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第一話〜出会いと依頼〜

取り敢えず第一話です。

北部大陸の一番端アルトーという国の冒険者ギルドに二人の男がいた。


一人はアレス・エクステルといい、つり目で、明らかに怒っている。


もう一人はダルク・ライウムという名で、大男な風体なのに、縮こまり怒られていた。


「このバカ!誰が報奨金の全てを貴様に一任すると言ったんだ!私は貴様に預けると言ったはずだ!」


「だから悪かったって〜ぱくぱく…この通りさ〜もぐもぐ…」


お分かりかもしれないが一方は怒り、もう一方は食べながら謝る。その結果…

「……殺す」

となるわけで、

「戦略的撤退!!」


「待て!ゴラァ!」


といつも通りの追いかけっこという展開になってしまうのだ。周りの人達は「ああ…またか…」と思い、挙げ句の果てにどっちが勝つのかをかける始末。


彼らの母がでるまで続くのだった。その後、母親同士による醜い息子自慢の抗争に巻き込まれ、ボロ雑巾の様になることは知る由も無いのだろう。


次の日、二人はいつものように冒険者ギルドに行き、依頼を物色し始めた。

運悪くその日は依頼が少なく、数枚位しかなく諦めようとしていた時、ある一枚の依頼書が目に止まった。

その依頼はいつもの短期の物とは違い、


"帝都まで護衛してくれる人を募集"


というものだった。 二人はその依頼が気になり、受領してしまったのだ。

詳しい内容は合流してから話すといわれ、気にはなったが、取り敢えず準備をして東門前に向かうこととした。

集合の時間まで後四時間程であった。


待ち合わせの時間となり、二人は東門前に向かうと紅髪で藍色の瞳を持った青年がいた。

青年はこちらに気がつくと駆け足で二人の元によって来ると、息を整えて発した。

「すいません、失礼ですがもしかしてあなた方が帝都まで護衛してくれる方ですか?」

二人は少し動揺したが、すぐに

「ああ、そうだ。俺達があんたの依頼を受ける者だ。俺の名はダルク、こっちの目つきの悪いほうがアレスっつーんだ。よろしくな。んで、あんたの名前は?」


「ああ、これは失礼しました。自分の名はマルク、マルク・ウェストールと申します。以後お見知りおきを。」

主人公登場!!といっても一番最後、少しだけです。次回は主人公とアレス、ダルクの紹介です。

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