属性は火と水らしい。

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