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第三話〜記憶〜

アレスのキャラが壊れます(汗)


こんなのアレスじゃないよ〜(泣)







シーン……






二人の空気が凍った。




アレスは一言




「え?」




「はい?なんですか?」



「スマン、もう一回いうけど、

え?どういうことだ?」




「え?どういうことともうされましてもそのままの意味なのですが……なにか?」




アレスは表情は普通であったが、内心軽く混乱していた



(え?何この反応?え?え?俺が間違ってるのか?家族とか恋人が殺された――とか勝手に予想してたのに、斜め上をいく答えが出てきたし、予想とは絣もしない。

いや、普通に考えたら俺が悪いのは解るよ。

でもあれだけ伸ばしといて、7、8年前の記憶がないってそれだけかよっ!?

俺なんかそれぐらい前の記憶だったら完璧に思い出せないよっ!?つーかそれそんなに重要なのか?あぁ!もう訳わかんねー!)


若干キャラが壊れつつも、物凄く混乱していた。



それでも何とか続きを聞こうとしたが、「まあ、記憶が無くても平気っちゃ平気なんですけどね……(笑)」



それを聞いた途端物凄い速さで



「じゃあ、探さなくてもいいじゃんかよっ!!!」



とついに壊れてしまった。


「何だよそれ!?何なんだよそれ!?別に7、8年前の記憶だったら別に無くても大丈夫だろ!?本当に、捜す必要あんのか、それ!?」


「え……?えっと…あの……?」



「大体(笑)ってなんだよ!?そんなんだったら捜す必要マジで無いだろ!?

違うか?俺何か間違ったこといってるか?」



「はあ……?えと……アレス…さん?」



「ああ〜スマン、コイツパニクったらキャラ壊れるんだよ。

だから少し待ってくれないか?」



「え……ええ…構いませんけど……」



「待て、ダルク!!まだコイツには言いたい事が沢山言あるん――」



「まあ、いいからいいから。

取り敢えずこっち来て落ち着け、な?」





青年たち移動中――





「んんっ!すまない、少し取り乱してしまった。」



「少しってとこかよ?思いっきり動揺してたじゃん?」

「五月蝿い。黙れ。隅っこでいじけてろ。」



「はいはい。わかりましたよ。

スマンな、マルクさん。話の続きをどうぞ」



「えっと…あ…はい……分かりました。あ、後自分の事はマルクで結構ですよ。」



「応、わかったよ。マルク。そんじゃ話の続き頼むわ。」



「はい。えと、どこまではなしましたっけ?」



ズルッ(転ぶ音)



「ああ(汗)、確か記憶の話をして別に平気とかいってたな。」



「ああ、その辺でしたね。お二方には自分の職業をまだ言ってませんでしたね。」



「そう言えば聞いてないな。一体何なんだ?」



「はい。自分は譜学術師です。」


「譜学術師?とは一体どういったものなんだ?」


「言うなれば、魔法使いの延長線の職業で、術式が倍以上難しいんですよ。」



「ふーん、アレス?どうしたんだ?」



「お前、解らないのか?!

魔法は譜学から派生したものなんだぞ!!それを使いこなす彼は凄いことなんだぞ!?」


「そうなのか?」



「ああ、魔法と呼ばれる前の呼称は知っているよな?」



「いくら何でもそれぐらい知ってるぜ。楽譜だろ?」



「…………譜学だ。」



「そ、そうそう。譜学だろ、そ、それぐらい、し、知ってるよ。」



「……もういい、お前に聞いた俺が阿呆だった……」



「そ、そんなこと無いだろ!?知らない奴だってきっといる――「もういい、話を進めるぞ」――はい。そうっすね…(泣)」


「魔法使いと言うのは、譜学を簡単にして、誰でも使えるようにした代物だ。

しかし、譜学とは人の手を一切つけず、詠唱も長い。さらには魔法以上の術式を理解し、並大抵の努力や勉強では身に付かないらしい。

好き好んで使う奴はよっぽどの変人か自分の力に確固たる自信がある奴。

何らかの理由で魔法を使うのを嫌う奴しか使わん……と聞いたことがあるのだが、マルク、貴様はどれだ?」




「自分はどの部類に入るのでしょうか?恐らく変人にはいるのかな?記憶無いですし……」



「いや、解らんがな。」



「まあ、それは追々追求するとして、先程言ったとおり、自分は譜学術師です。といっても詠唱なんて覚えていませんけどね。」



「それはありえんだろ。魔法も譜学も詠唱無くしては使えんぞ……いや、まさか……詠唱破棄が使えるのか!?」



「いいえ、使えませんよ。自分は媒体を使います。」



「媒体…?そんなものが存在するのか?」



「それは自分が持つこの魔術書です。いえ、正確には譜学書ですけどね。正式名称はわかりませんがこの本の名前は

"ヴィンディールの譜学書"と呼んでいます。」



「譜学書だと?魔術書のようなものなのか?それに呼んでいるとは一体……?」



「まあ、同じようなものと思っていて下さい。書かれている文字は恐らく古代文字ですから断定は出来ませんけど……」



「少し待て!今あっさりと大変な事を言わなかったか?つーかもう驚く事に疲れた。」



「……?話を続けますよ?呼ばれていると言うのは、著作者が複数いて、この"ヴィンディール"というのが一番多いのです。

そして一番謎なのがこの文字、"自分しかよめない"ということなのです。」

今回で彼の謎が見え隠れします。



やはりダルクは馬鹿です(笑)

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