番外編 キリュウが恋人⑫純粋な初恋
ある日、フローナが言った。
フローナ「キリュウ君、あの・・・浮気しないでね?」
心配そうにキリュウを見上げる。
メリサ「キリュウ君は浮気しないだろう」
キリュウ「・・・」
その沈黙に、シェルがすかさずツッコむ。
シェル「何黙ってんだよキリュウ。ちゃんと答えてやれよ、フローナが不安がるだろ」
キリュウ「いや、その前に一つ聞きたいんだが」
シェル「なんだ?」
キリュウ「なぁ、浮気ってなんだ?」
その瞬間、
ぽん、とシェルがキリュウの肩に手を置いた。
シェル「いいんだ・・・キリュウはそのままでいてくれ」
キリュウ「だから何だってんだよ!意味が分かんねぇよ」
レンがスッと人差し指でメガネを整える。
レン「浮気というのはですね」
シェル「やめろレン!キリュウには純粋なままでいて欲しいんだ!!」
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キリュウ「つまり、彼女がいるのに他の女とも関係を持つってことだな?」
シェル「まあ、そういうこと」
キリュウ「アホらし」
キリュウが盛大にため息を吐く。
シェル「まあ、お前がするとは俺も思ってねーよ。
なんせフローナにベタ惚れだもんな!」
キリュウ「?そうだけど?」
臆面もなくキリュウが告げる。
シェル「おま・・・よく恥ずかしげもなく答えられるな・・・!」
キリュウ「付き合ってんだから惚れてんのは当たり前だろ?」
(曇りなき眼)
メリサ「キリュウ君ってひょっとして・・・フローナちゃんが初恋だったりして〜?」
フローナ「えー、まさか〜、そんなわけないじゃないですかメリサさん〜」
キリュウ「うん?そうだけど?」
フローナ「え!?(キュン・・・)」
シェル「やめたげて!フローナのライフはもうゼロよ!!」
フローナ「(ふるふる)」
フローナは心の中で大歓喜が巻き起こっている。
キリュウは何が起きているか今ひとつ分かっていないが、
それがまた追い打ちをかけるようにフローナの胸を撃ち抜いていた。




