チワの職種
突然ですがすいません。
書き方間違えてました。間の取り方を今まで・・・としていましたが正しくは……だと知りました。
装備屋に着いた。
「おっ!一ヶ月ぶりくらいだな兄ちゃん。 久しぶり」
「そうだな。今日はこいつの装備を買いに来た」
チワを装備屋のおっちゃんに見せる。
「……奴隷……か?」
おっちゃんが聞いてくる。
「そうだが。何か問題でもあるのか?」
「……いやそういうわけじゃない。兄ちゃんが奴隷を使うとはな。いや、初めての時から1人だったし、態度からして人を信用していない感じだったから信用できるなら奴隷になるわな」
「そんなことはどうでもいい。とりあえず犬耳族のチワに合う武器とかがわからなくてな。おっちゃんならわかると思ったんだが……亜人は専門外か?」
「いや、最近の俺の店の客の半分は亜人の傭兵だ。任せろ俺がその子に一番合う武器を見繕ってやるよ」
ちなみに残りの半分は冒険者とこの国の騎士らしい。
「助かる。ありがとう」
「基本的に犬耳族には足が速く、嗅覚が優れているからな。嗅覚による索敵での狩人、もしくは弓兵か、素早い動きで翻弄できる暗殺者もオススメだな。その職種全部に合わせてオススメなマントもあるんだが」
「どんなものなんだ?」
「隠密性能が上がるマントだ。先制攻撃や奇襲に使いやすい。ただ、魔道具屋に売っているから輸入になるから、自分の足で行くことをお勧めするぜ」
「おい!そういうのあるならもっと速く言えよ。俺もそういうの欲しいぞ!そういうのがあるならなんかの効果を付与とかしてあるアクセサリーとかもありそうだな」
「あん時は金がなかっただろ?余裕があればオススメしたんだが、その後もずっと来なかったしな」
「ぐっ」
正論だ。
ちなみにアクセサリーはあるらしい。俺も余裕があれば買おうかな?
「そんじゃそっちの嬢ちゃん……チワちゃんだったな。今行った中で自分が好きな武器や職種、などはあるのか?」
「わ、私は……トキヤ様の役に立つならなんでもします。矛でも盾でもなんでもします」
「わかった。まずは兄ちゃんが近接戦ならチワちゃんは遠距離型の弓兵で弓を買おう。あとは短剣もだな。チワちゃんにはとりあえず実戦で戦ってみてからまたくるといい。あと一応矢を飛ばす練習だけはしておいたほうがいいぞ」銀貨八枚
「ところで兄ちゃんはマントを買うのかい?」
「いや、装備代で金に余裕がないからな。また余裕が出たらくると思う。ありがとう。矢が切れたらまた寄ると思う。そうだ!魔法について知ってること教えてくれないか?」
「ん?兄ちゃん何の魔法が使えんだ?」
「俺にもわからん」
「だったら魔道具屋に行け。そこでなら魔法の適正があるのかとかがわかる。ほとんどのやつはないがな。俺は武器屋だ。魔法のことはようわからん」
「そうかわかった。ありがとう」
魔道具屋か。
チワを強くしたら一度行って見るのもいいかもな。
「毎度あり。また来いよ。……後……兄ちゃん」
「何だ?」
「休めよ」
……休め?何のことだ?
「……あぁ。矢が切れたらまたくる」
そう返事を返した。
「じゃあチワ森に行くぞ。まずは猪みたいなでかくて真っ直ぐ進むだけの雑魚から倒す」
「はい!頑張ります」
「そうだその意気だぞ」
俺はチワの頭を撫でた。
チワは子供扱いが恥ずかしいのか頬を赤くしていた。
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銀貨十七枚銅貨九十三枚から
銀貨八枚引いて
銀貨九枚銅貨九十三枚
物価のインフレが激しい。何故だろう?




